どうしてダメなの?(手牌を伏せて打つ行為)

こんにちは。

クリスマス以来のnoteです。書きたいことやネタはたくさんあるんですが、なかなか優先順位が高くないので今のところ更新頻度はこんなもんです。天鳳の4人打が七段になったらもう少し更新頻度は上がるような気がします。しかし、かなり躓いていますね。


さてさて、麻雀のマナーやルールは、フリー雀荘や競技団体はじめ千差万別。統一されそうな機運もなく、そこが麻雀が囲碁や将棋とは同様に語られにくい部分でもあろうかと考えています。いつかルールが統一されることを願います。

まずは、フリー雀荘と競技団体のルールの違いから。

フリー雀荘は営利目的で成り立っているため、重要になるのは速度感。スピーディーな進行になるように決められています。また不特定多数のお客様が同卓しますのでトラブルが起きないように配慮しています。競技団体は、速度感より正確性、公平性を求められます。そこで鳴きの手順が異なるってところはみなさんよくご存じだろうと思いますので割愛します。

フリー雀荘のルール、マナーで「手牌は伏せないでください」というものがあります。ではどうしてダメなの?そこを説明させていただきます。

(A)ゲーム進行中に手牌を伏せて打つ行為
もう手変わりがないような印象を同卓者に与えます。つまりテンパイのサイン!しかし、これを逆手に取ってノーテンでも手牌を伏せた場合、それにより他家が下りたり回したりすることがありえます。これは昭和の一時期は使われた戦術(三味線行為)ですが、正直トラブルの種です。フリー雀荘では、トラブル裁定に時間がかかって営業上損失がでることはご法度です。ですから、この行為はNGです。

(B)リーチ時に手牌を伏せて打つ行為
年配のお客様だと「テンパイしてるんだから、伏せてもいいだろう!」と強弁されることがあります。これは2点において不具合があります。
①テンパイを再度確認したり、カン材を確認したりで手牌を再度立てることがあり、時間のロスとなります。やはり、すぐに視認できる状態に勝るものはありません。
②アガリや流局時に手牌を立てる際に崩してしまうことがあり、これまた時間のロスとなります。しかもこれを悪用すると、ノーテンリーチやフリテンリーチをかけて手牌を崩して、必要な牌を拾ってきてアガリやテンパイを宣言することができます。これは明らかにイカサマ行為であり許されません。諸々を考慮してNGが相当です。

(C)裸単騎の時に牌を伏せる行為
「何を固いことばっかり言ってるの!裸単騎の時くらいはいいでしょ!」っていうお客様の声はあります。また裸単騎の時に限り伏せ牌を認めるフリー雀荘も存在します。お客様の声に配慮することも営利を目的にする以上は必要ですからここでは否定はしません。ただ、こういった事例を目の当たりにしたことがあります。
①他家AさんがBさんの伏せ牌と牌ヤマが近かったために混同し、その裸単騎の牌をツモり、そしてアガリを宣言。これは同卓者全員で大笑いになるときは良いのですが、そうじゃないときはなかなか裁定が難しい。だから止めてください!!!!!
②他家AさんがBさんの伏せ牌と牌ヤマが近かったために混同し、その裸単騎の牌をツモりそのままゲーム進行。流局したらBさんは手牌が1枚もない!!それはマジック!?ということがありました。Bさんは途中で手牌がないことに気づき(そりゃ気づきますよね!)、左手を卓の上に出し、右手でツモるたびに大げさな動作で切ってました。牌を入れ替えているように見せたりもしてますが、もちろん全てツモ切りですけどね^^


ご理解いただけましたでしょうか?
こんな小さな部分に光を当てましたが、これはフリー雀荘が長きに渡り営業してきたなかでのノウハウの蓄積なんです。意外に深いんです。

では、またお会いしましょう~

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