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盲牌はほどほどに

今はリアルの麻雀する人も減ってますね。でもリアルで気の合う仲間と麻雀するのは、本当に楽しいもんです。麻雀を覚えてリアルで打ち出すと「盲牌」ってしたくなる人が多いと思います。あれって中二病的な心をくすぐるんですよね。出来たらなんかカッコいい気がして。でも完璧じゃない盲牌って、やっぱり損ばかりです。なので、今回は盲牌ミスで損をしたそんなお話です。


[地和]

大阪の北浜にあった麻雀大学という4人打のフリーで打っていた時の話。まだ大学生で22歳くらいだったかなぁ。その日は快調で5戦くらいで3トップ。そして次の半荘も順調に点棒を掻き集めるていたら、こんな配牌。

45789m11888北北北

3.6m待ちの地和チャンス。今の勢いならツモるよねって思いながらヤマに手を伸ばす。指先にゴツゴツとした感触。ツモはマンズ。卓の縁にツモった牌をつけると、そこには似ているが違うヤツ2mがいた。発声する前だったからアガリ放棄となった。


[国士無双]

まだ浪人生の頃だったかなぁ。梅田の茶屋町っていう小さな貸卓の店で、いつものようにサンマを打っていた。この頃あたりは、心身共に充実していた。注力していたのら決して勉強ではなくて麻雀だったが。配牌をもらって簡単な理牌をしたり、それさえもしなかったりだった。自分の手牌はサラッと見たらほぼ覚えていて、その後はあまり見ない。目は卓上のサイコロボックスあたりをボーっと見る。すると、他家の手出し、ツモ切り、ツモった時や切る時のリアクションの違和感を感じられる。そんなふうに打っていた。
ある日、まだ中盤くらいだったが、下家が切った中に「ロン」と発声した。下家はやられた!という表情になった。僕は理牌せずに手牌を倒した。
9m南東1s9p發北・・・
そこには、あるはずのないものがあった。6sだ!!
32000点と役満祝儀を手に入れる代わりに、ハネ満のチョンボ料と恥ずかしさを手に入れた。その恥ずかしさは正しく役満級だった。


盲牌で、こんな手痛いミスをしているのにまだやってしまう。

「三つ子の魂百まで」

一度染み付いた癖はなかなか治らない。皆さんも、盲牌はほどほどに。


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