アンジュルムと人生〜竹内朱莉さん卒業直前と直後の私の想い〜

竹内朱莉さんご卒業おめでとうございます。
6月21日の朝に想った事と、6月22日の朝に想った事を綴りここに残しておく事で、私なりの義を果たさせていただきます。


◯開演前の想い


私は妻の影響でハロープロジェクトに出会い、和田彩花さんに惹かれてアンジュルムのみんなを好きになったと記憶しています。その後、竹内朱莉さんがアンジュルムのリーダーを続けてきた4年間、私はずっとアンジュルムが好きでした。というより、その4年間でどんどん好きになっていきました。

・初めてのアンジュルム

関東からは少し遠くに住んでいて、お金もあまりないので、しょっちゅうライブに行けるような状況ではありませんでした。やっと行ったライブは竹内さんリーダー体制になって間もない2019年の冬、妻と二人で旅行も兼ねた物でした。そのライブは今までの私の人生には無い楽しさがありました。大好きな人に教えてもらった大好きな音楽を歌う大好きな人達を見に行く、という私にとっては不思議な体験でした。あの感覚は私の脳裏にまだこびりついています。

慣れない環境で少しソワソワしながら入場、会場はライブハウスオルスタでパンパンに人が入っていました。とりあえず人をかき分けながら真ん中の少し前に陣取ります。所作や作法も分からないままボーッと待っていると、突然私の周りでファン達の声が響きます。可笑しくも愛おしくもあるその空間は、聞き馴染みのない言葉ばかりだけれど、だからこそライブに来たんだ!という高揚感の手助けをしてくれました。ありがとう皆さん(お前のためではない)

……

いざライブが始まります。アンジュルムのメンバーは目の前にいるはずなのに目の前にいない感覚でした。彼女達がすごすぎて幻想的過ぎて現実じゃないと脳が錯覚してる状態でした。
彼女達の魅力に圧倒されまいと、ファンの皆さんは曲のリズムに合わせて統率の取れたタイミングで声を出します。私もその一員に加わろうと、タイミングを合わせようと、必死に耳を傾けて声を出そうとするが難しすぎて途中で諦めます。しばらくなんとなくで手を振りながらボーッとライブを眺めていました。自分だけ宙に浮いたようなフワフワした感覚でした。


帰りにお見送り会兼握手会があり気持ちも言葉も何にも用意してない私はメンバー全員に「ありがとうございました!」としか言えずに終わりました…
※佐々木莉佳子さんグッズのTシャツを着ていったら指を刺して「わぁーありがとう」と言って頂けたのにちょっと大きめの声で「ありがとうございました!」としか返すことができませんでした。マジ語彙力消失してた

その後「手が洗えないな」とか言いながら、夕飯を食べながら妻と感想を語り合ったこと。全部新鮮な感覚で、隣で見守ってくれる先輩オタクのおかげで、新米オタクの私にとってそれはかけがえのない1日でした。


・支えられたコロナ禍


妻が妻がと言っていますが、その後2020年に入ってすぐ私達は夫婦になりました。しかし、ご存知の通り世の中はコロナ禍に突入します。結婚式をすることですら後ろ指を刺されるようなご時世でした。私が、私の人生の経験の中で大好きだったはずの事の数々が、急に社会に否定されてつまみ出されたような、そんな気分でした。多分自分一人だったら、もっと何かを攻撃したり怯えたりしながら、悲劇のヒロインでも気取っていたと思います。でも妻がいたから、この制限がある期間に、色々と意見を交わせたからこそ、私は本当の意味での優しさを理解できたと思っています(体得は、まだまだできていません…)

そんなヤキモキした世の中で、アンジュルムやハロープロジェクトの皆さんは、歌う事を、踊る事を、笑顔でい続ける事を、忘れませんでした。あの日見たライブの景色とは全然違う厳しい制約がある中、その中で出来る最大限の音楽と表現を私に届けてくれました。その音楽に向き合う姿勢に何度救われたことか。アンジュルムが、いつも真摯に、楽しげに、熱く、それでいてほんのちょっとだけ噛みつきながらも、生きて音楽を続けていてくれたこと。それは私が、私自身や妻を愛し人に優しく生きる為に、必要なことでした。アンジュルムを画面越しにでも見れることで私も、私の人生を、私が人生で愛している物を、信じることをやめずにいられました。


アンジュルムは和田彩花さんが卒業しても、竹内朱莉さんが卒業しても、この先誰が卒業しても、私の人生の中に宿り続けます。たとえいつかアンジュルムというグループの活動が無くなったとしても(勿論そんな事を願っているわけではありませんが)私の脳みその中では絶えず私の人生に炎を灯してくれる存在になる事でしょう。


ありがとう竹内朱莉さん
ありがとうアンジュルム
ありがとうハロープロジェクト
ありがとう妻
おかげで楽しく生きてこられました。
今日一日よろしくね。
そして明日からもよろしくね。


◯開演後の想い

竹内朱莉さんの卒業ライブが本当に終わってしまいました。私は妻と二人で横浜アリーナで、見届ける事ができました。
細かく分解したら色んな感想はあるのだけど、それはあくまで一部分でしかなくて。それ以上にBIGLOVEでございました。ん?なんだ?なんかうまくまとまらないなぁ…

竹内朱莉さんは私が気づいた時にはもうとても大きい存在で、なのにすごく身近にいてくれるような存在でした。和田彩花さんの後のリーダーという重圧を跳ね返してゆく生き様を私はただ傍観しておりました。なので、なんというかすごく遠い存在だったのです。崇拝するというか尊敬の「念」を送る存在というか。
でもそんな竹内さんが、アイドルにさせてくれてありがとうという旨の言葉を観客に投げておりました。今思い返してハッとしました。彼女は紛れもなく一人の女性であり、沢山の苦楽を乗り越えて、アンジュルムの妹達を引っ張ってきたからこそ、あの横浜アリーナの舞台でこんなにキラキラの笑顔でいたんだなと。開演前の想いにも綴ったようにアンジュルムに対しては「実在しているのに実在していない物」のような想いがあったのですが、昨日私の席から見る竹内朱莉さんは確かに目の前に実在していました。一人の人間竹内朱莉の生き様が、確かにそこに集約されていました。


改めまして、竹内朱莉さんご卒業おめでとうございます。新リーダー上國料萌衣さんが率いるアンジュルムを、竹内朱莉さんが率いていたアンジュルムを、和田彩花さんが率いていたアンジュルムを、私はこれからも応援し続けます。それが例え現地に足を運んだり何かを購入するような形にはならなかったとしても。私はずっとアンジュルムを応援しています。そして竹内朱莉さんの卒業後のご活躍も楽しみにお待ちしております。竹内朱莉さんのソロでの活動も勿論ずっと応援しています。





以上です。いつか自分が人生に迷ったらここに集合できるよう、このプラットフォームに想いを置かせて頂きました。
ありがとうございました某田中でした



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