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【シティリーグS5準優勝】アルセウスインテレオン

先日行われたシティリーグにおいて幸運にも準優勝という成績を残せたのでアルセウスインテレオンのことを少しでも知りたい、使いたいという方のため簡単にですが記事に残しておこうと思います。

投げ銭形式なので全文無料で読めます。

1. デッキレシピ

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当日使用したリストです。

広く知れ渡っているリストと55枚くらいは同じだろうと思いますので詳細な解説は省きますが数枚こだわりがあるカードも入れてあるのでそこをピックアップして解説していきたいと思います。

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1枚目はふつうのつりざおです。

基本的には連撃ウーラオス戦やミノマダム戦でマナフィやノコッチを繰り返し利用する時に使いますが、その他にもアルセウスVSTARがサイド落ちしている時にはトラッシュに行ったアルセウスVSTARや裏工作ラインをさっさと山に返して再利用するという使い方も度々行います。

またダブルターボエネルギーを極力貼りたくない相手(ジュラルドンVMAXやこだわりベルトを貼ってもワンパン圏内から外れてしまうHP220以上のVポケモン)にはトリニティノヴァで水エネルギーを加速することでテンポを落とさず立ち回ることが出来るため山に水エネルギーが充分あることが大切になります。その点でもふつうのつりざおは重要な役割であると言えます。

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2枚目はツールスクラッパーです。

入賞リストなどを追っていると以前に比べて採用率が落ちているように思えるカードですが個人的にアルセウスインテレオンではかなり重要なカードであると考えています。

ツールスクラッパーでトラッシュしたいカードは主にこだわりベルト、タフネスマントです。

前者はダイケンキVSTARやミュウVMAX、はくばバドレックスVMAXに貼られたものをトラッシュすることが多いです。アルセウスインテレオンというデッキは相手のVSTARやVMAXをワンパンすることは出来ないデッキであるためこだわりベルトを付けたVSTARやVMAXに複数回動かれてしまうとそれだけこちらが一方的にワンパンされるチャンスを与えてしまうこととなります。特に前述したダイケンキVSTARやミュウVMAX、はくばバドレックスVMAXはこだわりベルトを付けることによって比較的アルセウスVSTARの280(310)というHPラインを突破しやすいデッキタイプであるためこだわりベルトを貼られた直後にツールスクラッパーを使用しアルセウスVSTARがワンパンされない状況にすることで勝利が近づいてきます。

次にタフネスマントについて、これは直近の大会で多く結果を残していたミルタンクに採用されているタフネスマントがターゲットです。ミルタンクはタフネスマントを貼ることでHPが160となり、これは裏工作インテレオンでワンパン出来ないHPラインであるため殴り合いをした時に多少不安が生じます。そこでツールスクラッパーを貼って相手の盤面からタフネスマントを少しでも無くすことで殴り合いを有利にする目的があります。

ミルタンクを軸としたデッキであればタフネスマントが3枚以上採用されていることもありますが裏工作インテレオンのアクアバレットはベンチにも20ダメージのせることが可能な技なのでタフネスマントが貼られたミルタンクに複数回乗せておくことでワンパン圏内に押し込むことも可能なのでそれも込みで他のデッキに比べるとミルタンクには厚めに対策が取れていると考えています。

2. キツい対面

環境デッキ各対面全てに立ち回りを書くのは手間なので個人的にしんどいと思っているデッキに絞って意識していることなどを記していこうと思います。

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まず連撃ウーラオスです。

ノコッチとマナフィで二重に対策しているとは言えそもそもどちらかでもサイド落ちすれば盤面をグチャグチャにされ、サイド落ちしていなくともキャンセルコロンからのボスでマナフィを呼ばれてからのキョダイレンゲキでノコッチ諸共取られたりとこちら視点ではキツい要素が目立つ対面です。

意識しておくべきことと言えばノコッチやマナフィを出す際にお守りをちゃんと貼っておいてヨガループのカモにされないようにする、適切なタイミングでそれらに回収ネットを使う、相手のトラッシュのボスの枚数を確認しておく(純正では特にボスを1枚まで絞っていることも多い)、加えて基本ではありますがノコッチ、マナフィ、回収ネット、つりざお、チェレンあたりのサイド落ちは確認しておくなどです。

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次にジュラルドンVMAXです。

最近ではアルセウスと組んだデッキがメジャーでしょうか。アルセウスインテレオンはどうしても1体目のアルセウスVSTARにダブルターボエネルギーを貼ってから殴りに行くことが多いためそのアルセウスVSTARがジュラルドンVMAXに攻撃を通せなくなりどうしても立ち回りが窮屈になりやすいです。しかしアルセウスジュラルドンというデッキは序盤に出せる火力はせいぜいアルセウスVをワンパンできる程度であり終盤カリンの信念を使用してもお守りアルセウスVSTARのHP310をワンパンすることはかなり難しい(ベルトの採用率はそれほど高くなく、ベルト無しだとこちらがサイドを5枚取っていないとダメ)のでじっくり水エネルギーのみのアルセウスVSTARを育成する、チェレンを手帳で使い回す、雪道を軽率にトラッシュしない、などが意識しておくべきポイントでしょうか。

また雪道が貼ってあればやまびこホーンで鋼ジュラルドンVを呼び出しベルト付きトリニティノヴァ230ダメージで突破するということも可能なので覚えておくと少し楽になります。

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さらに雪道インテレオン。

基本的にこのデッキに対して有効な手段は

・キョダイレンゲキやダイジンライなどでベンチのシステムポケモンをグチャグチャにする(連撃ウーラオス、サンダースなど)

・そもそもモミを使わせないよう320以上のダメージを出してワンパンする(連撃テンタクル、ミュウなど)

なのですが残念ながらアルセウスインテレオンはどちらも難しいデッキです。さらに相手にモミを使わせないための手札干渉カードもそこまで多く入れている訳では無いことが勝つことを難しくしている要因です。

これらを踏まえた上でアルセウスインテレオン側が取るべき方法は地道に裏のシステムポケモンをボスで狩った上で終盤マリィやツツジを駆使してモミを打たれないターンが出来るのをお祈りすることだと思われます。幸い相手も遂行速度が速いデッキではなく多少躓いても誤魔化しが効くため焦らずプレイすることが他のデッキ以上に肝要になってきます。

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最後にハピナスミルタンクです。

正直練習していないので机上論でしかないのですがかなり苦しい対面であることが予想されます。

タフネスマントが多投されている上に回復カードも充実しているため相手との殴り合いで不利をとりやすい、お互い耐久寄りのデッキタイプであるためシティリーグやCLでは時間が厳しい、などそもそもあまり戦いたいタイプではありません。

明確な対策があれば教えていただけると幸いです。

3. 採用を検討したカード

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ここら辺は無くてもどうにかなったので今回は見送りました。

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ピン刺しのカード達。

正直枠があればどれも2枚は採用したいのですが本当に枠がなかったため1枚での採用としました。

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これも枠があれば4枚でも入れたいカード。

そもそも私が大会に参加した時点ではジュラルドンが一定数いると予想しており、キャプチャーエネルギーを増やすとなるとそれに伴い基本水エネルギーを減らさざるを得ないのでバランスを取って2枚での採用としました。1ターン目にアルセウス手張り出来ないとしんどいですがスターバースや裏工作、メロンなどで誤魔化しは効くことが多いので割り切りました。

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回収ネット以外で入れ替え札になりうるカード。

連撃ウーラオスの動きをより助けてしまうカードでありトレーニングコートが使える方が嬉しい場面が多かったため不採用としました。

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練習段階の途中まで入れていたカードです。

特に雪道ツツジとセットで使うことでミュウVMAXなどに対して強力でしたが雪道、ツツジ、うねりの扇をセットで使うハードルがそれなりに高いこと、基本エネルギーの多いはくばバドレックスなど相手には他のカードと比べて腐りやすいこと、そもそもミュウに対しては極端に不利では無いと考えていたことなどが理由で抜けていきました。環境次第では入りうるカードだと考えています。

4. 最後に

アルセウスインテレオンというデッキは比較的安定感の高いデッキでありながら主役であるアルセウスVSTARのカードパワーも高いことが魅力であり、環境が激変しない限りこれからも一定の活躍が見込めるデッキであると考えています。

是非このnoteや他の方のnoteを参考にしてアルセウスインテレオンというデッキを触ってみてください。

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