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新卒1年目のモヤモヤを振り返る

私、窪之内誠はこの4月で社会人になって23年目に突入します。気づけば人生の半分以上仕事をしていたことになります。

18年間お世話になった会社を退職し、環境大善に入った訳ですが、新社会人になりたての頃は色々とあったなーと。
結構モヤモヤしてました。
でも、その経験が今の会社経営や、チーム運営に非常に役に立っているで、備忘録的に書いておこうと思います。


23年前を振り返る

大学卒業後、私は地元北見市の事務機器会社に入社しました。
同期は5人。
そのうち私を含めて4人は現在までに都合で退職していますが、残る1人は今も元気に頑張っています。弊社にも機器のメンテナンスできてくれて、たまに顔をあわせると昔話に花が咲きます。


研修開始


1998年3月、事前研修の為初出社しました。
営業職での採用でしたが、研修期間中は倉庫管理と商品の納品の手伝いを主にしていました。

事務機器商社というのはとにかく扱い商品の多い業種で、鉛筆1本から始まり、当時普及し始めたパソコン機器、コピー機、学校の体育館のバスケットゴールに至るまで、基本「人と薬」以外はなんでも販売できるような会社でした。
倉庫で商品の品出しや、納品、配達の手伝いをしながら、扱い商品を覚えていく。
そんな期間が数ヶ月続きました。


納品作業がチームビルディングのアクティビティに

最初の1ヶ月のメインの仕事は、環境大善でもお世話になっている北見工業大学さんの新棟に関連する備品をひたすら納品するという仕事でした(こう振り返ると、その時から北見工大とのつながりがあったんだなー)

私は元々人と話すのが好きで、尚且つ、Windowsが登場し、オフィスのOA化が一気に進むだろうと思いこの会社に入社した訳ですが、いきなり出鼻を挫かれました。

「なんで備品ばかり組み立てて納品しているんだろう(学食は美味しいけど)」

と、やりたい仕事と実際の業務が乖離していて、肉体労働みたいな感じだったのでなかなかに辛かったのを覚えています。

しかしながら、納品が完了し、引き渡しが終わる頃には上司や先輩、同期入社の人達ともすっかり仲良くなり、打ち上げで北見名物焼肉を食べたことを思い出します(打ち上げ=焼肉は環境大善も定番)

この研修期間で

1 当たり前のことだが、仕事のルールをいち早く覚えること。

2 自分はこの仕事でどの強みを発揮できるか?また、一緒に仕事をしている人たちは何に強みがあるのかを分析し、すり合わせすること

3 皆で同じアクティビティ(この場合は納品作業)をやることで、コミュニケーションの量が増え、価値観や、考え方のすり合わせが早く進むこと

を学べたとこはのちのキャリアで非常に役にたったと思います。

2と3の項目に書かれている

「擦り合わせ」

「コミュニケーション」

「価値観」

これは環境大善でも非常に大事にしている指標で、新社会人の皆さんや、新入学、新たな環境に飛び込む方に、是非知っておいていただきたいキーワードです。


チームの成長法則

上記で書いた

「擦り合わせ」

「コミュニケーション」

「価値観」

を特に意識するようになったのは、楽天大学の学長 仲山進也さん(がくちょ)と長尾彰さん(アキラ)が主催するチームビルディングプログラム(通称NNTBP)に参加したことがきっかけです。


この中で学んだ「チームの成長ステージ」を意識することで、今チームがどの状態にあるのか?を客観的にみることができるようになり、チーム・個人のパフォーマンスが上がるようになりました。


チームの成長ステージとは

チームの成長ステージには

フォーミング(同調期)→ストーミング(混沌期)→ノーミング(調和期)→トランスフォーミング(変態期)

の4つの段階があります。
4月に新たな環境に進む方は漏れなくフォーミング(同調期)からスタートする訳です。


フォーミング(同調期)とは?

4月から新しい環境に身を置かれる方は、元々あるチームに合流する訳ですから、お互いに何者かもわからなく、不安や緊張がみられるはずです。
そして、やる気はみなぎっているが、やり方がわからず、既存スタッフへの依存度も高くなり、言いたいことがあっても空気を読んで様子見の状況が続きます。

これをフォーミング(同調期)と言います。

この段階では

心理的安全性を高められるか?

が非常に重要です。


心理的安全性とは

ここ最近よく耳にする心理的安全性という言葉。
これについてもチームビルディングプログラムで学びました。

・弱み(凹)を晒した人が非難・攻撃・嘲笑などをされない場であると共有されていること。

その為には

・「ここまで言っても大丈夫かな?」という、相互理解のカベを越え、「この人たちならここまで言っても大丈夫だ」と思えるようになるための「コミュニケーションの量の増大」がカギ。

・価値観の共有

・弱み(凹)をさらす


など、日々「心理的安全性」の向上やメンテナンスをしていくことが重要だと教えていただきました(がくちょ、アキラ、ありがとう!!)



コミュニケーションの量を増やす


私が前職の入社時に、たまたまあった大型の納品作業(アクティビティ)を皆でやることにより、自然とコミュニケーションの量が増えてお互いの強みや価値観の共有・理解が進み、後半になればなるほど納品のスピードも精度も上がったと記憶しています。納品完了後も皆で焼肉をする中で振り返り(当時は反省と言っていた)をし、更に親交を深めることができ、研修を終えて、営業に出るようになっても様々なサポートをいただくことができました。

是非皆さんも仕事、食事会、社内行事などのアクティビティを通じてコミュニケーションの量を増やすことを意識してみましょう。



環境大善の成長イメージ

環境大善では経営指針の書(社員手帳)で、成長イメージを共有しています。ご参考までに写真を貼り付けしておきますね。

画像1

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終わりに

とは言っても、新しい環境でいきなりペラペラお話しできませんよね。まして新コロナウイルスの影響もあり、テレワークや時差出勤などで、なかなかリアルに会うことができないご時世。まずは気張らずに「相手の名前を覚える」ことからスタートしてみましょう。そして、23年前にはなかったツールやアクティビティを活用してコミュニケーションの量を増やす工夫をしていくことが非常に重要ですよね。

弊社ではZoomやチャットワークを活用して、いつでも、どこでも雑談・相談(略して「ザッソウ」)ができる環境を構築しようと日々改善を続けています。

(NNTBP同期でもあり、友人の倉貫さんの著書。オススメです)

お互いの強みや価値観を擦り合わせることで、あなたの持つ強みがチームにフィットし、新しい環境を楽しんで日々の生活送れるようになることを願っています!!

(環境大善にも4月から新しくスタッフが加わります。どんなチームになっていくのか?今から楽しみです。)


お家へ帰ってほっとしたいあなたへ。

最後に、ちょっとご紹介です。

新しい環境に身をおくと、気疲れして、家でほっと一息尽きたいですよね。

以前、都心の某バラエティショップで実演販売していた時に

「引越したばかりなんですが、家に帰ると排水口のニオイが充満していて、うんざりするんです。今はニオイが部屋に漂わないよう排水口の上にコップを置いてに出勤しているんです。何かいい商品はありませんか?」

というお話を伺う機会がありました。

そうか。一人暮らしで外出してしまうと、1日中水を使わないし、アパートやマンションなどパイプの形状が真っ直ぐだと余計にニオイが上がってくるんだ。


そんなお話を聞き、引越先のニオイで不快な思いをせずに済む商品をギフトセットにしました。

排水口のニオイ、下駄箱、シンク下のニオイなど、引越後のニオイ相談でよくお聞きするニオイ対策商品を1つにしています。
お世話になった方への贈り物、進学や単身赴任で仕事に行く荷物の中に入れておく、もちろん自分用にもオススメです!!









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