意識低い生活

平日は会社勤めをしている。

仕事から帰るのが、大体7時半とか8時くらい。
夫の方が朝も帰りも早いので、先に帰ったら米を水につけておいてもらう。2人で1合。炊き込みご飯とか、ご飯がメインの場合は2合。

スーパーで買い物して帰る日もある。
駅からちょっと歩くし、うちからも徒歩20分くらいかかるけど安いスーパーと、駅前にあってうちから徒歩10分くらいだけど高いスーパーがある。
仕事帰りに立ち寄るのは、迷いなく後者。
駅の改札を出てすぐ前にあるし、うちからも近い。
安い方のスーパーの1.5倍くらいの金額なんだけども、重いレジ袋をうちまで20分かけて持ち帰るおっくうさと帰宅時間をお金で買ってるんだ、と言い聞かせている。

月の食費は特に決めていない。しょっちゅう外食をたくさんするわけでもないし、家で高いお酒を呑みまくるわけでもないし、とか言い訳しながら、目に留まった食材は割とバンバンかごに入れる。
ヤングコーンときくらげは特にテンションの上がる推し食材だ。
厚揚げ、豆腐、ズッキーニ、とうもろこし、こんにゃくも、つい手が伸びてしまう。

献立は、決める時もあれば、買った食材から適当に決める場合もある。
100円くらいの缶チューハイも2,3本買う。
土日が空いていれば車でスーパーへ行ってまとめ買いするが、ここ最近、週末に用事が入っていることが多いので、たいてい月曜日にまとめ買いする。

スーパーから家までの徒歩10分くらいの道のりを、両手にスーパーの袋をさげながら歩く。
道端のすみっこから生えている草をなんとなく見ながら帰る。

家について扉に鍵を差し込み回すと、その音に反応して猫2匹が玄関に飛んでくる。
手を洗って家着に着替えている間、猫がずっとスーパーの袋のにおいをくんくん嗅いでいる。
スーパーの袋をもって台所へ行き、袋の中身をひとつひとつ冷蔵庫にしまう。冷蔵庫の隅々に食材が満ちていく瞬間は、その日最大のピークというくらい、充実感を感じる。

料理の用意をしながら、買ってきた缶チューハイをあける。
缶チューハイではなく、スパークリングワインの日もある。お気に入りはセブンイレブンで売っている298円の缶入りのやつ。
iPadでHuluを見ながら、食材を切ったり炒めたり煮込んだりする。
たまに猫がやってきて、台所の窓のとこに座ってボーっと外を眺めていたりする。

スーパーでの買い物と、酒を飲みながらの料理は、その日あったいろんな出来事やもやもやした気持ちをリセットし、無になれる時間だ。
しかし、たいてい料理ができた瞬間に、その日の活力を使い切る。

食べ終わると一気に動くのが面倒くさくなり、ソファーにごろ寝する。
ゆっくり本でも読もうかと開くものの、多くの場合、ページを2,3ページ開いたところで深夜までうたた寝してしまう。

で、布団に移動して再び朝まで寝る。
ソファーでへんな時間まで寝たので、起きても疲れが取れない。
寝ぼけたまま仕事へ向かう。

そんな毎日を繰り返している。

最近家の近所に業務スーパーができた。
業務スーパー最高。つぶれてほしくないので、足しげく通いたいと思う。

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