見出し画像

分蜂期は終わったのか?の判断

今朝は子ども達と自転車でお寺の群の観察へ。
元気に沢山の蜂たちが石灯籠の隙間から出入りしていたが、よく見ると西洋ミツバチもチラホラ出入りしている。
この地域にも養蜂業を営まれてる方もいるし、東北から越冬群を連れてくる方もいるので、西洋ミツバチ自体は居て当然だ。
しかし先日の分蜂群のように管理下に置かれるべき西洋ミツバチの分蜂群がやってきてしまうのはこちらとしても困る。
入居されば駆除する気にはなれず、ある程度の管理をして様子を見守りたいが、その程度とは日本ミツバチに対するそれであり、西洋ミツバチに対して一般的に行われているような抗生物質やら給餌やら様々な薬剤投与まではするつもりはない。
生き物相手であり、また立場や考え方の違いもあるなかなか難しい問題であります。

さて、昨日のnoteで「春の分蜂期もそろそろ終わりのようです。」とモヤっとした表現で書いた分蜂期のこと。
より正確にその終了の時期について考えてみます。

本日17日までの飼育群の分蜂履歴は下記のとおりです。

①年越し群 現在5段
  3/29第1分蜂 裏山へ
  3/30第2分蜂 裏山へ
②年越し群 現在4段
  3/26第1分蜂⑤へ
  4/4第2分蜂⑥へ
  4/6第3分蜂⑦へ
③年越し群 現在3段
  4/11第1分蜂⑧へ
  4/13第2分蜂⑩へ

判断基準となるのは太字の第一分蜂です。
というのも、第一分蜂は年越しの既存女王蜂が新しく誕生する娘女王蜂たちに巣を明け渡して新たな場所へ飛び立つ分蜂です。
その新しく誕生する女王蜂たちは卵から羽化するまで15日を要します。

王台形成 → 産卵 → ローヤルゼリーの給餌 → 羽化

この産卵のタイミングを0として羽化が15日目、そして基本的に1つのコロニーに2匹の女王蜂は共存できないため、争いが始まる前に飛び立ちます。悪天候などで飛び立つことができず、巣箱内に複数の女王蜂が発生してしまうと生き残りをかけた死闘が繰り広げられることになります。
このことから、旧女王蜂が飛び立った日以降には女王蜂の王台への産卵は行われないということになります。
つまり、第一分蜂から最長でも15日、もしくは16日目以降に分蜂がなければ、その群れの分蜂期は終わりと判断して間違いないでしょう。

すると我が家の場合、No.1群とNo.2群は分蜂期終了、No.3群は4/27頃までは分蜂の可能性が残っていると考えられます。
もう一群、捕獲出来たら嬉しいですが、はてさて。

第一分蜂捕獲群であるNo.5群とNo.8群以外の新女王蜂たちが無事に交尾飛行を終えて、健全な産卵を開始してくれることを祈るような気持ちで見守っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?