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For the Children

先日、静岡の友人でパーマネントという衣料品店を経営しているナベちゃんと久々にメッセージのやりとりをしていましたら「デジタルヒッピー禅」という言葉も出て来たりして…そうだよね、そうかもしれない、ということでこの1冊。確かに禅やマインドフルネスの本が気になる今日この頃です。

ゲーリースナイダー。
ギンズバーグやケルアック等と共にビートジェネレーションの代名詞的存在。26歳から12年、日本に滞在し禅の修行に費やす。そのような背景があるためか、僕がビートの作品群を精力的に読み漁っていた頃、最も言っていることが腑に落ちたのがゲーリーだ。様々な「場所」を再考し、これからどのように生きていくかあらためて考える。これから生きていく上で最も読まれるべきビート作家。この本は「ノーネイチャー」や「亀の島」から代表的な詩や彼の考えがわかりやすく編まれたゲーリー入門書的な一冊。「再定住」を試みた貴重な「キットキットディジー」の写真を多数掲載している。

私たちの希望は相互に浸透し合う領域を理解し、私たちがどこにいるかを学び、そうすることによって地球全体を視野に入れたエコロジカルなコスモポリタニズムの生き方を確立することにある。そのためには、身軽に、慈悲深く、高潔さを保ちながら心は激しく、「野生の精神」の自らを律するエレガンスをもって生きていきたまえ。(本文より)

For the Children
子どもたちのために
ゲーリースナイダー

写真 高野健三
編訳 山里勝己
野草社

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