私はここ半年の間スポーツ系からボードゲーム系といろいろなサークルをいくつか体験してきた。サークルへ参加しようよ思ったきっかけは、家や会社以外に居場所を作ることだった。 そんな中、新しい環境へ挑戦するで、自分の知らない弱さを教えてくれた。 自分の知らない弱さは、初めて会う他人の行動を見て、言葉を聞いて、もしかして自分もやっているんじゃないかな？と小さな疑問が出てきたところから始まる。 私も他人へ不快な思いをさせた行動の一つに体の距離が近づけすぎてしまい、「近いです。離れて
私はニュースを観るのが苦手だ。気分が落ち込んでしまう事が多いからだ。ニュースではさまざまな地域の事故や事件から芸能人のエンタメまで幅が広い情報が忙しく流れている。 エンタメの内容を聞き流すことはできるが、どこどこで事故が起きた・ひどい事件が起きたのニュースを私は正面から受け取らないようにしている。特にここ数年、自殺に関するニュースは受け止めることが難しくなった。 事件・事故に関することを聞いてしまうと、あっしっかり聞いちゃったっと直感で思った時にはもう遅く、頭の中にニュー
chatgptに書いたエッセイの改善を聞くと、きまって"感情表現をもっと出しましょう"と言われてしまう。 いやいや、私にも感情ぐらいありますし、これでも頭を抱えながら、感情表現をエッセイに盛り込んでおりますよ とchatgptに愚痴をこぼしたところで何も変わることはない。 ただ、後で自分の書いたエッセイを読んでみると、うわぁさっぱりしすぎだろ..と感情のブレの少なさに驚く。塩味の少ない白身魚みたいに味のうすいエッセイである。 自分では、うるさいほどに感情を出していると思
2023年8月の大阪、セミが元気に鳴いており、朝にもかかわらず太陽の光がギラギラしている。 当時私は大阪の京橋付近の会社に勤めていた。 その日も止まることを知らない汗をタオルで拭きとりながら、汗が染み込んだシャツを着替えたいなと思いながら歩いていた。 駅から仕事場へ歩いている時に広場を通る時、私の目の前を自転車に二人乗りしている男女のカップルがよこぎった。 めっちゃ久しぶりに二人乗りを見たな、っとすこし羨ましく思えた。アニメでは、こういうシーンはあるものの、私は一度も
2月某日、関西地方を襲った寒波はどこかへ行き、やわらかい太陽の光が電車の中に差し込んでくる。車内では話し声さえ聞こえない。 私は西ノ宮北口駅で電車の乗り換えのため降り、別のホームへ向かった。 別のホームへの階段を下りていると電車が止まっており、次の発車まで4分ほど時間あるみたいだ。 私は階段を降りたあと、電車へ乗るためホームの奥側へ進んでいく途中、私の前を横切るように盲導犬とおじいさんが歩いていた。 盲導犬とおじいさんは、会社員や学生がひしめくホームで、別の時間軸にい
個性とはなんだろうか。ネットで意味を調べると、"他の人とちがった、その人特有の性質・性格。個人の特性"とでてきた。では、会社で求められる個性とはなんだろうか。会社で求められる個性は、会社が与えてくる仕事に対応できるかどうか、会社の業績をあげていけるような成長的思考をもっているかどうかなど個性の一部分しか使う事のできないものなのではないか。 私が中学生や高校生の頃、自分の個性を考えてみる授業があった。正確な時期は覚えていないが、中学3年生と高校3年生のといった将来を考えさせ
先週、リビングでテレビを観ている母に、今年の二月から日記を書き始めた事を伝えた。 「何書いてるの？」と聞かれ、 「当日の最高気温、最低気温、今日食べた物、何の本を読んだのか、短い感想文、今日したい事を書いているよ。」 母は少し黙り「それって記録やん」と言ってきた。 え、うそ。思いもよらぬところからビンタされた気分だ。日記にルールなんてないんですけど？！私の心は叫んでいた。 ルールがない物にルールがあり、そんなルールいらなそうな物に、ルールがある。以前勤めていた会
あ、これは夢だ。御影夏樹は、夜の海辺の砂浜に立っている。辺りに街灯はないが、空に浮かんでいる満月はいつもよりも大きく、月の光で思いのほか海辺は明るい。僕の右にはロングスカートにタブっとしたTシャツ姿の岡本さくら、左にはチノパンツにタブっとしたTシャツ姿の西宮秋広が立っている。 二人とも二年前、失踪する前日に来ていた服装だ。 秋広は、髪は短く、目は少し大きく、色白の背の高い男である。 夏に日焼けしても数日後には色白の顔の戻る秋広の顔は、月明かりに照らされ、いつもよ
一度目の痛みを無視するとマヒし、次の痛みはさらにひどい事となる。 これは『ハリーポッター炎のゴブレット』でダンブルドアがハリーにかけた言葉である。私はこの言葉を読んだ時、ストレスに似ているな思った。 ４年前、私は兵庫県明石市に住んでおり、JR神戸線の電車で大阪方面へ通勤していた。JR神戸線は海の近くを通ることがあり、夏場の生命力あふれるキラキラした海や、冬場の冬眠しているような静かな海を車窓から見る事ができる。ただ、神戸線は関西圏で一番混雑する路線であり、平日の通勤時に
先週の日曜日の朝、こうた（飼っている犬）の耳掃除をしていた。数日前からこうたが後ろ脚で耳をかいている所を見かけると、何かほじくり出すようなかき方をしており、とても痒そうに思えた。 私は座椅子の上を胡坐に座り、そのうちにこうたを乗せた。こうたは、まだ何をされるのか分かっていないのか私に背を向け、前をじっくり見ている。こうたのたれ耳をめくると、うすピンクの耳の穴が見える。耳の穴の外側には、こうたの黒い毛に交じり、真っ白な毛が数本生えていた。硬い白く毛を撫でながら、こいつも年を
私は大人になってよかったことは、話せる言葉が増えた事だ。嫌な事を嫌だ！と言え、嫌な事から逃げる事もできる。子供の頃、自分の意見よりも周りの善悪やルールに振り回された。とても繊細な子供たちは、それに立ち向かう事は出来なかったので、個々で柔軟にやっていくしかなかった。 大人になっていくにつれ学んだことの一つは、私たちの環境の中には、我慢という言葉が多く使われている。誰かに迷惑をかけてはいけない、何かが実るまで我慢をしなさいと。我慢は文字で見えなくとも、空気の中に含まれているよ
イトウは、自分の意見がどこまでも正しいと思っているように見えた。後々から考えてみると、見下す相手を見つけ、自分の自尊心を守りたかったのだろう。イトウはまだ小学生だったし、彼の小さな手のひらサイズの自由しか持つことができなかった。彼は、家族の中で一番ぞんざいに扱われていた。姉がイトウをひっぱたいても両親は何も言わなかったし、イトウが妹を泣かせたらイトウは父親に叱られた。 イトウが自尊心を守るため、見下す相手として選んだのは私だった。私はイトウを皮切りに何度かイジメの標的にさ
少しづつ寒くなり始めた9月初旬、私は社内で新人研修を受けていた。50人くらいが入りそうな会議室に同期20人が少し距離を開けて座っている。私は入り口から一番遠い後ろの席に座らされ、前方のホワイトボードに写し出されたスライドショーを睨むように見ていた。会議室は少し明るいうえ、目の悪い私は細かな文字が全然読めなかった。 スピーカーから別拠点のいる社員の人がスライドを読み上げる声を頼りに、私のメモをとっていく。 何枚かスライドがめくられると、大きなオレンジ色丸の右上だけ丸くかけ
おしゃれという響きは、私からとても遠いものだ。あ、この人おしゃれだと感じるものの、どうおしゃれなのか私には言葉に表せない。そんなおしゃれ偏差値20の私が服に関する話を二つほどしようかな思っております。服に関するプラスの知識など一切ないので、、ほんとないので。 一つ目は、3年前に勤めていた会社の休憩中に起こった事である。私は会社員で、いつも使っている事務所の掃除をしていた。私と男性の上司、女性の社員2人の計４人でPCの画面を拭き上げたり、床に掃除機をかけたりしていた。 掃
数年前から私は、テレビを観なくなった。今にして思うと観れなくなったという変化も含んでいた。 初めてニュースを観れないと思ったのは、コロナ渦で起きた芸能人の自殺報道である。 2020年頃、初めてのその報道がされた時、テレビには亡くなった芸能人が住んでいたマンションが映し出され、アナウンサーはどういった状態で亡くなっていたのか、どこで亡くなっていたのかを伝えている。 -これは、ダメだやつだ アナウンサーが伝える内容は、私の頭の中で容易に現場を思い浮かばせ、当人がどういっ
みなさんは、X-MENを知ってますか。 私はX-MENと言われて、あぁ爪が生えてくる男の奴だぐらいしか知りませんでした。先週からX-MENを観始め、まだ2作目。なので超初心者です。 X-MENは、アベンジャーズ同様マーベルコミックが発行しているスーパーヒーローの物語。 X-MENは、アベンジャーズ系とは結構違います。アベンジャーズ系は、戦争を終わらせるため、テロを防ぐため、自国を守るために力を手にした主人公達の物語です。（例外はありますが） X-MENの場合、世界中
