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定年355日前 照明の3つのパターン

1 年前に緊急避難的に作った動画は、テーブルに向けた LED リングライトにスマホを載せて、テーブルに置いたプリントを撮影しながら作った。

出来た動画は、ボリュームを最大にしないと音声が聞き取れず、映像は防犯カメラぐらいのクオリティだった。

iPhone に換えてからだいぶ良くなったが、室内でそれなりの動画を作ろうと思ったら、画質や音質を改善する必要があった。

画質というと、解像度とかフレームレートといったスペック的なこととともに、照明も重要な要素だと思っていた。

そんなことを考えながら屋内収録の動画を見ていると、照明の使い方には大きく3つのパターンがあるようだった。

ひとつは”自然光タイプ”。
採光の良い部屋で窓に近いところで特に細工なく撮影するタイプ。

レースのカーテンを使うぐらいで何の手間もないが、天気の良い時間帯に一気に撮影しなければならないので、時間が自由になる人でないと難しいように思えた。

途中で休憩を入れたり日を改めたりすると、日差しの強さや色味が変わってしまう。

高澤けーすけさんやナカモトフウフさんは、この方法で撮影することが多いようだった。

2つ目は”全照明タイプ”。
部屋の隅々まで明るくして、日常的な雰囲気で撮影するタイプ。

一見部屋の照明だけのように見えるのだけど、それでは照度がたりないし、シロウトっぽい感じになってしまう。

板にLEDを並べたパネル照明に、半球状のデフューザーを付けた Falconeyes の ROLLFLEXみたいなものを使っているのよく見かけた。
イマムラケンタさんはこのタイプで、部屋のシーリングライトも併用していた。

“自然光タイプ”と”全照明タイプ”の中間というのもありそうだった。
窓からの自然光にライトを補助的に使うタイプ。

多分、JEMMAさんや堀口英鋼さんはこれじゃないかと思った。

最後、3つ目は”三点照明タイプ”。
照明撮影の基本的なライティングらしく、3つのライトを人物の周囲からあてる方法。

メインになるキーライトには点発光に近いライトに、傘を広げたようなソフトボックスを付けて、光を対象だけにあてて周囲に拡散しないようにしていた。

人物だけ適正露出で、背景などが薄暗くなっているような感じ。

本格的な人に多いようで、大川優介さんや動画っ校の那須裕介さんなんかがこのパターンだった。

その他として、撮影スタジオの照明セットの中で撮影する人もいた。
ETCFILMさんとかはこのスタイルだった。

照明も昔と比べ物にならないくらい進化していて、省エネ・軽量・安価にはなっていたけど、それでもゼロから用意しようと思うとそれなりの出費になりそうだった。


2021/4/10





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