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世界糖尿病デー

 本日、11月14日は国際的に世界糖尿病デーと制定されています。少しだけ簡単に紹介していきたいと思います。


・世界糖尿病デーについて

 この世界糖尿病デーは、1921年に糖尿病治療に必要なインスリンを発見したフレデリック・バンティング博士の誕生日が由来となっています。
 現代では、非常に身近な病気である糖尿病。世界で見ると患者の数は5億人以上にも達しています。しかし、日常生活の中で糖尿病に触れる機会はそれほど多くないのではないでしょうか。糖尿病自体は知っていてもそれほど知識がないのではないでしょうか。実はそういった人が人たちが世の中にはたくさんいます。そういった人たちが少しでも糖尿病に触れ、理解を深めるための機会としてこの世界糖尿病デーがあります。
 世界糖尿病デーのシンボルカラーであるブルーは国連色とどこまでも拡がる青空の色というイメージから採用されたものです。このシンボルカラーであるブルーを使ったライトアップが世界各地で行われています。日本でも大阪城や出雲大社など約200ヶ所でライトアップが開催されています。


・今年のテーマ

 今年のテーマは「偏見に No!糖尿病をもつ人はあなたと同じ社会で活躍できる人です」です。
 糖尿病に対する周囲の不正確な理解により、糖尿病であることを隠したり、治療を中断してしまう人が今も多く存在します。また、糖尿病を理由に就職や結婚、生命保険の加入等で不利益を被る現実もあります。誰でも発症の可能性のある病気だからこそ、正しく理解する必要があり、今年のテーマになっています。


・開催されるイベント

 世界糖尿病デーには様々なイベントが開催されます。それらをいくつか紹介します。
 まずは、先ほども話したように全国各地でブルーライトアップが行われます。観光名所となっているような場所でもライトアップが行われます。当日だけでもなく、数日間行われている場所が多いのでぜひお時間があれば行ってみてください。また、糖尿病に関する講演会も様々な場所で行われ、専門家の方々のお話を聞くことができます。中には講義的な形で行われるものもあるみたいです。コミュニティイベントなども行われるので、患者の皆さんと関わる機会もたくさんあります。
 もし興味のある方はこちらにイベント一覧を載せときますのでご覧ください。
<イベント一覧>
・World Diabetes Day Committee in Japan 
→https://www.wddj.jp/event/


・最後に

 今回は世界糖尿病デーについてということで簡単な説明で終わりますが、私自身の願いとして、この機会に1人でも多くの人が糖尿病について触れ、世の中に正しい知識と理解が少しずつでも広がっていくといいなと思います。小さなことですが、正しく理解してもらえることは患者の立場として非常に幸せなことですし、心の負担も軽減されます。もし、周りに糖尿病の方がいたら偏見を持って接するのではなく、相手のことを理解して接してあげてほしいと思います。
 糖尿病は不自由な病気ではありません。もちろん、苦しんでいらっしゃる患者さんもいますが、多くの方はテーマにもあるように社会の中で普通の人と同じように生きていくことができます。だからこそ、周囲の人々の理解が深まり、患者の皆さんが差別や偏見に苦しむことなく生きていけるようになってほしいと思います。

 もしご興味がありましたら世界糖尿病デーの公式サイトも目を通してみてください。
・World Diabetes Day Committee in Japan
→ https://www.wddj.jp

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