ストリクスヘイヴン雑感(9)ウィザーブルーム(黒緑)

 続いて黒緑のウィザーブルームです。

 混成シンボル(と不特定シンボル)のみのカードなどはシルバークイル(白黒)やクアンドリクス(緑青)にも触れておこうと思います。


コモン

《血の研究者/Blood Researcher》

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 《アジャニの群れ仲間/Ajani's Pridemate》と同様の能力を持ったカードです。多色化して基本のマナレシオが下がった代わりに威迫を得ています。

 ウィザーブルームのゲインライフシナジーを体現するコモンで、リミテッドでの主力になると思います。サイズアップと威迫も好相性。


《詰め込み期間/Cram Session》

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 履修つきのライフゲインソーサリー。《活力回復/Revitalize》を思い起こさせるデザインです。

 普通にドラフトしていれば講義は何枚かピックできるはずなので、履修も数枚は確保しておきたいところです。

 魔技誘発、ライフゲイン誘発、履修とデッキを機能的に動かすための補助要素が詰まったカードで、単体での効果は地味ながらウィザーブルームでは比較的メインから入れやすいカードのように思います。

 色拘束がゆるいのでクアンドリクスやシルバークイルでも使えますが、履修を確保しておきたいなどの動機がないと見送られそうです。


《活力の注入/Infuse with Vitality》

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 黒に多い、現代版再生のようなカードです。直近の《悪魔の贈り物/Demonic Gifts》はアンタップで戻りましたが、これは過去の亜種同様タップインします(再生の効果を再現しているものと思われます)。

 接死がついたことで相打ち→復活の流れの確実性が増しましたが、打点向上に使うことはできなくなりました。多色になっただけあって総合的な使い勝手は向上しているように感じます。死亡誘発やETB能力と好相性なのは従来の同系統カードと同様です。

 インスタントタイミングで魔技やライフゲインイベントの誘発も狙えるのはウィザーブルーム的には有難いところで、デッキに一枚入れておきたいカードという印象です。


《腐りゆくカローク/Moldering Karok》

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 4/3/3トランプル絆魂というシンプルなクリーチャーです。

 キーワードは強力ですがこの色にしてはマナレシオが少し寂しく、単体で盤面にプレッシャーを掛けるには少し足りないかな、という感じです。タフネス4が多そうな環境というのも逆風。

 強化と相性のいいキーワードが並んでいるので、黒いシルバークイル用の強化呪文を拝借して使うのもありでしょう。5/5くらいになればかなりの圧力です。


《害獣召喚学/Pest Summoning》

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 pestは邪魔者と訳されているが、カード名ではなぜか害獣。

 各カレッジのトークン(マスコット)を出す召喚学サイクルです。

 1/1と貧弱なせいか、サイクル中このカードだけがトークンを2体生成します。

 Pestはウィザーブルームのライフゲイン・生け贄のどちらにも有効なキーパーツです。それを2体出せるこのカードはもちろん重要で、履修があまり確保できていなければメインに入れるのもありでしょう。

 ライフゲインシナジーや生け贄カードがなければおまけ付きの1/1が2体出るだけのソーサリーなので、クアンドリクスやシルバークイルにとっては魅力の大きいカードではなさそうですが、講義なのでピックされてしまう可能性はあります。

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 魔技を持った誓約魔道士サイクル、ウィザーブルームの一枚は今環境のコモンで最大クラスのサイズを持つファッティです。

 パワー5があまりいないので緑以外で単騎で相打ちになれるクリーチャーは少なく、アタッカーとしてもブロッカーとしても高い制圧力を発揮しそうです。

 加えてシナジーのあるゲインライフの魔技を持っており、ウィザーブルームにとっては最優先コモンの一枚になりそうですが、サイズがかなり目立つ上に、5マナとダブルシンボルが気になりづらいマナ域なので、クアンドリクスやシルバークイルにピックされる可能性も高そうです。

アンコモン


《死に至る醸造/Deadly Brew》

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 双方に影響する布告除去です。

 そのままではカードを一枚損しますが、「こちらの場にはクリーチャーがいない」か「墓地にパーマネント・カードが落ちている」のどちらかを満たしていればアドバンテージの損失を防げます。

 布告除去は数が並んでくると効果が薄くなりますが、そのような状況ではこちらにもいらないクリーチャーがいて墓地にも拾いたいものがある可能性が高く、単なる布告除去よりも有効に使える場面は多いでしょう。ウィザーブルームにはPestという格好の犠牲者がいるのもポイントです。


《魂浸し、ダイナ/Dina, Soul Steeper》

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ダイナ

 伝説のクリーチャーサイクルです。《血の美食家/Epicure of Blood》同様の誘発型能力に、クリーチャーを生け贄にしてパワーを上げる能力を持ちます。

 このサイクルの他のクリーチャーもそうであるように、ゲインライフ、生け贄というウィザーブルームの基本シナジーを兼ね備えたクリーチャーです。

 起動型能力は回数制限がない上にマナが軽いので、迂闊に攻撃を通すと即死の危険があります。また、インスタントのサクり台でもあるのでその面からも便利になることが多いでしょう。場持ちしやすいタフネス寄りのサイズも便利で、このサイクルの他のカード同様カレッジを決めるサインになりうる一枚です。

《定命の槍/Mortality Spear》

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 黒緑のお家芸、万能パーマネント除去です。

 4マナの万能除去だけでもリミテッドでは強力ですが、インスタントである、ライフを得ているとコストが軽くなるという2点の強みを持っています。コスト軽減時にはデメリットや制限のない《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》になります。

 除去としては最高レベルの汎用性と言ってよく、あればあるだけデッキに入るカードです。色が合っていたら確実に、合っていなくても流れてきたら拾っておく価値があるかもしれません。


《ウィザーブルームの初学者/Witherbloom Apprentice》

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 初学者サイクル、魔技は1点のドレインです。

 序盤戦をこなせるスペックに、場にいるだけで勝手にライフアドバンテージを得ていく能力と、ミッドレンジ気味のビートダウンであるウィザーブルームによく合致したクリーチャーです。ライフゲインイベントを起こせるのもポイントになります。2マナ域での優先順位は高いでしょう。


《害獣の世話/Tend the Pests》

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 自軍のクリーチャーをPestの養分にしてしまうインスタントです。

 ウィザーブルームの生け贄材といえばPestですが、このカードの場合はそれだと一体しか出てこないので割に合いません。3~4体は出したいところですが、あまり強いクリーチャーを生け贄にするのもためらわれます。インスタントなので除去に合わせて「有効活用」する、強化呪文を打ったクリーチャーを生け贄にする、などすると効率がよいでしょう。コストが軽めなのでどちらも効果的です。

 出てきたPestは次の生け贄に回してよし、チャンプブロックしつつライフを得てよし、数に物を言わせてフルアタックしてよし、と状況に合わせて便利に使うことができます。ウィザーブルームっぽいカードと言えるでしょう。


《デーモゴスの悲哀喰らい/Daemogoth Woe-Eater》

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 2色+混成サイクルのカードです。4/7/6という強烈なマナレシオを持っています。

 マナレシオが高い分、《奈落の王/Lord of the Pit》から続くデーモンの伝統的なアップキープコストを持っています。他にクリーチャーがいないとこちらを殴ってくるなどのペナルティはありませんが、これ自身が生け贄に捧げられることになります。

 生贄に捧げられるとライフを得つつアドバンテージが取れる能力を持っていますが、これは自身の能力で生贄に捧げられたときに限らないので、例えば除去呪文を打たれたときに《害獣の世話/Tend the Pests》で生け贄にすると多大なアドバンテージが発生します。

 回避能力などはないもののパンチ力が馬鹿にならず、Pestを食いながら殴っていれば相手のクリーチャーも減っていくでしょう。その上維持できなくなってもアドバンテージになると至れり尽くせりです。レア級のアンコモンと言えるでしょう。

レア


《選別の儀式/Culling Ritual》

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 大雑把にはX=2で起動した《破滅的な行為/Pernicious Deed》ですが、PWを巻き込める、破壊したパーマネントごとにマナが出せるという違いがあります。

 構築では刺さる相手には壊滅的に効くカードになるかもしれませんが、範囲が限定的なのでリミテッドでは使い所が難しそうなカードです。自軍のPestを全滅させてしまうのもつらいところです(その分ライフとマナが手に入りますが)。


《デーモゴスのタイタン/Daemogoth Titan》

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 含蓄に富んだオニキス教授の言葉。経験者は語る。

 クアドラプルシンボルサイクルのカードで、前述の《デーモゴスの悲哀喰らい/Daemogoth Woe-Eater》を超える4/11/10という凄まじいマナレシオを持っています。

 維持コストも必要ないですが、戦闘に参加する度にクリーチャーが減っていきます。インスタントの除去などを合わされるとこれ自身が生け贄に捧げられる恐れもあります。

 放っておいても死なないので取りあえず立たせておいて、生け贄にしてもいいクリーチャーが場に出たら殴る、というような使い方になると思います。また、詳しくはルールを確認しないと分かりませんが、ブロックの場合は別のブロッカーを生け贄に捧げることもできそうです。

 生け贄に捧げるクリーチャーのパワーを参照するカードもあるので、殴りづらいときはそういうもので生け贄にしてしまう手もあるでしょう。

 使ってみないと分かりづらいカードですが、いつ殴ってくるかわからない11/10は脅威で、立っているだけでも抑止力にはなりそうなレアです。もちろん、スムーズに殴れればいずれゲームが終わるでしょう。


《大急ぎの再誕/Rushed Rebirth》

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 再生系インスタントの亜種ですが、そのクリーチャーを戻すのではなく、マナ総量の軽い別のクリーチャーをサーチして場に出します。

 使い方は概ね従来品と同様ですが、マナ総量が小さくなるので普通はより弱いものが出てきてしまいます。一方、サーチして場に出せるので状況にあったものを選べるという利点もあります。レアなのにコモンの《活力の注入/Infuse with Vitality》と役割がかぶっており、雑に入れてもそちら以下のカードになってしまいませんが、低マナ域に優秀なクリーチャーがいる、ボムをピックできている(+それより重いクリーチャーがいる)等の場合は採用を考えてもよいでしょう。


 《ウィザーブルームの命令/Witherbloom Command》

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命令サイクルの黒緑です。

①三枚切削ののち、墓地から土地を手札に戻します。

 構築なら序盤にフェッチランドを回収したりできそうですが、リミテッドでは地味な効果です。軽いので、いざとなれば二ターン目に土地を探しに行けるのは便利かもしれません。切削は相手にも打てるので、占術で上に乗せた、ライブラリアウトが近い、などの状況では相手に打つこともあるでしょう。

②2マナ以下の土地でもクリーチャーでもないパーマネントを破壊します。

 こちらも構築向けの効果で、リミテッドではそもそも該当するカードが一枚も入っていない相手がいてもおかしくありません。幸いモードのひとつなので、対象があれば選ぶかもしれない、という感じでしょう。環境にある装備品はどれも2マナ以下なので狙い目かもしれません。

③対象に-3/-1。

 タフネス1に対する除去です。ソーサリーなのでコンバットトリックにはなりません。他のモード同様、効果が限定的です。

④プレイヤーに対する2点ドレイン。

 モードの一つとはいえ地味な効果ですが、ライフゲインイベントを起こせます。そうでない場合、特に選ぶものがないので選ぶ、という感じになりそうです。

 サイクル最軽量だけあって効果がどれも小さく、アドバンテージを取れる状況はかなり限定されます。リミテッド目線だと、サイクル中ではかなり地味な一枚なのではないでしょうか。構築向けのカードのように見えます。


(表)《死に至る大釜/Pestilent Cauldron》

(裏)《修復の噴出/Restorative Burst》

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(表)

 手札をpestに変える、切削、ドローと多機能な有色アーティファクトです、上2つの能力は特にアドバンテージを得られるものではないですが、3つ目の能力は墓地対策とアドバンテージ源を兼ねており、2つ目の能力ともシナジーがあります。

 マナコスト、起動コストとも重すぎず、長引きそうなときにはアドバンテージ源と勝ち筋(ライブラリアウト)を兼ねる事ができそうです。

(裏)

 《再供給/Restock》系の効果です。マナコストはそのままに、対象がかなり限定されました。

 単体で見ると割高なカードですが、書かれていることは弱くないので、このモードで打ちたいときもあるでしょう。

 表はシルバークイルの戦略に合わず、裏は単体で採用するには重い、というわけでウィザーブルーム以外では使いづらそうです。MDFCの柔軟性あってこそのカードというデザインに感じます。


(表)《血流の学部長、ヴァレンティン/Valentin, Dean of the Vein》

(裏)《樹根の学部長、リセッテ/Lisette, Dean of the Root》

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 ウィザーブルームの学部長たちです。

(表)

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 1/1ながら広角に長打を打てる史上屈指のパワーヒッターで、セ・リーグ最多本塁打記録(60本)を保持しています。

 1マナにして威迫絆魂と2つのキーワードを持ち、対戦相手の墓地利用を妨害するような常在型能力を持っています。また、マナがあればその際にPestを生むこともできます。

 常在型能力は墓地に落ちるクリーチャーを追放することができますが、他の置換効果(手札に戻るなど)があった場合は(対戦相手が適用する効果を選べるので)それを防ぐことはできません(「そうしたとき」と書かれているのはそのため)。「墓地に落ちたあとで場に戻る」ような効果は防げますし、死亡誘発も起こさせないことも可能です。

 便利な能力を持ったクリーチャーで、pestを出せるのもウィザーブルーム的ですが、1/1/1威迫絆魂が強化と好相性なのでシルバークイルに取られる可能性があります。

(裏)

4/4/4の優秀なスペックに加え、ライフゲインのたびにわずか1マナで「《ティタニアの加護/Titania's Boon》+トランプル付与」という効果を発生させます。

  ウィザーブルームはライフゲインの機会が多いので、放っておくと本人含めて軍団がどんどん膨れ上がっていきます。トランプルによる突破力まで追加されるので、早めに対処されなければゲームを終わらせられるでしょう。かなり危険な部類のレアと思われ、基本的にはこちらで出すことが多くなるでしょう。

 両面とも、特に裏が強力なクリーチャーで初手クラスのカードですが、表裏とも単体で強力なのでシルバークイルやクアンドリクスに取られる可能性も高そうです(特にクアンドリクス)。

神話レア

《ペレドロス・ウィザーブルーム/Beledros Witherbloom》

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 ウィザーブルームの創始ドラゴンです。7/4/4飛行と基本スペックは今ひとつですが、自分と相手のアップキープにpestを生成する能力の他、10ライフで土地を全てアンタップするという大技を持っています。

 ブロッカー兼1ライフのpestがどんどん出るので10ライフを支払うことはできなくはないでしょうが、そこまでして土地を起こしてもリミテッドではマナの使いみちがないかもしれません。各ターン1回という制限はありますがタイミングの制限はないので、出したターンの返しに除去を打たれたら土地を起こして防御呪文を打つ、という動きは(ライフがあれば)強いかもしれません。

 7マナは重いですがいざとなれば隙を作らず場に出せる4/4飛行、加えて《新緑の魔力/Verdant Force》を上回るトークン生成能力まで持つとなれば弱いはずはありません。ボムと言えるか分かりませんが、相当強力な部類のカードではあるでしょう。


《無限性の支配/Harness Infinity》

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 手札と墓地を入れ替えるカードです。

 7マナと重い上にシンボルがかなりきついですが、手札が少ないときに打てば効果そのものは永続する《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》のようなものと強烈です。《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》などとの相性も良好で、(打てるなら)下環境のほうが真価を発揮しそうなカードです。

 スタンダードでも、これが打てる頃にはそれなりに墓地がたまっていることも多そうで、自分だけ《Wheel of Fortune》のような効果(墓地には無駄カードがあまりないので、より強力である可能性もある)になることもありそうです。とにかく派手な効果なので、なにかきっかけがあれば化ける可能性のあるカードだと思います。

 リミテッドでは墓地の溜まり具合によりますが、消耗戦時に打てばほぼ勝ちと言えるでしょう。もちろん腐るターンも長いので無条件に採用できるかはまだ分かりません。

 

(表)《厄介な害獣、ブレックス/Blex, Vexing Pest》

(裏)《ブレックスの捜索/Blex, Vexing Pest》

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(表)

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エゥーゴの良心。

《孤児護り、カヒーラ/Kaheera, the Orphanguard》のような、色々なタイプのロードです。

 ただ、リミテッドでは環境にPest以外の該当クリーチャーがほとんどおらず、実質的にはPestのロード+まれにボーナス、という感じになるでしょう。

 ただ、ウィザーブルームはpestがたくさん出てくるのでそれだけでも十分強力です。本体の3/3/2+死亡誘発ゲイン4ライフもまあまあといったところで、決して弱いクリーチャーではないでしょう。

(裏)

 黒らしいスーサイドなドローです。

 4マナソーサリーで最大5枚を手札に加えられるのは破格です。もちろん相応のライフが要求されるのでいつでも5枚は無理ですが、ライフ事情と見たカードの重要性の応じて調節できる柔軟性があります。

 ライフを詰められていると何しないカードになるリスクはありますが、ウィザーブルームはライフゲインが得意なので複数引ける場合もそれなりにありそうです。このあたりは実際に環境が動いてみないと分かりづらいところではあります。

 表のブレックスはクアンドリクスにとってはちょっといい程度のクリーチャーなので早い順目でピックされることはなさそうですが、裏はシルバークイルの手札補充にも向いたカードのようにも見えるので取られる恐れもあります。


アーキタイプ

 ウィザーブルームは序~中盤から優秀なクリーチャーで圧倒していくビート・ミッドレンジです。今回は赤緑・緑白のアーキタイプが存在しないので、黒緑が最もマナレシオに優れた色となっています(単純なサイズならクアンドリクスのほうが大きい)。

 主なシステムはライフゲインシナジーと生け贄関係で、マスコットのPestはその両方に絡んでいる重要パーツです。

・クリーチャー

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 講義を除いたコモン・アンコモンからウィザーブルームで(も)使いそうなクリーチャーを抜き出しました。

各マナ域に満遍なく分布しており、また基本スペックの高いものが多いというビート・ミッドレンジの布陣です。

・非クリーチャー

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 2マナに偏っていますが、除去、クリーチャー保護、コンバットトリック、アドバンテージカードと満遍なく揃っています。非クリーチャー呪文で盤面を整理したりアドバンテージを取ったりしてクリーチャーの質で勝つ、黒緑の伝統的なスタイルとなっています。


・ライフゲイン

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上段がライフゲインにつながるカード、下段がライフを得ることでメリットのあるカード、線上がその両方です。

 誘発材料、シナジーカードとも比較的多めですが、やはりシナジーカードのほうが種類が少なくアンコモンが中心なので、そちらの確保を優先したほうがよいでしょう。

・生け贄

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 上段が死亡誘発がある、Pestが出る、復活するなど生け贄に適したカード、下段が生け贄にする手段、線上はその両方です。

 枚数的にはどちらも均等にありますが、生け贄手段の方にアンコモンが多いのでそちらを若干優先するとよいかもしれません。

 優秀なクリーチャーをライフゲインシナジーや生け贄エンジンで補助しつつ殴っていくのがウィザーブルームの戦略です。ライフゲインが多いのでライフを支払って利益を得るカードが多いという特徴もあります。クリーチャーは優秀ですが、一方でPestをどれだけ湧かせられるかが鍵になるようなところもあるので、そちらの確保も忘れないようにしましょう。










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