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反需要引き締め派宣言

一昨日の続き。低賃金カルテルとか需要引き締めの話だ。

私は最近、こういう風潮が低賃金カルテルの要因ではないかと考えるようになった。つまり大量に存在するエッセンシャルワーカーにまともな賃金を払うと強烈に需要を喚起してしまい、インフレや機械労働を招来する。これを嫌う空気があるのではないか。

介護を始めとする誰かがやらなくてはいけないが、誰でもできそうに見える仕事は低賃金である。そして、その仕事に大規模に国民を動員するには、低賃金でなくてはならないと書いた。賃金を低くして総需要を低く抑え込む必要があるのだ。総需要が旺盛になって経済が栄えると、エンタメとかイベントとかYoutuberとか楽しい仕事の労働需要が増えてしまうからだ。

それでは賃金を抑制するだけでは、低賃金カルテルに動員する員数が足りない場合はどうするか?それは簡単だ。需要を抑制する手段は沢山あって現在も進行中である。じわじわ上がり続ける社会保険料(半分を企業が負担しないといけないのも雇用を抑制する効果バツグンだ)、消費に対するペナルティである消費税である。

そして今もっとも熱いのは(以下有料

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