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受け身にならずに英作文を学習する

先日のこの記事の続き。

この英作文の本かなり売れているようである。こういうちゃんとした、硬派な本が売れているのはたいへん良いことである。

そして、この本についてのレビュー動画を観たのである。

配分単数、配分複数を知らない人が他にもいるんだなあと思ったのであった。

この動画では、prosだけでなくconsにも言及されており、そこで演習問題がないことが指摘されている。

たしかに演習がない。私がそのことが気にならなかったのは、直前にこれをやっていたからである。

この本は演習問題とモデルアンサーがたくさん収録されている。

またネイティブがIELTSのライティングを実演する動画はYoutubeに山程ある。

だから私は『英文ライティング鬼100則』の演習問題のなさが気にならなかったのだ。

しかし、上の動画でも指摘されているように、演習問題がないゆえに、文法の読み物として、受け身の学習で終わってしまう人もいるかもしれない。まあ過去に私も受け身のままだったことはあるし、今もあるかもしれない。

受け身にならないために必要なことはとりあえず手を動かすことだ。本書にはお手本になる英文がたくさんのっているから、なにをしたらいいかわからない人は、とにかく写経してみたらいいのではないか。

そして、10章にはボディのお手本が25個収録されている。例えば1つ目は、ロボットは人間の教師にとってかわるかというお題である。お手本は、人間のほうがいいという内容になっている。
まずイントロをなにか自分で書いてみる(テンプレを使ってもいい)、次にお手本のボディを筆者、もう1つのボディは自分で考える(お手本と似た内容でもいいし、反対にロボットの良さをあげてもいい)、そして結論を書けばエッセイの出来上がりである。

あるいはお手本のボディを膨らまして、2つのボディにしてしまってもいい。

いきなりエッセイをまるごと1本書くのはしんどいという人には、こういうやり方がおすすめである。

エッセイが出来上がったら、可能であれば添削してもらいたいところ。

私はIELTSにがっつり取り組んでいたころはこちらのサービスを利用していた。

かなり辛辣なコメントが返ってくるが、いずれも的確だったように思う。ただ、ちょっと高いよね。

また『英文ライティング鬼100則』の著者である高橋響先生も、添削サービスを始められたとのことで、利用を検討しているところである。


受け身にならないようにまず手を動かすこと、そして初めのハードルを下げるために、いきなりフルにエッセイを書こうとするんじゃなくて、一部は自分で考えて、一部は写すというのはありなんじゃないかと思うのであった。

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