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昼も夜も

 昼、観劇した。おもしろかった。夜、ロケットマンの打ち合わせをした。実りがあった。まずまずの一日だった。ところが家に帰って、何だか切なくってしょうがない。この胸の内がキューンと絞られる切なさっていう奴は気持ちいいか気持ち悪いかでいうと気持ち悪い。おかしい。人を切なくさせるタイトル(フィクション/ノンフィクションを問わず)は間違いなく良作としたものだ。切なさの不思議。この「自分のだと気持ち悪い、人のだと気持ちいい」という不思議を解決する抜け道があるのかないのか。この抜け道を通れば、切ない彼の人生が彼にとっての良作となる。可能ならばぜひとも開通しておきたい。正解はもっと自分を突き放して他人事のように見なさい、というところなのだろうが、なかなかむつかしい。

この文章で上がった収益は、全てボス村松の演劇活動と植毛に充てられます。砂漠に水を。セイブ ザ ボース。