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母と代官山。

 母が俺の住む東京にやってきた。10月6日に出国するニューヨーク旅行の前乗り泊だ。そんな母と4日、5日と東京見物をした。東京だよおっ母さん。

 5日は代官山を歩いて回った。母が所望した。おしゃれスポットとしての東京だ。俺は代官山に詳しくない。母は妹と昔、何度か来たことがあると言う。

 駅から降りてしばらく歩くがメインとなる通りが見当たらない。おしゃれな店が隠れ家的に点在するイメージを代官山に持つ俺に違和感はないのだが、母は違うという。昔は店が並んでいたと言う。

 それでも頑張って雑貨屋をめぐった。俺は緑ガラスのサラダボウルを買った。

 元東横線線路の敷地に立つスプリングバレーブルワリー東京で一服。店内にビールの醸造タンクが並ぶ。しゃれおつ。俺はパイントを決めた。母もちょびっと。うまかった。俺がはしゃいでいると「今度はゆきちゃんと来なさいよ」と母の言う。ゆきちゃんは俺のお嫁さんの名。お嫁さんは下戸だがTボーンステーキがうまそうだ(でも高い)。俺はパイント。お嫁さんはステーキ。

店内の醸造タンク

 この店の一本西の通りがメインの通りっぽかった。その通りに面した路地に古着屋のマネキンが立ち、誘われて立ち入ると、隠れ家的にイタ飯屋が現れたのには感心した。俺のイメージの代官山っぽい。 

この文章で上がった収益は、全てボス村松の演劇活動と植毛に充てられます。砂漠に水を。セイブ ザ ボース。