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「飯倉チャレンジ」をやった話

 更新するのもかなり久々ですね。Y.S.C.C.のレビューをストップして以来、全く更新してませんでしたわね。

 さてさて。

 以前、サッカークラブを買収した話は記事で書きましたね。その後、クラブ関連で記事やツイートをいくつもしていると思いますが。

 現在このクラブには27人の選手がいて、2人のマネージャーがいて、さらに3人のスタッフがいます。来季の都リーグ参入も目前です。立ち上げから2か月のクラブとは思えないペースでデカくなってますね。

 僕自身は当初は総代表としてクラブの運営に専念するつもりでしたが、諸事情でGKとしてまたゴールマウスを守ることになりました。いやスぺ持ちの老害なんだからそろそろ休ませろや、と言いたい気持ちを抑えながら、なんだかんだ選手って楽しいなって思いながらやってます。

 実際にもうトレーニングマッチ(以下、TM)でも出場しているんですが、出場した2、3試合の中で何度かとんでもないことをやらかしてもうたんですね。

 そう、「飯倉チャレンジ」です。

 今回はその「飯倉チャレンジ」をやった話についてレポートしたいと思います。

 「飯倉チャレンジ」の定義

 まず最初に、Twitterやネット上で用いられいている「飯倉チャレンジ」の定義について明確化しておきましょう。最近ではどんどん意味が拡大してますからね。

 上記記事によると、「飯倉チャレンジ」は、「戦術的な理由により高いポジションを取っていたGKの飯倉大樹が不在の中、ロングシュートを狙う行為。2019年に飯倉がヴィッセル神戸へ移籍すると、飯倉チャレンジは、飯倉がドリブルで持ち上がった時や自陣でボールをキープすることに対しても使われるようになった。当初は飯倉に対してチャレンジすることを飯倉チャレンジという意味で使われていたが、年月と共に定義が広くなり、現在では飯倉がチャレンジすることも飯倉チャレンジとなった」とされています。

 つまりはGKが前に出たところでシュートを撃たれる、またはGKがボールを持ってドリブルないしはキープすることを「飯倉チャレンジ」と定義することでよろしいでしょう。

なぜ「飯倉チャレンジ」を?

 うん、これに関してはマジで半分無意識というか勝手にそうなっちゃった感じ。

 僕自身は足技がないどころか全く足元の技術がなってません。中学や高校ではセービングだけで生きてたようなGKでしたし、そんな状況でまともに足元のことなんて考えたことがあるわけないじゃないですか!

 ただでさえ数年ぶりのフルコートでのGKということで、復帰戦となったTMの試合前にはディフェンダー陣にはこう言い続けてました。

「いいか、バックパスだけは絶対に出すな」

 当然ですわ、相手フォワードの激しいプレスが来た時点で足元スキルレベル-10の僕が真っ当に処理できるはずがない!まあその試合では当然のように何本もバックパスが来ましたけどね。人の話を聞いてないのか僕を虐めて愉しんでるのかは分かりません。

 こんな状態の僕ですが、味方の攻撃時は高い最終ラインの裏をカバーすることを意識しているので、「ライン上げろ!」って言いながら自分もどんどん前に出ていくんですね。ねぇ、気づいたらなんかペナルティーエリアの10歩くらい外に立ってるんですよ。後ろ振り向いたらゴールが異様に小さい。

 いや戻れよってなるじゃないですか、でも僕自身は全くと言ってもいいほど出過ぎてるのに気づけなくて、とりあえず後ろ向いて出すぎだったら戻る、みたいなことを繰り返しちゃうんです。だから味方のコーナーキックのときとか気づいたらハーフウェーラインまで上がっちゃってますね。

 だから決して全部が意図してというわけではありません。

「飯倉チャレンジ」前出すぎ編

 前述の「前に出過ぎた」やつです。

 試合中、GKが味方のセットプレーの際にペナルティーエリアの外に出ることは決して珍しくはない光景だと思いますが、チームの攻撃時に高い位置を取りながらペナルティーエリアの外でコーチングをしているGKっていうのはなかなか見ないと思います(笑)

 エスナイデル政権の時のジェフも最終ラインがハーフウェーライン、後ろはGKの佐藤優也が全部カバー、みたいなサッカーをしていたと思いますが、アレのちょっと中途半端なバージョン。当然相手にボールが渡ってブチ抜かれたらヤバいから、相手がボールを持った瞬間に全速力でバックステップで戻ります。

 でもこれ結構難しいんですよ。戻り切るまでにロングシュート撃たれたら終わり。いやこれ何回かやられたんですよ(笑)

 ボールが相手に渡る→完全に戻る前にいきなり真ん中から長めのシュートを撃たれる→頭の上を抜かれる→はい終戦、この流れで少なくとも4,5点はやられましたね。だって手の使えない場所で頭の上を抜かれたら普通に対処法がないですわね。いや、あの瞬間の何とも言えない無力感。飯倉もこういう失点を何十、何百と重ねてなおあのスタイルを貫いてるんだと思うと崇拝の念さえ湧きますね。

 あと1対1の場面になったとき、出過ぎてるとすぐに抜かれる。ペナルティーエリアの外は手も使えないからもう秒で抜かれます。だからこんなに前出てると弊害しかありません。なんで飯倉は毎試合のようにこんなに前に出るのかわからん。

「飯倉チャレンジ」ドリブルしてみた編

 今度はドリブルしてみた編。ボール持ったらスペースがあったからとりあえずドリブルをしてみたお話。

 試合中、GKがペナルティーエリアの外に出てドリブルをするのはなかなか見ないどころか普通はあり得ないと思います(笑)はいごめんなさい!

 佐藤優也が昔こんなドリブルをしてましたけど、実は先日のゲームでこれに近いことをやってもうたんです()

 僕の場合はバックパスを受け取った後なんですけど、近いところに全くパスの出し所がなかったんですね。とりあえずスペースもあるし・・・と思ったので、レッツ、ドリブル開始。

 僕に足技なんてありません。ええ全くありませんよ。僕は人よりかは少し脚が速いだけ、だからとりあえずボールを持ったままダッシュします。今でも忘れられません、あの時の相手FWの顔を。そして味方DFの顔を。「なんであのキーパーはドリブルをしてるんだ?」というあの顔。

 そんな視線を向けられながらドリブルをする僕の心境。

 楽しい。ガチで楽しい。ドリブルって楽しい。

 ボールを持って走ってるだけ。エラシコもシザースもしない。一切フェイントも掛けない。ただボールを保持したまま走るだけ。それでもマジで楽しいんですよ。ドリブラーの気分めっちゃ分かる。中島翔哉の気分めっちゃ分かるわ。

 我に返ったときは既にハーフウェーラインのすぐ近く。はい、流石にそこで近場にパス出して戻りましたよ(笑)

 そして我に返るとめっちゃ怖い。ほんとにめっちゃ怖くなる。

 当然あとからチームメイトにガチで怒られました。はいごめんなさい。絶対にもうやらないです!絶対に!絶対に・・・やらない・・・です・・・とは言い切れない・・・かもしれない・・・いや絶対やらん(真顔)

「飯倉チャレンジ」の結論

 結論。

・「飯倉チャレンジ」のリスクは大きく、ロングシュートの対応策は皆無。
・「飯倉チャレンジ」ドリブル編はスペースがあるときには有効。
・まずはボールを取られないように意識すること、味方のロストやセカンドボールを拾えないことは予測して動いた方がいい。

感想

「飯倉チャレンジ」を実際にやってみた感想。

・「飯倉チャレンジ」はリスクこそあるもののかなり楽しい。
・「飯倉チャレンジ」中に失点した時の無力感は諸行無常。
・ドリブルは楽しい。正気に戻るとガチな恐怖。

 マジでこれに尽きます。

終わりに

 なんだかんだ楽しかったですけど、遊びのサッカーとか以外では絶対にやらない方がいいと思いました。はい。

 しかしそれを毎試合のようにやってる飯倉大樹というGKはマジで凄いと思いますよ。練習試合でやる選手ですら、いや、時には見てる方ですら心臓が破裂しそうになるものを毎試合のように平然とやり、それを自分のスタイルと自負できるところが本当に凄い。素直に尊敬。

※よい子は絶対にマネしないでね!


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