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#242 バンド論69|Hi-STANDARD⑤ 〜I'm A Rat〜

そしてこの曲の報告も遅くなりましたが・・・
4月19日にHi-STANDARDの「I'm A Rat」聞きました。


I'm A Rat 所感

やっぱ断片的なレコーディング風景だけだと、こんな感じの曲に仕上がるってのは分からないですね。
こんな2分のコンパクトで終わる曲とは思ってませんでした。

訳詞と動画が一緒になってるP.O.DのYouTubeを初めて見ましたが、色々と染み染み考えさせられるものがありました。
これがツネの最後のドラムなんだな・・・と。

前回の記事の通り、すげーカッコいい曲でした。

いきなりケンがレコーディング動画でもやたらと歌っていた「everyone believes that I was caught」のハモリが入ってから激しくなり、ツネのドラムが響き渡ります。
そしてサビもシンプルでカッコいい。こんな感じになるとは思ってませんでしたね。

そしてこれもレコーディングの動画で流れていた、ツネのドラムの「2Aめっちゃいいね」と言ってたのも頷ける、2番のAメロ(おそらくここの事を言っていたと思いますが)はツネのドラムが確かにクソかっこいいです。

で、2番目のサビで、ケンとツネの「アーアー」のコーラスが入る箇所。
このコーラスはラスサビと思ってましたが、僕の想像が甘かったですね!
まだまだでした!

そして最後にしんみり聞かせる感じで終了。
とにかく2分に全てが詰め込まれている名曲です。

ジョギングの時、大体20〜25分くらい走るんですけど、リピートで永遠に再生してたら1回のジョギングで10回くらい聞くことになり、若干食傷気味になりましたが・・・笑

とにかく、昔のハイスタが戻ってきた感じがして、カッコいい曲です。


I'm A Ratの歌詞を考察する

せっかくのハイスタの新譜です。
正直歌詞は深すぎて、哲学的すぎて分からないのですが・・・
ハイスタの新曲について考察できるのもまた一興。
ちょっと自分なりの解釈で考えてみます。

1番

1番はこんな感じの歌詞で、「everyone〜」あたりで激しくなるところが好きですね。

I'm a rat in a trap
And I'm happy about that
Because everyone believes that I was caught


オレは罠にハマったネズミ
でもそれで幸せ
みんなオレが捕まったと思ってる

Now they feel so good about themselves 'cause they liked to watch me suffer
Until they found it in their hearts to help me out


あいつらは良い気分だろうな
だってオレが苦しむの見るのが好きだったからね
あいつらがオレを助けてやろうって思うようになるまでね

So I thanked them and apologized for all my bad behavior
I blamed it on my addiction to cheese


だからオレはあいつらに感謝して
自分の悪行を謝罪したんだ
チーズ中毒のせいにしてやったんだ

Now everybody likes me and thinks I'm rehabilitated
And I finally get to do what the fuck I please


今ではみんなに好かれてオレがリハビリしたと思ってくれている
そしてやっとオレは好きなことができるようになったのさ

てなわけで登場人物が主人公のネズミと、「あいつら」ですね。

ネズミを自分達(ハイスタ)に投影しているのか、していないかはハイスタのみにしか分かりませんが、もう既に権力であり、権威であるハイスタはネズミではないのかなと思いつつ、この辺は深く考えずに考察します。

1番の歌詞から考察するに、主人公のネズミはあいつら(世間)に迎合すべく、自分の振る舞いを反省し、折り合いをつけて妥協して、自由を手にしたと言うのがそのままの訳ですね。

一旦2番にいきましょう。


2番

I'm a rat and I don't wanna hear your sermon, I'm a vermin
And I'm always gonna gnaw on things I know will aggravate you
I'm a rat acting like a good doer till I go back to my sewer
And ingest my chosen poisons


オレはネズミ お前の説教は聞きたくない、オレは害虫
お前をイラつかせるとわかっているものをいつもかじる
オレはネズミ いいことをする奴のように振る舞う 下水道に戻るまではな
そして選んだ毒を摂取する

I'm a rat
And I put myself in that trap

オレはネズミ
そしてオレは自分から罠にかかった

そして2番でまた歌詞が難解になりますが・・・
要は世の中に迎合したと思わせつつ、実はそうではなかった!と言う感じなのでしょう。
したたかに色々考えていたんですね。ボクはしたたか君張りにしたたかなネズちゃんですね。
そして最後に何かを諦めて、また自分から罠に掛かるんですね。


3番〜ラスト

'Cause I'm a rat who won't race your human races
I don't want the pole position, I won't live a competition


オレはネズミ お前ら人類が作ったレースには参加しない
ポールポジションなんかいらない 競争にも参加しない

I'm a rat who figured out how to win without anybody losing
Or at least not ever knowin'
They were beaten
'Cause I'm a rat


オレはネズミ 誰にも負けないように勝つ方法を見つけた
気づかれないように 少なくとも彼らが負けたことを
だってオレはネズミだから

I'm a rat
And I put myself in that trap
And I'm happy about that

オレはネズミ
そしてオレは自分から罠にかかった
でもそれで幸せさ

そんな感じでまとめると、
主人公のネズミは、一度は大きな力(世間?)に迎合しようとするも、自分のスタイルやポリシーは譲らず、その中で自分なりの勝ち方を見つけて、自分の道を選ぶという話なのでしょう。
一見、人類には理解し難い内容なのでしょうが、ネズくんにしてみればそれが勝利であり、それが幸せであると言うことですね
つまり、価値観は人それぞれということではないでしょうか??

まさに人生社会の縮図ですね。
成功者も失敗者も「幸せの総量は変わらない」とも聞いたことがありますので、ネズミだろうとカエルだろうとライオンだろうと、そして人間でも偉かろうか貧しかろうが、自分なりの勝ち方を探そうぜって話ですね。
考えさせられる歌詞ですね。

とか言いつつ、全然歌詞を理解できてなくて、全然的外れな解釈かもしれないですけど!笑


そして始動するHi-STANDARD

そしてそんなハイスタですが、サタニックカーニバルに出演するとのこと!
このイベントはなかなか僕好みのアーティストが出るので、何気にハイスタ出演前から情報はチェックしてました。

6/17(土):Dragon Ash、Ken Yokoyama、hawaiian6、MONGOL800 etc…
6/18(日):LOW IQ 01、マキシマムザホルモン、10-FEET etc…

てなわけで、17日の方が行きたいかなと思ってましたが、ハイスタの影響で一瞬で覆しました笑
で、チケット予約しようと五分の兄弟分に声をかけるもこの日は予定があるらしく、モタモタしてたら販売が終わってしまったのですが・・・泣

ドラムは当日発表のゲストが叩くとのことですが、誰でしょう?
個人的にはやはり同世代にたたいて欲しかったりするので、TDC(SCAFULL KING)とかヒロシ(COKEHEAD HIPSTERS / SUPER STUPID)とか希望ですが、ここで意表をついてYOSHIKIとかだったら熱いですね笑
高橋まこと以外だったら誰でもいいんですけど笑

そんな感じで始動するハイスタ、ベストメンバーではないですが楽しみにしたいと思います!



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