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#221 政治論③|小西文書

政治に関してはあまり主義主張を書かない方が良いかなと思って自重してましたが、冷静に考えるとこれは僕個人のnoteですし、もはや好き勝手に色々を書いている状況なので、「書いちゃえ!」と言うことで書きます。
※ 会社も何も関係ない、個人の意見です!

今回紹介したいのは、一部で話題になっている「総務省内部文書問題」、いわゆる「小西文書」に関しての私感を綴りたいと思います。


小西文書問題を語る前に・・・

前段として、諸々紹介したいと思います。

まず総務省(総務大臣)というポジションに関して説明しますが、その業務範囲は多岐に渡り、防衛省(国防)や財務省(予算)、文部科学省(教育)など省の名前から業務内容を想起し難い内容が多いのですが、そのうちの1つが「情報通信」における管轄です。

TVが地デジ対応になった時も、総務省が旗振りをやっておりました通り、テレビなどの情報通信は総務省管轄になるんですが、この総務省内で、「政府(総理)よりTV番組における放送内容に関して圧力がかかった」という疑惑が湧き上がりました。
ちなみにそれがあったのが2015年で、当時の総理は安倍首相、総務大臣は自民党の高市早苗大臣です。

安倍さんに関しては紹介するまでもないでしょう。戦後最大の総理大臣としての人気を全うした政治家であり、返す返す惜しい人を亡くしました。
高市さんはそんな安倍さんを慕う女性政治家で、兼ねてより知名度は高く、その政治家としてのスタンスも高く評価され、かつては「初の女性総理は高市さんか稲田(朋美)さん」との呼び声もありました。
(稲田さんは最近迷走してますが・・・)

そして、今回のある意味主役であるのが、表題の件でもある立憲民主党の小西洋之議員。
政治に関心がある方は、恐らくこの方の名前を知っているでしょう。
とにかく・・・なお方です。


小西文書問題とは?

正直、そこまで100%内容を細部まで理解していないですが、大枠は間違えていないと思うので一部憶測で書きます。

(1)2015年(8年前)に、安倍&高市サイドから、
   番組に圧力がかかった文書が見つかった!と小西議員が公開
     ↓
(2)「安倍さんと高市さんが電話で話した内容が書いてある」と騒ぐ
     ↓
(3)その文書を見て、高市さんは「捏造」と一蹴
    「捏造してなかったら議員を辞めろ!」と小西議員詰め寄る
     ↓
(4)小西議員は「この文書は極秘資料!」であることを主張
   極秘資料に書いているから事実であるというような主張
     ↓
(5)そもそも極秘資料を公開するのはどうなの?という意見が起こる
    同様にどう入手したの?という意見も起こるが、小西議員ガン無視
     ↓
(6)そして文書の欠陥が至る所で発見される
     ↓
(7)それらの指摘には一切向き合わず、議員辞職を求める小西議員
   国会にて他の立憲民主党議員も付和雷同して、高市さんを口撃
     ↓
(8)自民党内で高市さんを庇う動きが見えず・・・
   保守論壇の方々が激昂し、事件を問題視する
      ↓
(9)立憲民主党議員が悉く高市さんを口撃するも、自滅に終わり、
   岸田総理も「罷免はあり得ない」と一蹴 ← 今ココ

他にも細かい諸々があるんですけど、大枠では上記のような感じですね。で、実は(7)のあたりで義憤に駆られて書きかけたんですが、今はトーンダウンしている状況です。


この問題の「?」な部分

(1) そもそもが「8年前」の話

もうこれに集約できるのではないかと思ってますが、「なんで今更?」でしかないですね。


(2) 総理からTV番組に圧力はかかったのか?

そして今件の最大の論点はこの点な筈なのですが、気づけば話がすり替わってます。
で、結果TV番組に政府から圧力はかかったのか?という点に対して、私はかかってないと考えます。
そもそも問題の対象となった番組(サンデーモーニング)は、かなり偏った思想の構成で有名なんですが、8年前も10年前も20年前も今も何も変わっていない印象。つまり、圧力があったかなかったかを置いといても内容は一切変わってないんです(昨日のTBSの17:45から放送していたニュースも酷かったです)
結果として、これが変わっていない以上、何を騒ぐ必要があるのかが謎でしかないですね。


(3) その資料の真贋は?

そもそも「安倍さんと高市さんが電話で話した内容」が何故書面に残されているのか?(盗聴していたとしか考えられないのですが・・・)
そして資料に関しても作成者も配布者も不明というカオス資料。
で、その資料は小西議員はどういう経緯で入手したのかが謎ですし、前述の通りそのような極秘資料を公開することに意味が感じられない。
百歩譲って不正を暴く内部告発などであれば、極秘資料の公開もエクスキューズがつくでしょうが、よく分からない資料でよく分からない言いがかりをつけようとして墓穴を掘った、そんな印象が拭えないですね。


(4) とにかく「高市辞めろ」のシュプレヒコール

これも相当エキセントリックです。
民主党の議員の皆さんが国会で悉く空回りして、更には質疑応答のはずなのに「回答は結構!」とか言いたい放題行ったり、「次の総裁選は出るつもりですか?」とか全く関係ないこと言ったり、鼻息荒く噛みまくったり、とにかく質問者のレベルがまぁ低い笑
こんなくだらないことに力入れないで、もっとやるべき事に力を入れないから立憲民主党は支持率がいつまで経っても上がらないんです。


(5) 小西という男

この議員はすごいですよ。
国会議員は「不逮捕特権」というのがあり、国会期間中は逮捕されないんです(ガーシーが除名されたから速攻逮捕状出たのはこれが理由)
その状態で、気に入らない意見に関しては一般人だろうととにかく「法的措置を検討」という脅し。俗に言うスラップ訴訟
とにかく安全な地位で、誰彼構わず訴えるという非道なスタイル
そしてTwitterでも相当荒ぶっており、その投稿に対するコメントでは99%が批判的な内容ですが、批判意見は全く聞き入れない模様笑
一周してそのヒールっぷりには少し感心すらしてしまいますが・・・とにかく、自分の美意識・価値観を歪める人間に対しては圧倒的に弾圧するという姿勢。
これこそがそもそも本件で問題視されている「圧力」な気がしないでもないですが・・・というパラドックスに陥ってしまいます笑


まとめ

そんな感じで現在、小西議員も流石に無理筋だったことを思ってか、事態は収束されつつありますが、そもそもが事態でもなんでもなかったという話なんですが笑

ただ、今回情けないと思ったのは自民党ですね。高市さんを守ろうとする気概が全く感じられませんでした(今はそうでもないですが)

今回は立憲民主党の迷走(いつものことですが・・・)のお陰で、自民党の支持率が下がることはそうないとは思いますが、にしてももう少し高市さんを守る姿勢を見せてくれた方がどう考えても良かったですね。

そしてこんな下らないことに時間を費やしてないで、もっと語るべきテーマについて語ってください!この円安はどうする?国防は?ウクライナ情勢
は?あとLGBT新法!これについても私見を書きたいですが、更にテーマが深いので書けないです!

とにかく、そんな感じで政治に関しては色々語りたいことも多いので、また不定期で書きたいと思います。




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