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#288 バンド論76|THE BACK HORN

NUMBER GIRL、くるり、SUPERCAR、POLYSICSとジャンル問わず広義での「ロック」の紹介を続けておりますが、このバンドも紹介しなきゃですね。THE BACK HORN。
その存在感は唯一無比。そこまで多くの曲を知っている訳ではないのですが、大好きな曲も多いので紹介させていただきます。


THE BACK HORNとの出会い

これまた全く覚えていないですが、大学1年生の頃には既に聴いていたので、それくらいですね。
大学時代は割とオールシーズン聴いてた記憶があります。
結構みんな好きだったりしたので、その流れでみんな聞いてましたね。

ライブでは見たこと無いんですが、いつか見てみたいバンドの1つですね。

やはりバックホーンの魅力はその叫びというかなんというか、もう魂を、寿命をすり減らして歌っているような、ストイックな歌は響き、刺さります。
もう少し若い頃に、他のアーティストを知らない状態で聴いていたら、マジで宗教的に、盲目的にハマっていたような気がしますね。

そんなバックホーンは今年、結成25周年とのことで盛り上がっています。
最近の曲はそんな知らないですが、是非変わらずに活動し続けて欲しいですね。


THE BACK HORNの聴いてほしい10曲

10位 刃

この曲は「魁!男塾」という漫画が実写化された映画の主題歌でした。

とにかく、冒頭の合唱団のコーラスから「♩日本男児の生き様は色無し 恋無し 情有り」と続きそうな、無骨な「男」のオーラがビシバシ出ていて、まさに「男塾の主題歌」にふさわしい、攻撃的なナンバーでした。

そしてタイトルの「刃」と言うのが、まさに剣桃太郎が所有してたダンピラからインスパイアを受けたと推察されます。
ライブで盛り上がる曲です。


9位 光の結晶

冒頭のギターリフから、イントロ〜Aメロ〜Bメロ〜サビまで疾走感があり、かっこいい曲ですね。
「乱反射するキラメキの中へ 空だって今飛べる気がする」と言うリリックもメロウで染みます。
タイトルの通り、綺麗な曲ですね。


8位 コバルトブルー

いつ発売されたかを遡ってみると、2004年11月でした。
大学3年生の秋だったんですね・・・全然記憶にないですが、大学時代にいろいろな所で聞いた記憶があります。
この曲も光の結晶同様、どこから切り取ってもカッコいい曲ですね。


7位 ジョーカー

この曲が収録されている「イキルサイノウ」を大学でいつもつるんでいたNと言う男が購入し、Nはこの曲を気に入っていました。
で、僕らは大学時代しょっちゅうカラオケで遊んでいたんですが、Nはカラオケが得意ではなく、むしろジャイアン的歌唱スキルだったので、この曲を歌っていたんですが、あまり僕には伝わらず笑

これまで紹介した「刃」「光の結晶」「コバルトブルー」は割と歌詞もまともですが、基本的にバックホーンの歌詞はなかなかぶっ飛んでおり、この曲の歌詞はそこまでぶっ飛んではいないものの、なかなか怖い歌詞でしたね。
まさにジョーカー。そんな曲でした。


6位 孤独な戦場

この曲は「イキルサイノウ」の3曲目の攻撃的な曲ですね。
歌詞がなかなかイカれていて僕好みだったりします。

シブヤはまるで肉の海だ 公衆便所の落書きだ
狂いそうなノイズの洪水に ヘッドホンが外せない

ぬるいフォークソング 撒き散らしてる奴ら
金を募金しろとうるさくせがむババア

こんな感じで始まりますからね笑
更には「顔面性器」「キリストのうなじを舐める女」など、理解が難しいワードも続きます笑

全体的に疾走感があって盛り上がる曲ですね。
あと25歳くらいの頃、よく行ってたバーでバックホーン好きの常連がいて、この曲を一緒に歌ったのを今思い出しました笑


5位 アカイヤミ

1st「人間プログラム」は一番聞きました。このアルバムは名盤です。
全体的に激しかったり、切なかったり、泣けたり、盛り上がれたりするバラエティに富んだ曲で、この曲はマジで異質なんですけど、初めて聞いた時カッコよくて興奮しました。

サウンドも、歌詞もめっちゃ重い、ダウナーなイントロとAメロ、そして途中で不協和音のようなギター。そしてもう一度Aメロを繰り返し、サビがクソカッコいい。
まずドラムがヤバいんですけど、ここの叫びがマジで秀逸。
静と動が入り乱れて、メチャクチャかっこいいです。

この曲はPVもあるようですが・・・PVもまた難解なのでライブ映像にしておきます笑


4位 涙がこぼれたら

印象的なギターのリフで始める、割と王道なナンバーですね。
王道なロックンロール、ど真ん中という感じです。
サビもかなりストレートな歌詞で攻め、アカイヤミとかの変態ソングと比べるとド直球なんですけど、それはそれでいい。
名曲です。


3位 空、星、海の夜

この曲はジブリのなんかに似てるみたいで物議を醸していましたね。
まぁ自分も似てると思っていましたが・・・それはそれで置いておきながらも、この曲はカッコよくて好きですね。
無骨なロックバラードという感じで、PVもめっちゃカッコよかった。

とにかく優しく、アルペジオと共に優しいボーカルで始まるAメロ、そしてバンドサウンドが加わり、サビまでを壮大に盛り上げるBメロ、そしてサビ。
サビはやはり最後の「歌は死ぬだろう」が泣けますね。

そして僕が個人的に一番好きなのは、2番のサビ「歌が導くだろう」が終わった後の間奏のギターのリフ
すごいシンプルなんですけど、このリフが好きで好きで・・・ずっと聞いてましたね。


2位 幾千光年の孤独

これもメチャクチャ好きです。
人間プログラムの1曲めの目ですね。

この曲も全部好きなんですけど、やっぱ歌詞が大分ぶっ飛んでて好きです。

天国に空席はない 鳥獣戯画の宴は続く
人類が平等だとか 愛してるとか やらせろよアバズレ

凍てつく真夏日に襟を立て歩いていく 背中に焼きついた十字架
幾千光年の憂鬱が降り注ぐビルの底 顔のないキリストが泣いてる

もうこの歌詞大好きですね、特に1番がすげー好きです。
マジで意味が分からない
日本語は結構得意な方だと思ってますが、そんな俺でも分からない歌詞です笑

1stアルバムの1曲目はやはりこうした攻撃的な曲を聴きたいですね。


1位 サニー

そしてバックホーンといえばこの曲ではないでしょうか。
この曲はメッチャ好きですね。一時期、こればっかり聞いていた時期もありました。

ギターのリフもですが、Aメロでスカになり、そしてサビのヴォーカル・山田将司の叫び・・・マジでカッコいいです。

歌詞も全体的に狂っていて好きですね。

黒い大きな壁を歩こう夜明けとともに
見ろよ 流線型は人を殺す時の気持ちさ

僕ら有刺鉄線をこえ 何も知らないままで夢見るように笑ってた
ここから見下ろす景色が世界の全てと思っていた

最高にカッコいいです。
2回目のサビが終わった後の「闇と光の尾を引いて明日へと」のところも好きですね・・・
もう、最初から最後まで全部好きですね。
もっと多くの人に聞いてほしいと思います。


まとめ

以上、そんな感じでバックホーンに関して紹介させていただきました。
他にも名曲は多いので、是非聴いてほしいですね。
「美しい名前」「ブラックホールバースデイ」「罠」「舞姫」とかも好きですね。

そんな感じで日本のロック界のTOPを走るアーティストを連チャンで紹介させてもらいましたが、ちょっと次は路線を変えてみたいと思います。
(と言いつつまだ誰を書くか考えてませんが・・・)

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