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#085 読書論② 「ブチ抜く力|与沢翼」

今日読んだのはこちら。

ブチ抜く力|与沢 翼

この人のことは説明不要でしょう。
なんと言っても「1秒で1億稼ぐ男」として時代の寵児となり、闇金ウシジマくんにおける「フリーエージェントくん」編の天生翔のモデルとなった与沢翼氏ですね。

高校を中退して、暴走族になり、大剣受けて早稲田に入学して、学生起業して年商10億円のアパレルブランドを経営し、破綻して無一文になり、情報商材ビジネスで不死鳥のように復活し、また破綻して無一文になり、そこからは投資で当てて現在海外に移住して資産ウン億円で暮らすという、とにかく波乱に満ちた人生の持ち主。

この本の裏表紙も

「1億3500円を3ヶ月で27億円に!」
「東京・港区の4億円の高級マンションを2秒で契約!」
「仮想通貨リップルで14億円の利益確定!」

と、とにかくハードな煽りで攻めまくってます笑

そしてこの本の趣旨としては「世の中に多動可能な人はいるが、私は1つのことにしか集中できないタイプなので、集中してブチ抜く」という内容で、昨日読んだ「多動力」とはまさに対極の内容でした笑


印象に残った内容

ブチ抜く為にはストイックさが重要。
大学受験の時は彼女と別れて携帯を解約し、大学で起業した時は授業やサークルや飲み会を断絶し、ひたすらストイックに突き進み、ブチ抜いた存在になると一目置かれて良い話が舞い込んでくる

ルール1. 一つのことに魂を売りブチ抜いていこう


「1年で100万円貯める」より「1ヶ月で100万円貯める」方が簡単。長期目標は集中力が続かずモチベーションを下げやすいし、結果が出来るまでに時間がかかり軌道修正しにくいので、最短・最速で目標を達成する必要があり、それこそがブチ抜く存在になれる

ルール2 最短・最速で圧倒的な結果を出す


センターピン(ボーリングで言う真ん中のピン)を倒せば全てのピンが倒れるので、本質を見極められれば大抵のことはうまくいく。
リーダーシップ論の世界的権威であるロビン・シャーマは「人間は3週間何かを続けることができれば、その行為は習慣となり、3週間後に無意識にその行為を続けることができる」と語っているように、まずは3週間を一つの目安とすることと、ピンを一つに絞るが重要(頭が良い人ほど一つの絞るのは苦手)。

ルール4 センターピンを掴め、そして3週間徹底的にやり切れ



仮説を立てたときは、それを否定する内容を検索して探す。
そしてその内容反論できないと言うことは自分が十分に準備できていない証拠。
全ての内容を論破できた際に「自分の思考プロセスは間違ってないだろうし、これで間違えてもしょうがない」と言う自己論理が完成する

 ルール30 一人ツッコミをクリ消し、自説への反論・悪口・対抗記事を論破せよ



自分に合わないもの、ストレスになるもの、求めていないものを断定して切り捨てていき、好きなこと・向いていることなど必要のものを残して取り組めば人は幸せになれるし、成功するまで続けられる

ルール34 自分のトリセツを知る。



所感

昨日読んだ「多動力」と比較して、色々と社会でのしがらみはある中で、その中で「多くのことをやるか」「ストイックに行うか」と、思考内容やプロセスこそ違えど、結論としてはやりたいことに取り組むことこそが本質であると、同様の結論になったのが興味深いですね。

あとはダイエットに関しても書いてましたが、とにかくビジネス同様にストイック。
意思と環境が必要で、ダイエットにおけるセンターピンを探すことが重要とのことでしたので、自分もどこかのタイミングで「1ヶ月で10 kg減」を宣言したい限りです。
(どこかのタイミング、と言っている時点で最短・最速でなくて怒られる顔ですが・・・)



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