【「強くする」の答えとは】櫻坂46 BACKS LIVE day2感想
今まで2回の投稿では、サッカー・プレミアリーグの試合の戦術分析を行って参りましたが、今回は1月9日、東京ガーデンシアターにて行われたMy favorite Artist・櫻坂46のライブに行って来ましたので、その感想をnoteにしてみたいと思います。
そもそもノートという単語自体は、”書きとめること。書きつけておくこと。”という意味なので、アイドルのライブの感想を書くこと自体なんの問題もない。よし、問題ないぞ!フルパワーで書ける!と、自分自身に恥じらいを無くしたところで書いて行きたいと思います。
ちなみに席はアリーナAと、真ん中左辺りの好位置で見ることができました。ちなみに僕のMy favorite Idol、所謂"推し"は藤吉 夏鈴(ふじよし かりん)さんです。
見る前に気になっていたこと
そもそも今回の櫻坂46のライブは「BACKS LIVE!!」というライブである。
「BACKSとはなんぞや?」というと、もはやここにみにきてくれる方に説明する必要は全くないと思うが、一応説明をすると、櫻坂46はこれまで3枚シングルを発売しており、基本シングル曲+カップリング2曲はフォーメーションで前から、1-2-5-6の計14人で構成されている。(曲によっては最後の6が5の曲もある。)
またその中で1-2-5の計8人は"シングル+カップリング2曲の3曲は絶対前の8人として入りますよ”という形で「櫻エイト」と呼ばれている。
その櫻エイトの後ろの子、これが今回ライブを行った子たち、「BACKSメンバー」ということになる。合計16人。
でもってBACKS LIVEはそのBACKSメンバー16人で行われるわけだが、BACKS LIVEには他のライブにはない一つ特徴がある。
それは「1人一曲、自分がセンターをやりたい曲を立候補し、その曲をセンターとして歌う」というものである。これがある意味、BACKS LIVEを見るファン的には一番興味深いところで、「〇〇ちゃんこの曲センターで歌わないかな」みたいな予想を立てたり、普段のライブで見るノーマルのメンバーとは違った良さを見ることができる。
ちなみに2nd Singleの発売時期に行われていてこれが2回目の開催となる。僕自身初めてBACKS LIVEに足を運んだ。後にも記述しているが、櫻坂46のライブ自体は行ったことがある。(欅坂もある)
気になっていたのは、ライブのテーマみたいなものがBACKS LIVEにはあり、それは「私たちが、櫻坂46を、強くする。」というものである。
個人的に始まる前日とかは「強くするってどういう風にするんだろう?」と疑問に思っていた。櫻エイトに自分達が入り込んでいく!みたいな個々の成長をしたいのか?それとも、全員がパフォーマンスレベルを上げて、グループのパフォーマンスを底上げするの?みたいな。
あともう一つ気になることがあるのだが、これはこの後の項目に出てくるので、ここでは割愛する。とにかく、「強くする。」→これの答えを教えてくれという感じでライブを見に行った。
めちゃめちゃ前置きが長くなったが、その答えを一番最後に出し、個人的に印象に残ったパフォーマンスの感想を述べていきたいと思います。
なお、「書いていない曲が印象に残っていねえのか!」とか、「てめえこの曲書かねえとか頭沸いてるのか!」とか「てめえどういう見え方してんだ!」みたいな意見もあるかと思いますが、初めてこういったライブレポを書いたりするので、大目に見ていただけると助かります。ただ誤字脱字は殺しにきてください。あと感想なので、基本敬称略で行きます。
セットリスト
セトリは下記の通り。初日から曲順の変更はなく、センターが変わった曲が3曲あった。
2.BAN松田 里奈→遠藤 光莉、14.Dead end幸坂 茉里乃→藤吉 夏鈴、15.流れ弾大沼 晶保→小池 美波となっている。
2.BAN(遠藤 光莉センター)
2曲目BANのセンターを務めたのは、新2期生の遠藤 光莉である。
遠藤は櫻坂(当時欅坂46)加入前から神奈川県のダンスチームに入っていたり、一番最初のブログにも、特技ダンスと書くくらい上手い、所謂"ダンスメン"である。
それは直近のライブ・櫻坂46 1st year live(at武道館)を見ても分かる。
僕は武道館2日目に足を運び、席は2階席と、決して見やすいとは言えない、所謂"良席"ではないがそれでも遠藤のダンスが違う、凄いのは分かった。あの日は山﨑 天という子がめちゃめちゃ凄かったのだが、それに次ぐくらい、あの日のMVP候補の一人だった。
この曲は本来、森田ひかるという控えめに言ってパフォーマンスがとんでもない子がセンターをやっているのだが、それに劣らないくらいのパフォーマンスだった。遠藤は前回のBACKS LIVE2日目でも森田センターの"Nobody's fault"という曲のセンターをやっている。ちなみにNobody's faultは櫻坂46の1st single、BANは2nd singleなので、プレッシャーは半端ないと思う。
それでも率先してセンターに立候補したのは、自信があったからだろう。
遠藤自身も雑誌EX大衆1月号に藤吉夏鈴とインタビューを受けた際、「前回のBACKS LIVEで自分と向き合うことができて、これなら戦えるんじゃないかというところが見つかった」とコメントしている。また今回のBACKS LIVEで見つけたものがあればいいなと思う。↓MV
5.最終の地下鉄に乗って+井上 梨名
「納得のいかなかったものを乗り越えたい。」、Overture前のVTRで井上 梨名はそうコメントしていた。それも分かる。2nd single BANはBACKSに入った。ただ3rd single流れ弾ではBACKSメンバーからも外れた。
それこそサッカーでもこういうのはある。
自分はスタメンに入るだけの力があると思う。なのにスタメンから外された。だからといって代わりに入っている人が自分より優れてないとは口が裂けても言えない。でも自分がスタメンに入れない理由が分からない。→モヤモヤみたいな。井上も多分こんな感じに思っていたんだと思う。
井上が"最終の地下鉄に乗って"という曲を選択した理由は、本人がMCで話していた為、割愛するが、個人的に歌い終わった後の表情が印象的だった。「やり切った!」みたいな感じで表情が和らいでいくのがよく分かった。
井上は3rd singleでは、松田 里奈と2人でユニットとして、"On my way"という曲を任されるくらいには歌唱力がある、所謂"歌メン"である。最終の地下鉄に乗ってのゆったりとした曲調に+井上の歌唱力は合ってると思ったしいいチョイスだと感じた。
ただ個人的に一番このライブで井上よかったなぁ〜って思ったのは15.流れ弾である。前述の通り、流れ弾は井上が入れなかった、3rd singleである。ある意味、因縁の曲、みたいな。
どんな感じなんだろうな〜と思っていたら、山﨑天のポジション(前図で言うと3の場所)というめちゃめちゃいい場所。そしてこの曲は1番のサビの前に、田村(本来のセンター)「誰が?」→森田「なんのために?」→山﨑「さあね?」→3人「Beats me!」という、一度聴いたら頭に残るくらい印象的な台詞の掛け合いがある。要は井上はそこを任された事になる。その表情がめちゃめちゃ良い。「これがやりたかったんや!」みたいな。その後のサビの表情も良かった。
MCで「前回のBACKS LIVEでちょっと自信を無くしてしまった部分もあった」と話していた井上だが、今回のBACKS LIVEでは遠藤のように自信が付いてくれたら。
8.偶然の答え+守屋 麗奈
8曲目の前のMCに参加していた守屋 麗奈が8曲目のセンターに立った。
そのMCでは「前回もやりたい曲の候補に入っていた」とコメントし披露したのは偶然の答えだった。
ちなみに前回のBACKS LIVEでは、3日間全て、"ブルームーンキス"を務めていた。この曲はサビに入る前に1番なら「あ、キスしちゃった」、2番なら「あ、こんなに好き」という台詞が入る。守屋 麗奈のやるブルームーンキスはその台詞と本人の"ぶりっ子キャラ"や可愛い系な雰囲気が合っていて、「前回のBACKS LIVEで印象に残った曲は?」と質問したら、上位にいくんじゃないかってくらいのパフォーマンスだった。
でもって今回務めた曲は"偶然の答え"。今回BACKSメンバーにいる、藤吉夏鈴がセンターを務めていて、女性の同性愛の気持ちの動きが歌詞、またダンスにも表されている、ファン内人気が高い曲である。
人気が高い理由には、勿論パッと曲を聴いた良さというのはあるだろうが、個人的にはライブとMVの藤吉夏鈴が強すぎることにあると思う。
まずMVの最後に泣くというのが凄い。シングル曲のMVならそこまでして作ろうとするのは分かるが、この曲は扱い的にはカップリングの曲である。カップリングのMVで感情が入って泣く、というのは秋元系の過去のMV何百曲を見ても初だと思う。
またライブでは2番のサビの表情がいい。2番サビ「ここで会ったことにきっと意味があるんだ」からステージ中央→左に歩いていくのだが、その表情がすごく良い。中でも1st tour最終日のパフォーマンスはカメラワークを含め最強だと思う。振りはなく、ただ歩いているだけなんだけど、歌詞を内容を考えながら歩いているというか。これ以上書くと、次の藤吉 夏鈴で書きたいことを全て書いてしまいそうなので、この辺にしておく。
話を戻すと、今回センターを務めた守屋 麗奈は本来この曲のフォーメーションには入っていない。ファンの中では最近、次期センターや次の櫻エイト間違いないでしょとか、まあとにかく期待されている。
偶然の答えとブルームーンキス。曲調としては似たような感じなのだが、如何せん偶然の答え=藤吉 夏鈴楽曲は藤吉のイメージが強すぎる。
結論を言うと良い意味で期待を裏切られた。一番よかったのは、藤吉リスペクトではなくちゃんと守屋麗奈センターだったなって感じ。所々守屋麗奈らしい微笑むところもあれば、歌詞に沿った表情をするとか。
2番の歩いて行くところも顔・目線の上下の動きとか引き込まれたし、Cメロの「どうせならば僕たちはこのまま」の歌声も、守屋麗奈の優しい声と合ってた。声と曲の雰囲気が合ってたのはめちゃくちゃ感じた。
「BACKS LIVEは一人一人の魅力を発揮できる場所」という本人のコメント通り(Overture前のVTR)、守屋麗奈はセンター曲もそうだし、それ以外の曲も自分の魅力(あざとさとか、可愛さ的な)をちゃんと表現していたなと思う。↓MV
エモエモセンター曲 その1 9.思ったよりも寂しくない(増本 綺良センター)
ここからの2曲は個人的にエモーショナル(感情的な・感動的な)だったのでそれについて語っていきたいと思います。
まずは"思ったよりも寂しくない"の増本 綺良センターである。
この曲自体は本来、山﨑 天がセンターを務めていて、ライブ的扱いでは、"盛り上がる系"の曲に位置付けされている。(と思う)
その曲をグループの中で盛り上げ役、みたいな増本がやるのは何らおかしくないのだが、このタイミングでやるのがいいな〜と感じた。
2021年末で、櫻坂46から守屋 茜というメンバーが卒業したのだが、増本はその守屋茜ととにかく仲がよかった。増本はそこ曲がったら櫻坂?という櫻坂のレギュラー番組でも良い意味で「普通から外れている」のが面白く、藤吉からも「大不思議2」(因みに1は大沼。)と名付けられるくらいに変わっている。だがめちゃめちゃメンバー思いなのはブログやMCからでも伝わる。
そのメンバーが卒業してから1ヶ月経っていないタイミングで"思ったよりも寂しくない"というタイトルの曲、また歌詞の「側にいて欲しかった」の声といい、守屋に届け!会場か配信で見てるでしょ!みたいな感じで、結構ジーンと来た人は自分以外にもいると思う。また曲自体もラップパートがあるのだが凄い頑張ってた。↓MV
エモエモセンター曲 その2 12.buddies(尾関 梨香センター)
その2は尾関がセンターをやったBuddiesである。
その前にそれぞれの思いを語ったVTRがあったのも、この曲をエモくした一要素な気がするが、個人的に"尾関のセンター"、しかもBuddiesというのがよかった。
尾関は前回のBACKS LIVEは体調不良により出演していなかった。それもあり、欅坂時代から唯一ステージでセンターに立ってないメンバーは尾関のみであった。(もしあったらすいません。)
その時点で尾関のセンターはエモーショナルだし、しかもBuddiesという、普通の歌とは違う"櫻坂の詩"的な"全体曲"(この言いたいことは感じ取って欲しい)をやるのは良いな〜と思った。尾関は勿論、心なしか、周りのメンバーの表情も微笑ましく見えた。↓MV
藤吉 夏鈴+BACKS LIVE
3rd singleのフォーメーションで、藤吉 夏鈴は櫻エイトから外れた。
1st・2ndは櫻エイトに入り、さらに前述の”偶然の答え”のように1st・2ndと、カップリングではセンターを務めていた。
普通に考え、秋元系グループではフォメ前のメンバー、ましてやセンターを務めるようなメンバー≒人気メンがそういった枠から外れることはまずない。
僕は櫻坂46メッセージという有料コンテンツ(有料メルマガみたいなものである)で、藤吉を購読しているわけだが、選抜発表後は長文でフォーメーションに関する文章が送られてきた。原文をママ載せることはできないが、要点を抜粋すると、
・カップリングセンターもやってるのに下がって申し訳ない
・いろんな活動の中で何かが足りてなかったから下がった
・自分の不器用さが悪い方向に出た
・好きな制作活動の全てに関われないことが悔しい
・外れたことを強みに変えたい
こんな感じである。
ファンは「そんなことはない」と言う。事実、フォーメーションが発表された時、藤吉が櫻エイトが外れたのは多くのオタクの中で疑問符が付いたし、なんならこのBACKS LIVEの始まる前でも、後でも「夏鈴ちゃんがBACKSな意味が分からない」と言うオタクは多い。
人それぞれの受け入れ方がある。サッカーでも、「俺がスタメンじゃない意味が分からない」と公の場で発言する選手は山ほどいる。逆にベンチになることを受け入れる選手もいる。井上はそもそものフォーメーション、藤吉は櫻エイトという違いはあれど、発言だけ捉えれば、井上は前者・藤吉は後者である。井上はなにくそ魂で前に進み、藤吉は足りないものを探すみたいな。
初めBACKS LIVEが当たった時は、「藤吉センター曲(4曲)は藤吉がセンターなのか?」とかいう、浅はかなことしか気になっていなかった。(勿論気になるポイントの1つではあった)
が、3rd single選抜発表から振り返り、そのメッセージから約5ヶ月、どういう気持ちで藤吉がライブに挑むのか?藤吉がどう見えるか?はこのライブ最注目ポイントへと変わって行った。これは僕が藤吉推しというのもあるが、藤吉推しではないオタクも、注目はしていたと思う。
1曲目・今回のBACKSメンバーのみで歌う"ソニア"、2曲目・BAN、ここまでで表現力が違うのが分かる。森田ひかるも、自分がセンターの曲じゃないのに目線が引っ張られる感じがするが、今回の藤吉は完全にそれだった。
ダンスのダの字も言えないくらいダンスのことは全く分からないが、たとえばBANの2番のAメロ「いっぱいあった時間の砂は」のところとか、2番サビ「BANされたらどうすればいい?もう一回くらいやり直すためにチャンス与えてくれてくれよ」のところとか、動きのキレとか、表情とか、普通のアイドルとは違う。(語彙が死んでいるので、分かりやすく言い直すと、普通のサッカー選手のドリブルとメッシのドリブルが違うように見える、あの感覚である。)
そんなこんなで3曲目まで藤吉センター曲はなし。で4曲目、”なぜ 恋をして来なかったんだろう?”(以下なぜ恋)という藤吉センター曲がきた。気になるセンターは藤吉のままだった。1曲目のソニアは立候補曲対象外(=小池センター)だと思うので、つまるところ、「立候補曲をもってしても、藤吉センター」である。それくらいこの曲のライブVerは藤吉ワールドで行われている楽曲なのである。
もう9割型藤吉にしか目が行かなくなる。思ったのは手での表現が別格にうまい。なぜ恋の振り自体、例えばBANと比べ手の動きが多いのもあり目がいくのもあるが、とにかく手の広げ方やなぜ恋の最後の決めポーズみたいな、指の振り(なんて言うのか分からない)が上手い。髪型がショートなのとかを抜きにしても、そうした振りの時は藤吉に目が行ったオタクは多いと思う。↓MV
14.Dead end。本来は森田 ひかるがセンターを務め、3rd singleの曲だが、既に櫻坂46の中で一番盛り上がる楽曲になっている気がする。
要するに一番上げなきゃいけない。その曲のセンターは藤吉 夏鈴であった。
BACKS LIVEは前述の通り、「立候補制で1人1曲センター」なので、タブーを犯した感じにはなるのだが、そんなことは関係無かった。多分声有りだったらとんでもない盛り上がりだったと思う。(Twitterのトレンドにも入ってたし。)
Dead endの他と違う良いところは、森田ベースで振りが作られているところにあると思う。特に1番サビ、「行き止まり(Dead) 行き止まり(end)」は森田が中心になって、周りでメンバーが囲む構成なのだが、森田はグループ内で一番低い身長とだけあって、「森田が立って踊っていても、周りで囲むメンバーの顔が見える」とか。森田ひかるの身長を活かしている感じが、TAKAHIROの振りって感じがして良い。なので、これを全く同じ形で当てはめるのであれば例えば上村 莉菜とかになる。
ただ藤吉は165cmと森田とは違い背が高い。Dead endのやりたい魅せ方からは逸脱することになる(事実後ろの大園 玲は隠れてた)が、手の振りが多いDead endと藤吉が絶妙に合っていた。
(1/11追記)立候補曲の中で藤吉が何故Dead endを選んだのかは気になる。
無言の宇宙は先立ってcountdown japanで参加していて今回のBACKS LIVEで初めて参加だったからなのか。それとも性格的に自分から手を挙げるタイプじゃない彼女だから周りに推薦されたのか。なぜ恋がセンターになった経緯も含め、今度のミーグリがあれば、そこで聞いてみたいと思う。
↓MV
本人の言う「不器用さ」がなにを指すのかは分からないが、例えば観客に所謂”アイドルスマイル”をしないとかになるんだと思う。森田のDead endは表情が結構変化するが、藤吉は常に自分のパフォーマンスを伝えようとしている感じがした(両方褒めてるし、両方良い)。なぜ恋みたいにDead endも藤吉だけに目線が引っ張られる感覚だった。藤吉の「不器用さ」が曲でそういった効果を生んでいるような気もするし、そのままでいいような気はする。
「外れたことを強みに変えたい。」これは2つのVTRで出た言葉が自分の中で出した答えであり、今回のライブに挑む中で、本人が掲げたテーマなんだろうなと思う。1つは「初めて外から(俯瞰的にという意味だと思う)櫻坂が見れたこと」、2つ目は「楽曲を伝えられる機会が与えられたこと」。与えられた楽曲を伝えられる機会。その中でパフォーマンスした今回のBACKS LIVEの藤吉 夏鈴はとにかく全力に、不器用かもしれないがパフォーマンスをしていた。その姿勢は藤吉オタク以外にも、櫻坂46オタクにも間違いなく今回のライブを通して伝わったと思う。
小池 美波のMCについて
このライブの最後のMCで小池 美波が涙するシーンがある。
小池は尾関buddies前のVTRで「櫻坂の未来だったり可能性を広げて行きたい」「今回のライブで自信が確信に変わったらいいなと思います」と発言している。
そして、その最後のMCでは「櫻エイトとかバックスって名前はあるかもしれないですけど、みんな凄く輝いているし、魅力があるからそれが伝わればいいと思ったし、皆さんのバックスっていうイメージが変わればいいなと思います」と発言している。
小池は欅坂46の一期生ということもあり、欅坂46を全て見てきた証人である。欅坂には平手 友理奈という絶対的センターがおり、勿論その中で良さはあったが、裏を返せば「平手だけ」みたいな見られ方をよくされた。それを平手不在の際、欅坂3rd single"二人セゾン"のセンターや、平手脱退後、7th single"アンビバレント"のセンターを務めた小池は痛いくらい感じてきたはずである。(実際、欅坂のドキュメンタリー映画でそのシーンはあったりする)
今で言えば森田や山﨑は凄い。けど、例えば松田 里奈の歌唱力とか、大沼 晶保の激しいパフォーマンスとか、可能性を持つメンバーはめちゃめちゃいる。
昨年小林 由依が9月~12月までの約3か月不在となり、その間全国ツアーが行われた。その間はいろんなメンバーが替わりにポジションに入った。(それこそ井上の最終の地下鉄に乗ってなど)
小林 由依はセンターを務める曲はないが、パフォーマンスが本当によく目立つメンバーである。歌もダンスも高いレベルでできちゃう。
オタクによってはいない間、「小林がいないとなんか違うな」と感じる人もいたかもしれないが、僕はあまり感じなかった。(言うまでもなく、小林がいれば大きなプラスになると思っている)
小池は「それぞれ皆魅力があるからそれが伝わればいいと思ったし」と発言したが、これは小林の不在だった約3か月が個々の魅力を育て、今回のBACKS LIVEが発表の場、的な感じで伝えることができたんじゃないかと感じた。
「バックスのイメージを変えたい。」これは欅坂の平手+平手以外みたいに、櫻エイト+バックスではないということを伝えたかったんだと思う。本人も言う通り、そう定義があるので、櫻エイトとバックスと分けてしまいがちだが、その区分けも今回のパフォーマンスを見たら区分け的な目が無くなったオタクは多いんじゃないかと思う。ただ当然、櫻エイトのメンバーだってめちゃめちゃ成長している(特に1st tour以降の田村 保乃は経験を積み凄く伸びた)ので、16人も歩みを止めず頑張ってほしい。
所感
「強くする」の意味と小池のMCで感じたことは意外に近い気はして、櫻坂46は櫻エイトだけでいいのか?森田ひかるだけでいいのか?みたいなものを16人から強く感じた。
個人的に一番嬉しかったのは、下世話な話ただ商業的利益を上げる場・ただ単に日の目を浴びる機会を作るの場ではなく、ちゃんと年末からきちんとリハも行い(MC等から分かる)、個々がここに向かうまでに成長し、それを発表するという、ちゃんとしたライブの場であったこと。その全員の姿勢の延長線上に「櫻坂46を強くする」が繋がっているのが分かった。
また個人的発見として、藤吉の項目で述べたような形で、藤吉がこのBACKS LIVEに挑む姿勢を考え、見終え、いろいろな感想が生まれたように、藤吉以外の15人を推しているオタクも個々様々なバックストーリーがあってライブを見に行くと、より面白くライブが見れるのではと感じた。井上なんかはちゃんとそういう気持ちを普段からメッセージとかでも伝えていそうだし。
そんなこんなでBACKS LIVEの感想、以上になります!
このライブを経て行われる次の櫻坂全体ライブが楽しみですね!
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