GLORY TO THE WORLD/LOVEBITES
それがどんな種類の感情であっても、突き抜けていれば涙が流れる。
久々に曲を聴いて涙するくらい心動かされています、2曲も、しかも同じバンドで。今回は…
『GLORY TO THE WORLD』/LOVEBITES
何ともドラマティック。この暗い世の中を光に導く間違いのない道を提示してくれているよう。
特にサビに入ったときの解放感は格別。とことんメタルの様式美にのせて高らかに希望を歌い上げる素晴らしい曲。
コロナ禍において、産まれるべくして産まれた傑作だと感じていますが、この曲にこれだけ希望を感じられる、説得力があるのは、曲中に希望だけでなくその背景にこれまでの辛さや切なさが垣間見えるから。それを乗り越えた先に見える希望に向かうストーリーを感じるから。
キモになるのはイントロ部分。
アルバムのイントロダクションにもなるストリングスのオープニングからバンドの大得意なツインギターイントロに入り、そこを抜けて歌前、バンドとストリングスが合わさったここのストリングスが秀逸。サビのメロディー、解放感、歌詞に大きな説得力を持たせる一番のポイントだと感じるくらい。
このストリングスって、もちろん綺麗なんだけど、心のどこかに潜む"過去"を感じずにはいられないです。特にそれが今ならコロナ禍における苦しみ、不遇と重ねてしまうような。
その不遇な環境から歌がはじまり、曲と共にストーリーが進んで行き迎えるサビ。曲中にストーリーを存在させるにあたり、このイントロがサビを効かせるための効果を抜群に発揮しています。
また前述の通り、サビの解放感とそれを演出する力強いバンドの演奏がとにかく素晴らしいのですが、今回のMVはとにかく…
asamiが美しい…
もちろん普段から綺麗だしキュートなんだけど、この曲のMVでは、前述の不遇を乗り越えた先で"優しさを兼ね備えた強さ"を手に入れた、そんな表情を感じます。
これって凄いことだと思うし、これが"表現力"なんだと。
全ての要素が合わさることにより、十分に説得力をもった、素晴らしい感動的な楽曲になっています。メタルファンのみならず、ロックファン、音楽を愛する人に触れてほしい曲です。
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