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【古代日本人のプロフィール】国外の方に説明できる?

人の心構えの根本課題は「感謝の生活」にあります。

悪を成さず、善を行う、「感謝と親切の生活」が古代日本人の伝統的な生活です。

太古日本は「戒律が無い」ということが特徴です。だから「倫理規制」も無いのです。ということはあるがまま、自分の思うがままに生きればよいのです。もし、それができて、誰人にも大きな迷惑をかけないですむとしたら、すばらしいことです。

そして、古代日本人は「無戒律」で、他人に迷惑をかけず、さらに自分も迷わないですむ生活をしようとしていたのです。でも、どのような生活をすればよいのかという問題に幾度もあたります。その都度向き合い、醸成していきました。

この生活には「謙虚で礼儀が厚いこと」が求められました。このような生活が二千年ぐらい前の古代日本人の日常の生活であったようです。

●古代中国の歴史書などから証明されます。

漢書の倭人伝

「東方を夷という。天性柔順にして、おさむるに道を以てす」

漢の淮南子の著「地形訓」

「東方に君主国あり、衣冠に劔を帯ぶ。その人となり譲を好みて争わず」

後漢書の東夷伝

「仁にして生を好む。天性柔順にして、治むるに道を以てす。君子不死の国なり」

魏志の倭人伝

「盗竊(とうせつ)を好まず訴訟すくなし。法を犯したものは、罪の軽いものでその妻を召し上げ、重いものは一家親族まで処断した」

「他人に逢うと手を搏(う)って相手を拝んだ。また、目上の人には跪いて(ひざまず)拝をした。女性は、跪いて両手を地につけるようにして恭敬の拝をした」

「その寿を考うるに、或は百年、或は八、九十年になるもの多し」

後漢書の倭人伝

「寿老多く百余歳のものはなはだ多し」

旧唐書の倭人伝

「倭人の入朝する者、多く自ら誇り大なり」

続日本紀

「しばしばきく、海東に大倭国あり、之を君主国という。人民豊楽にして礼儀敦厚なりと。今使人をみるに儀容大浄、あに誤りなからんや」

これらの『古書』に記される「譲を好みて争わず」「天性柔順」「礼儀敦厚」「儀容大浄」などは、かなりの絶賛です。哲学や倫理条項のある大陸の文明大国から観た古代日本人の姿です。

このように立派な古代日本人が「無戒律」社会で生きていたのです。

本来、日本人の生活には戒律というのは向かないのです。殺生や飲酒などの十戒のある仏教が入っていきましたが、戒律生活よりも「穏やかな情緒ある生活」が優先的に求められるように日本化していきました。戒律を忠実に守ろうとする宗教生活の態度は一般の人にはみられません。

むしろ「感謝の生活」に重点が置かれているのです。

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自然の恵みに感謝をする。自分を取り巻く人々に感謝をする。

この心遣いの中で “礼儀” の厚い交友関係が成立するのは当然です。

太古には、「我生きるは我が力ならず、天地(あめつち)の御親の神ぞ生かし給える」の心に立ってその見えざるkami(godではありません)に感謝する。

天地一切のものに感謝し、共に生き、共に助け合っている隣人に感謝する。

それが日本人の礼儀のある生活であると思います。

日本人とは?と聞かれたらこんな内容をお伝えしてみてはいかがでしょうか?

ともにできること

 PS

感謝詐欺には注意しましょう。。。。


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