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美しさ とは

【美】と聞いて
思い浮かぶままに身体で表現してみる

真っ直ぐに立ってみるが
どうも、しっくりこない

整然とした美しさと言ったりもするが
私には違うようだ

目を瞑り
思うままに、身体をうごかしてみる

しっくりくる姿が、なかなか見つからない

両手を挙げて揃え、ぴーんと伸びてみる

うーん…
これも違うか

はて、と思い首を捻ると
なんだかしっくりとくるものがあった

おお、これが、どうやら良いらしい
普段は捻らない方に、ぐにゃりと首を捻ってみる

ふふふ いいねいいね
身体と心がしっくりときて歓び始める

奇妙なまでに、身体をぐねぐねさせてみる
下半身と上半身をねじり、
様々な関節を左右非対称にして
非効率極まりないポーズを取ってみる

ああ、これが美だ

そんな風に感じた


歪みとは、なんて美しいのだろう


歪んだ身体に留まり
その姿勢から湧き出る感情を味わい尽くすと
なんともいえない恍惚感を覚えた

そういえば昔から、不協和音が好きだった
どことなく奇妙なものも好きだ
まっすぐ並んでいるものよりも
秩序がないものに美しさを感じる

そういえば我が家の椅子も全部バラバラだな
なるほど、整頓されているのが好きではあるが
本当は私は歪んでいるものが好きなのか

高校時代から、「みりは本当にB専だ」と言われていた

笑いながらも、
はて、なにをもってみんなBと認定しているのだろうか
と思っていたが そこにもなんとなく合点がいった気がした

みんなから見て歪みに感じるものも
私からしたら【美】であるのだろう
自分の美の基準に則って選んでいたのだなぁ
(なんか見方によっては問題になりそうな言葉だけど)

わたしの名前には【美】という漢字が入っていて
どことなくそれが違和感だったけれど
美という漢字の由来は捧げものである羊がもとになっているのを聴き
なるほど、としっくりくるものがあった

わたしの思う美は、そっちの方がしっくりくる気がする

整然と無駄のない美しさよりも
どことなく奇妙で、時にヒュッとしたりゾクッとする方がわたしは愛おしい

【美】とは、歪みであり
【美】とは、欠けていることであり
【美】とは、唯一無二でもあり
【美】とは、自然でもある

樹の歪みの美しさ
自然物の歪みの美しさといったら

がじゅまるの曲線美が溜まらなく好きで
指でなぞってはにやにやしている
(これは歪みとは少し違う気もするけど)

あぁ、旅行に行きたくなってきた
11月、屋久島行こうかな🌲

人の身体や顔も、歪みがあるから愛おしい
計算されていない自然体な歪みこそが
AIには持てない人間らしさなのかもしれないなぁ

人によって価値観は様々で
【美】の基準も人によって違うのだろう

わたしが「美」と感じる歪みと、感じない歪みも
あるのだろうなぁ
美にアンテナ立てていこっと

きっと私の価値観もまた移ろいでいくのだろうな、と感じたので
今湧いてきたこの気持ちを忘れないように記しておきます

ぐっばーい👋



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