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母子留学*いざゆかんシンガポール/⑥SHN初日に把握しておくこと

2020年4月末に日本へ一時帰国し、9月末にシンガポールへ再入国。
母子留学でシンガポールへ再入国された方の情報を当時見つけられず、全くの手探り状態だったので、体験内容を残すことにしました。

※2020年9月末~10月中旬時点での体験内容であり、誤った情報や解釈の可能性、また、現時点での状況に合わない情報が含まれていることは、ご容赦下さい。

前回は、出国日当日のことからシンガポール再入国までのことを記載。
今回は、SHN初日のホテルチェックイン時に受け取った封筒内の資料など、把握しておくことについて記載。

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*SHN初日に把握しておくこと*
■ホテルのフロントデスクのメルアド
■ホテルから受け取った封筒内の資料
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■【ホテルのフロントデスクのメルアド】

ホテルのチェックイン時に、ホテルのメルアドが比較的大きく書かれた紙がフロントデスクに貼ってあった。一瞬、気にはなったが、写真は撮らなかった。しかし、SHN中に、PDFファイルを印刷し自署したものを外部にメールで返送しなければならない事態となった。
Homepageでホテルのメルアドを探すが見つけられない、わかるのは電話番号のみだ。部屋の中には、ホテルの施設案内などのようなものはない。つまり、内線番号が記載されたものが一切ない、電話機にも記載がないのだ。受け取った資料にも「ホテル関連の質問はフロントデスクに連絡を」と記載があるのみだ。外との接触が意図的に閉ざされているような気がした。
まずは、部屋に備え付けの受話器を上げてみる。当然、どこにもつながらない。そこで、電話機の「At Your Service」を押して内線電話でスタッフと通話。事情を説明すると、印刷は可能で部屋の外まで書類を届けてくれることになった。そこで、PDFファイルの送付先となるホテルのメルアドを電話で教えてもらうことになったのだが、予想以上に長い。聞き返しながらなんとか聞き取っていったが、全てを正確に聞き取れている自信はなかった。いやな汗をかくばかりだが、何とかしなければならない。そこで、自分のメルアドを知らせ、ホテルから私宛にメールしてもらうことにした。
電話を切ってしばらく待ってもメールは届かず、自分のメルアドさえも伝えられなかったのだと不安になった。しかし、さらにしばらくすると部屋の電話が鳴り、今メールを送りました、と連絡が来た。送信元のメルアドは、自分が電話口で聞き取ったメルアドと完全一致とはならなかった。正しいメルアドを確認したところ、@マーク以前が18文字、@マーク以後も18文字だった。
PDFファイルをホテルにメールで送付し、担当者へは内線電話で送信したことを伝えた。メールを待っていた時間よりも短い時間で部屋のベルが鳴り、時間差で出てみると、椅子の上に封筒が置かれていた。印刷された資料は、丁寧にも2部入っていた。このやり取りで、フロントデスクの内線電話の番号が「0」であることがわかった。

以上が、ホテルのチェックイン時にフロントデスクに貼ってあったホテルのメルアドを写真に撮っておけば良かった、、、というエピソード。

■【ホテルから受け取った封筒内の資料】

封筒内には以下の5種類の資料が入っていた。

①「STAY-HOME NOTICE」:Ministry of Health Singapore発行のコピー
ここには、14日間のSHN中にすべきこと、違反した場合の罰則、一般的な支援が必要な際の連絡先、医学的治療(緊急・非緊急)が必要な際の連絡先などが記載。
また、シンガポール政府機関(MOE、ECDA、MOM、ICA)が電話、WhatsApp、SMSを通じてSHNをしている者と連絡をとり、連絡があったら1時間以内に返答しなければならない、と記載。
体調については、体温を1日に2回など測定、咳や息切れなどの呼吸器症状が出ていないかどうかを確認することが求められていた。

②「INFORMATION SHEET FOR PERSONS ON STAY-HOME NOTICE」:Singapore Tourism Board発行のコピー
ここには、14日間のSHNに違反した場合の罰則、ホテル滞在中の注意事項、滞在ホテル関連の問い合わせ先、医学的治療(緊急・非緊急)が必要な際の連絡先、精神的苦痛、気分の落ち込みや不安を感じた際の連絡先が記載。
ここでも、体調については、体温を1日に2回など測定、咳や息切れなどの呼吸器症状が出ていないかどうかを確認することが記載されていた。

食事、洗濯、掃除、チェックアウトについては以下の通り。

食事:1日に3回、部屋の外に届けられる。使い捨て容器や食べ残しは部屋の外に出しておくことで回収。食事、飲み物を追加する場合には、In-room diningを利用可能、費用は別途請求。
洗濯:自費でSHNをしている者に対しては、有料でホテルのサービスを利用可能。SHN費用を政府が支払っている場合には別の扱い。
掃除:SHN中は一切なし。
・シーツ類:1週間に1回、部屋の外に届けられる。
・タオル類:3日毎に提供される。
・使用済みのシーツ類、タオル類:洗濯袋に入れて、部屋の外に出しておくことで回収。
・ゴミ:ゴミ袋の口を閉じて、部屋の外に出しておくことで回収。
チェックアウト:滞在者にそれぞれチェックアウト時間を割り当て、家族での滞在者、年配者、特別な助けが必要な人から優先的に手続きを行う。チェックアウト時間は、事前にホテルから知らせるので、割り当てられた時間よりも前に部屋の外に出てはいけない。

③「Dear Guest」:SHN滞在中のホテル発行
お届け:部屋の外に椅子を配置しており、お届けの品はその椅子の上に置かれる。ホテルスタッフが部屋のベルを鳴らすか、ドアをノックするので、宿泊者自身で受け取る。
ゴミ:回収は1日に1回。夜8時までにゴミ袋を部屋の外に置いておく。
ベッドシーツを整えるなどのサービス:このようなサービスは提供されない。
シーツ類:チェックインから7日目に部屋の外に届けられる。宿泊者自身で交換。
バスタオル、ハンドタオル、フロアマット:リクエストに応じてお届け可能。
使用済みタオル類、シーツ類:ホテルが提供しているビニール袋に入れ、袋の口を閉じた状態で部屋の外に置いておく。
洗濯:毎日提供。自費でSHNしている者に対しては、有料でホテルのサービスを利用可能で、洗濯&畳みのサービスは1日につき15ドル/5つ、追加分は3ドル/1つ。SHN費用を政府が支払っている場合には別の扱い。部屋に備え付けのホテルのロゴ入り洗濯袋に入れ、朝10時までに部屋の外に置いておくと、翌日の夕方6時以降に返却される。
In-Room Dining:毎日提供。温かい料理、スナック、飲み物を含めて24時間可能。更なる希望に応えるため、ホテル自慢の2つのレストランで、11:45am~10:00pmの時間帯でルームサービスを毎日提供。メニューや料金の詳細は封筒内に同封。
水道水:WHOの基準を満たしており、飲み水として安全。
食事:1日3回提供。室内での調理は禁止されており、違反の場合は500ドルの罰金。お届け時間は以下の通り。
朝食:8:00am- 10:00am
昼食:11:30am- 1:30pm
夕食:5:30pm- 7:30pm
タバコ:不可。違反の場合は500ドルの罰金。
国内通話/ 国際通話:室内の電話機から可能。
家族や友人からお届けの荷物:届け人と届け先の詳細をつけてホテルのメインエントランスのスタッフに渡すことで取り次ぎ可能。袋の口をしっかり閉じること。
滞在中に気分不良となった場合:電話機の「At Your Service」を押して援助を求める。

④「Regular Menu」:SHN滞在中のホテルの月曜日から日曜日までの1週間分の献立
献立表は月曜日始まりで、終わりは日曜日となる1週間分の献立が記載されていた。私たちの滞在は火曜日(Day1)から火曜日(Day15)まで。火曜日(Day1)から日曜日(Day13)まではこの献立表の通りに届けられた。
献立表がどのタイミングで変わるかの記載はなかったが、Day14となる月曜日から献立表が変わり、食事はチェックアウトとなるDay15の昼食分までが提供された。私たちのチェックアウト時間は12:30pmだったが、この時の昼食は11:40am頃に届いた。
それから、子どもには辛くてほとんど食べられない食事がDay4とDay5の夕食に提供されたので、献立表にチェックをつけておき、Day11とDay12の夕食は、「Grab Food」での注文や持参したインスタント食品の「きつねうどん」を活用した。
ちなみに、食事の影響だろう、SHN折り返し地点あたりから胃が疲れてきて、飲み慣れている胃腸薬があると良いと思った。

他に同封されていたものは、
⑤「SHN VIRTUAL ACTIVITIES PROGRAMME」:SHN 滞在中のホテルでの提供プログラム
毎日、12pm、3pm、5pmの計3回提供。「Workout」「Fitness」といった体を動かすものや、「Housekeeping Teamによるタオル折り紙の折り方」「ハウスキーピングのコツ」「ホテルのSpaが教える簡単で効果的なスキンケア法」「バーテンダーによるスコッチウィスキーの知識のシェア」「フェイスマスクの作り方」「〇〇料理の作り方」など色々なメニューがあった。

最後に、シーツ類やタオル類の提供のタイミングや使用済みの物の出し方、洗濯サービスの詳細、ゴミの出し方やそのタイミングなど、上記の②「INFORMATION SHEET FOR PERSONS ON STAY-HOME NOTICE」と③「Dear Guest」に記載されている内容を統合させて理解するのが、SHN初日の作業としては面倒だった。

今回はここまで。 


今回は、SHN初日のホテルチェックイン時に受け取った封筒内の資料など、把握しておくことについて書きました。
次回も引き続き、SHN中のことを書こうと思います(つづく)。

時期的に、これからシンガポールへ再入国される母子留学の方はいらっしゃらないかもしれません。もし、これから再入国される方がいたら、少しでも参考になればと思います。


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