さようなら。すきです、かわさき、愛の街

2022年6月に、長く住んだ神奈川県川崎市を転出しました。市内で何度か引っ越しましたが、合算すると10年ほど川崎市民だったことになります。
なぜ川崎が好きだったのか、なぜ転居する事にしたのか、備忘的に書き残そうと思います。

近年は家賃相場が高騰していたり、台風が来るたびに多摩川の水位が気になったり、必ずしも100点満点の街ではなかったけれど、また縁があれば住みたいと思っています。

川崎の良かったところ

アクセスの良さ

地図や路線図を見れば自明ではありますが、都内へのアクセスはかなり良好でした。小田急線・東急線・JR湘南新宿ラインを使えば23区へはあっという間です。同様の路線を使えば箱根・鎌倉など郊外へのアクセスもよく、電車移動を前提とするのであれば良い立地です。
車で都内に行こうとすると、東名自動車道・中原街道・国道1号線などを使うことになると思いますが、どれも混んでいるので少し大変でした。

用件が市内の主要駅近辺で完結する

南武線沿線だと溝の口・武蔵小杉・川崎の3駅に行けばだいたいすべて用件が済むので、わざわざ都内に移動しないと困るようなケースはほとんどなかったように思います。ショッピングモールなどもファミリーフレンドリーなラインナップなので、子どもが急に騒いでもひと目を気にしなくていいし、郊外までわざわざ爆買いしなくても市内で解決します。

転居の理由

部屋が手狭になった

結婚後、子育てを見据えて賃貸の低層マンションに入居したのですが、入居後ほどなくしてコロナ禍に突入し、仕事がフルリモートになりました。もともと子ども用に使う予定だった部屋は私の仕事部屋になり、リビング・ダイニングで子育てをすることになりましたが、子どもが動くようになるにつれ手狭さを感じるようになりました。

駐車場まで遠い

川崎市内の賃貸マンションの多くは駐車場がつかない(と思っている)ので、近隣の月極駐車場を別途契約する必要があります。が、駐車場が高い・・・月2万円なんてのも見かけます。安いところにしようとすると立地が悪かったり、停められる車に制限があったり。
私が契約した月極駐車場は幸いにして比較的安価でしたが、自宅から片道500mもあったので、自宅を出て家族を車に乗せるまで20分以上かかりました。

子どもを連れての転居

仕事をしながら、子育てをしながらの転居は、想像していたより大変でした。余程のことが無ければ当面は転居しなくていいかな、という気持ちです。

作業時間の制限

子どもは早く寝ます。私の子どもはだいたい20時から21時のあいだに寝ます。寝たあとに作業すると物音で起きてしまうので、必然的に起きている時間がメインになります。が、起きている時間は仕事をしているので作業ができず・・・。朝早く起きて静かに作業するか、週末に頑張るか、の2択でした。

作業場所の制限

子どもの手のつく場所に段ボールを置くと、触ったり登ったりするし、ゴミが落ちていたら食べちゃったりするし、とにかく危ない。子どもを入れないようにしている仕事部屋に段ボールを置く他なく、転居作業終盤は段ボールに囲まれながら仕事をしていました。

転居後1ヶ月経っての所感

転居後は東京都の西のほうに住んでいます。東京といっても歩いて5分で神奈川県相模原市に入ってしまうくらいの場所。多摩丘陵の端あたりで、坂が多いエリアです。
賃貸物件には珍しい一戸建てで、家賃は転居前と同じくらい。広さ優先で物件を探したのでもちろん広いし、駐車場も隣接。
川崎ほど便利な土地ではなく、車移動が前提な不便さはあるけれど、今は程よい住みごごちのよさを感じています。
23区へのアクセスは劇的に悪くなりました。新宿や渋谷まで電車で片道1時間ちかくかかります。この前オフィスへ電車通勤したらDoor to Doorで90分かかって本当に疲れました。リモートワークは最高ですね。

私の仕事部屋からの風景

坂が多くて移動に苦労しますが、高いところに住んでいるぶん見晴らしが良くて、よく窓から景色を見ています。上の写真は見上げて撮ったわけではなくて、こんな景色が目の前に広がっています。天気が良いと遠くに丹沢の山々が見え、気分が良いです。

というわけでメリット・デメリットありつつ新居には概ね満足しています。名残惜しくも川崎から遠いところで暮らすことになりましたが、川崎は良い街だと今でも思っているし、条件が合う方には是非おすすめしたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?