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2頭大和ミュージック(2024/02/08)

今年のスト活3回目。初めて、神奈川県の大和ミュージックへ遠征してきた。

大和駅に着いたのは11時過ぎ。開演時間の勘違いで遅刻入場と思いきや、開演が30分遅れるハプニング。トップの踊り子さんからちゃんと見られたのは幸運だった。

私の推しの踊り子・葵マコさんの出番は2番目。今日の演目は2つ出しで、最初は馴染みのあるカレー作品。前回にお会いした際にセットリストを頂いているので、今日まで演目中にかかる音楽を聴きこんでいた。なので、万全の態勢で見終える。その後、OPショーでチップを渡す際にマコさんが「いらっしゃ~い」と声をかけて下さり、私は頬を緩めた。

2つ目の演目は新作で、今日が初めての観劇。雪深い天候に可愛い動物が登場。コミカルさ可愛らしさ、そしてセクシーさも漂う味わい深い内容であった。写真タイムで動物の表現方法をマコさんに質問すると「あまり深く考えず、ナチュラルでいいよ」
冬の作品なので、まもなく見納めになりそうだが、ご本人の最近の発信から3月いっぱいは出してくれるみたいなので、何とか、もう一回見られればと思う。

この日、葵マコさんの他に注目していたのは花森沙知さんだ。この日は「裸の華」という小説の登場人物をイメージした演目を出すとSNSで発信していた。「裸の華」は、現在も現役の相田樹音さんをモデルにした元ストリッパーが主役。舞台中に負傷したストリッパーが表舞台から姿を消し、新たな地で自分の店を持ち、人生の再出発を図る話だ。花森さんが演じるのは、元ストリッパーがお店の看板ダンサーとして育て上げる「みのり」という女性。小説でみのりは、素質の高さから気品溢れる踊りを披露して、物語の重要人物になっていくのだが、それを花森さんがどう演じるのか楽しみだった。
実際の演目を見た感想は、しなやかな手首から繰り出されるバレエの動きがきれいだった。物語では少し影があるみのりのイメージも感じさせる場面もあったように思う。この演目は何回も見て、思考を熟成させたい気分になったが、残念ながら今日は一回限りで終了。そして、花森さんはOPショーでも魅せる。常連さんが舞台上に差しだした「お疲れビール」を慣れた手つきで一気に飲み干したのだ。これまでの劇場で見たこともない粋な演出に、私はあっけにとられた。

大和ミュージックのもう一つの特徴は、売店と呼ばれる軽食コーナーが併設されていることだ。この日、私は朝から何も食べずに入場したので15時くらいに空腹がピークになり、一回目の入店。この時はカレーとビールを味わう。二回目は地酒をじっくり味わったのち、件の常連さんと話させてもらった。この時は、出番終わりの踊り子さんとスタッフさんの名物女性とも交流させてもらう。とても楽しくて、ストリップを見に来ていることを忘れるくらいのひとときであった。そして三回目は、葵マコさんの最後の出番終了後、夜行バスの出発に間に合う時間まで、また酒を呑む。あまり出しゃばらないようにできるだけ静かにしていたが、先程の女性スタッフさんと後から加わった男性スタッフさんが話しかけてくれるので、いろいろ喋ってしまった。この日は平日だったので、こういう時間を過ごせたと思う。週末は売店も混みあうだろうし、こうはいくまい。次も来るなら、平日が良さそうだ。そして21時30過ぎに謝意を述べて、劇場を後にしたのである。

初めての大和ミュージックは大満足であった。6人香盤なのに入場料金が早朝割引で¥3.500-は破格だ。この恩恵には売店で消費して報いればよいと思うので、次の機会を楽しみに待ちたい。

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