見出し画像

2023/11/11 特急「いなほ3号」新潟→酒田

新潟駅に戻ると、駅弁「神尾弁当」製「あがの姫牛vsもち豚」(¥1,380-)と酒を購入。


ホームに上がると、しばらくしてE653系「いなほ3号」が入線してきた。


乗り込む乗客はそれほどでもなかったが、上越新幹線の乗り継ぎ客が後から加わってきて、そこそこの込み具合になった。発車後、すぐにビールだけ開けて、しばらくちびちびする。


列車は、稲刈りが済んだ庄内平野を走る。田んぼに白鳥の姿を見ると、冬が近づいていることを実感する。村上で早くも車内からの大勢の客が下車するが、村上もれっきとした観光都市だ。車内が落ち着いたところで、満を持して弁当を広げた。


村上駅発車後、すぐに交直デッドセクションを通過する。


デッドセクション(交直切り換え区間)では、車内の灯りが消える

そして列車は日本海沿いを走る。新たに酒も開けて、1日遅れの誕生日の祝杯をあげた。


秋特有の曇り空にの下で、波しぶきをあげる日本海。いつ見ても、良い景色だ。自分の住んでいる関西では、海と言えば瀬戸内海であり、大阪湾だ。これらの場所ではこうはいかない。海沿いを走る区間は、村上駅から鶴岡の手前の小波渡駅のおよそ60㎞。およそ1時間の間、私はずっと外を眺めていた。

鶴岡で、ほぼ全員と言っても過言ではないくらいの客が下車してしまった。「いなほ」の終点の酒田と鶴岡は、姉妹都市と言われているが、この様子を見る限り、観光地の人気度は鶴岡の方が上のようだ。そして、終点酒田着。


2年ぶりに、私は酒田駅のホームに降り立った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?