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Summon Quest【AppleArcade三昧#004】

【Apple Arcade三昧】は、アップル端末で遊べる月額600円のサブスクリプションのゲームアプリ遊び放題サービス、『Apple Arcade』の配信ソフトを勝手に紹介・勝手にレビューする不定期連載。

今回の紹介アプリは2023年4月配信のサクッと遊べるアクションRPG(と呼ぶのか?)Summon Quest を紹介。

◾️ステージクリア型のシューティングRPG

動画を観てもらうとわかりやすいが、今やモバイルゲーム業界ではおなじみの「ステージクリア型」である。個人的には街やダンジョンが地続きになって移動できる、いわゆるRPGという感じが好みではあるが、もはやゲームの数も飽和状態のタイムパフォーマンス“タイパ”が叫ばれる時代には、予算との兼ね合いを考えても「ステージクリア型」がお手軽で良いとも言える。

狙いを定めなくても当たってくれるのは良いかも?

そして、これも時代といえるのか、Summon Questは限りなくRPGっぽい型を成しているが、じつは「オート攻撃のシューティング」である。オート攻撃の状態で攻撃や敵を避けながら倒しまくるゲームというのは、ここ最近よく見られるようで、ほぼ片手の移動操作のみで完結できるのがスマホと相性が良いといえる。
Summon Questのマップとキャラクターを宇宙空間と戦闘機に変えてしまえば、ほぼそのままスペースシューティングゲームが出来上がりそうな、どんな世界観にも合わせて作りやすいというフォーマットでもある。

スイッチを踏んで扉を開けるとか、アクションRPGっぽい要素もある。

もちろんオート攻撃だけではなく、ドッジロールによって敵の攻撃をかわしたり、アイテム取得や戦うにつれて攻撃がレベルアップしていくこともあるので、RPGらしさもある。ただ、淡々とステージをクリアしていくサマは「こういうのを“RPG”と呼んでいいのだっけ?」となるので、昨今のジャンル分けというのは微妙だ。(個人的意見)

ちなみにかつて、『キングスナイト』という“フォーメーションRPG”がスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたが、これは複数ユニットで上に進んでいく、完全な“縦シューティング”であった。しかし中世をテーマにしたシューティングということで割り切れば、これはこれで悪くないとも思えるものだ。昔からジャンルというものはあるようで無い、ということを示した一作でもあるだろう。


◾️世界観に合わせた魔法と召喚

“RPG”という部分の所以として、世界観は中世のファンタジー要素で構成されている。魔物が出現し、戦うために魔法があり、召喚システム(後述)がある。
草むら、洞窟のようなところ、城などの王道RPG的なステージを主人公は魔法という飛び道具でクリアしていく。そして、ステージの最後に待ち受けるのはボスである。

体力多めのボス。ザコとはまた違う立ち回りが要求される。

苦労して倒したボスはなんと、仲間になってくれる。
これが、他のアクションゲームでいう「スキル」として召喚、発動できるというわけ。最大で3体連れていくことができ、一度発動すると再発動までに時間がかかるシステムになっている。

それぞれ属性があって、レベルがある。これが発動した時のスキルに影響してくる。

このゲームで一番の醍醐味は、このスキルに関するものだ。
なんと、この仲間たちが一斉に召喚され、攻撃をしてくれる。
靴のマークのドッジロールボタンの隣にあるのは「必殺技ゲージ」のようなもので、これが溜まると、通常のスキルでは一瞬しか助けてくれない仲間が、時間が許す限り、ステージで暴れ回ってくれる。
ここでの攻撃方法は仲間によって異なるので、この「必殺技」での立ち回りを考えた仲間編成も大事になってくるだろう。

必殺技発動中はそれぞれ好きなところへ向かって戦ってくれる。多くの敵に囲まれた時は特に便利。

◾️まぁまぁよくあるシューティング型のRPG

とまぁ、メリットなどを述べてきたが、遊びやすくはできているが、ありがちなゲーム、というところにおさまっている印象。
ただやはりApple Arcadeなので、広告がなくサクサクと進むことも考えると、遊びやすさと相まって、他の無料“RPG”と謳うものには負けないクオリティになっているといえる。

とはいえ。このゲームだけに月額600円というわけにはいかんという気持ちはあるので、さまざまなゲームのうちの一つとして楽しむのが良いと思う。
(てな感じで更新頻度を上げてサクッとレビューを増やしていきたいと思う)

write by こたろ(bornweb編集長)

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