ブログやメディアはツールでしかない

こんにちは、板前でブロガーのぼりです。

先日こんな記事を書きました。

ぼくは板前でありブロガーであることを活かして、ぼくにしかできないことで「伝えたいこと」を感じ取ってもらえるような文章を書きたい。
「こんなことやってる板前いますよー」とか、「板前にも色々やり方あるよー」ってのを記事にして、読んだ人に「俺もなんかやってみるかな」って思ってもらいたい。
「今すぐ仕事を辞めるべき」とか断言した言葉にするんじゃなくて、今の自分には一体何が必要で、何ができるのかを考えるきっかけになってほしい。  *本文中より引用


ここに新たに思ったことがぶわーっと頭の中に浮かんできたので、忘れないうちに文章に書き起こして整理しました。

結局オピニオンみたいになってますが、書きたいもんは書きたいので書きます。


ブログとメディアの違い

まずブログとメディアについてですが、一緒なように思えるかもしれませんが違います。

メディアのひとつとしてブログがあるという表現が正しくて、メディアが指すものは「媒体」という意味です。

メディア (媒体)
例えばCD、手紙、電話、テレビなどは音楽、文章、声や映像などの情報を伝達するのに用いられるが、この意味でメディアと呼ばれる。
メディアは、コミュニケーションの媒介項として存在していることが多い。情報がある人から別の人へ伝達される際には、その間に何らかのメディアが介在している場合が多い。
Wikipedia:「メディア」より抜粋

全部断言してはいないので一概には言えないようですが、媒体というものは何か伝えたいもの、実現したいことのための手段であり、それは一概にTVやネットなどには収まらないとぼくは思っています。

これをぼくで例えると「料理」もメディア(媒体)捉えられます。


ぼくの中での「料理」というメディアの使い方

料理という媒体を通してぼくが実現したいのは「想い出づくり」です。

人が楽しんでいる空間、作られる想い出、感動。

そんな場を提供できる人間になりたいという目標に対して料理というひとつの媒体=メディアを使っています。

おいしい料理をずっと追求する人こと自体が目標のひともいればいいし、徹底的にマネタイズしてお金持ちになるって目標がある人がいてもいいと思う。

こんな感じで、実現したいことのためにメディア(媒体)は存在します。

ぼくの中でのブログも料理も全てこの媒体であって、全て実現したいことのための加速装置です。


実現したいことをはっきりさせる為の「何で?」

夢として掲げることが何かあるって素晴らしいことだと思うのですが、もう一歩その先に「何で?」が必要だと思う。

そして、追求した先は理由がなくなる。

そこまで追求してはじめて目標と言えると思う。


「料理人としてお店を出したい」

何で?

「おいしいって言ってもらえるのが嬉しいから」


何でそれが嬉しいの?

「誰かの想い出に残るのが嬉しいから」


何で嬉しいの?

「自分が誰かの記憶に残ったと思えるから」


何で記憶に残りたいの?

「死ぬときにこれでよかったなって思いたいから」


何で?

「わかんない」


ぼくの目標はこれだ。

ちょっとめんどくさいけど、自分の心にずっと「何で?」を問い続けていくと途中で答えられなくなる。

理由がないから。

口で説明できることにはまだその先が残ってて、言葉に詰まってしまう、自分でもわからなくなるような、直感的にそれが素敵だって思えることまでたどり着いて初めて自分の実現したいことがわかる。


料理を通じて、ブログで発信を続けることで、ぼくは誰かの心に残りたい。


ぼくはきっとこれからも何かの媒体を通じてこの想いを実現させるために試行錯誤を続けるのだと思う。

全ては誰かの記憶に残って、死ぬときにこれでよかったなって思いたいから。

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