地元の良さを忘れたくないから実家には住みたくない
まず最初に言うと、控えめに言っても地元が好きすぎる。
ぼくの地元は石川県の金沢市、ではなく金沢市の隣町の津幡ってところ。
23歳のときに
「板前になる」
「30歳になったらまた地元に帰ってくる」
と実家を離れて板前修業に出た。
6年間の板前生活、1年間の出張料理人&シェアハウスの管理人としてのフリーランス生活を経て、来週から石川県の能登地方に移住して、シェアハウスを立ち上げる。
宣言からは1年遅れた、31歳での帰省。
でも、ぼくの実家から能登地方までは車で行っても2時間くらいはかかるので、正直地元とは呼びづらい。
「どうせ実家のある土地に帰るのであれば、金沢でシェアハウスをすればいいのに」とも言われた。
効率なりなんなりを考えれば、間違いなくそっちのほうがいい。
でも、ぼくは実家とはある程度の距離の離れたところに住みたい。
なつかしさを忘れたくないから。
「なつかしい」を大切にしたい
実家に帰ると「腹減った」といえばなにかしら食べさせてくれる。
これが、実家を出る前は当たり前だった。
料理人と一人暮らしを経験したいま、料理の手間がすごくわかる分「ちゃちゃっと」作った料理でも、死ぬほどありがたい。
座って待ってればいいんだもの。
でも、この感謝はきっと住んでたら当たり前になってしまう。
毎日のことに感謝するのって、大切だけど難しいから。
だから、実家は住む場所じゃなくて帰る場所にしたい。
地元が大好きだからこそ、地元のありがたさを忘れないためにいい距離を保ちたい。
そんな理由で地元に住まないのもアリだと思う。
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