英語が話せない場合、「一緒に英語で話してもらう」ことで上達しようとするのはナンセンス
今回の記事はかなり辛口です。
というのは・・・、これは、「英会話が超初心者だったころの私」に向けて、喝を入れるために書いた記事だからです。
そして、私はいま中国語を勉強しています。なので、この喝を私自身で受けつつ、中国語の学習に役立てたいと考えています。
もしあなたが英会話の超初心者なら、役に立つかもしれません。
それでは、どうぞ。
そもそも、「英会話が上達する」=「英語でのコミュニケーションを円滑に行うスキルを向上させる」こと
「英会話の上達の定義」に関して、もっと厳密に考察を深めることは不可能ではないが、ここでは上記のように定義しよう。「まだ会話ができない」レベルであれば、この定義で問題はないかと思われる。
さて、このレベルでは「語彙力」「文法力」の優先度は著しく低い。
サッカーで例えるなら、「語彙力」=「トラップの種類の多さ」で、「文法力」=「戦術を組み立てる力」のようなものだろうか。
超初心者なら、まずは相手からのボールを止めることと、相手に向かってパスが出せるようになりなさい。っていうか、その前にまずボールをもらうために走れるようになりなさい。。
ボールを止めることすらできないのにトラップの種類を増やそうとするのは、優先度を間違っていると言わざるを得ない。
では、その超基本的なことって何だろう?
ずばり、下記にまとめてみた。
スキルに必要な能力(ゼロ→初級会話)
今回は、【特に国際交流では最低限必要】の部分にフォーカスしてみたいと思う。
「私はあなたとコミュニケーションを取りたい」という意思を理解してもらう能力
これができていない人が、意外にも多くてびっくりする。
多くの人は「英語が話したい」と口では言っているのに、どう見ても「コミュニケーションがとりたい」という態度には見えない人が多いのだ。
ちなみに、もしあなたが「私はまだ英語ができないから、声を出すのはちょっと・・・」「シャイなので・・・」みたいな考え方をしているとしたら、あなたは根本的な間違いを犯している。
それはあなたが「私、泳げないので、泳げるようになってからプールに入る」と言っているようなものだ。
安全な場所で動き方を実践し、失敗し、修正し、そうして泳ぎ方を覚えるのだ。
英語も同じだ。声を出せ。翻訳機を使ってでも、会話を楽しませろ。言語ができなくても、顔と顔を突き合わせて、笑顔を見せろ。いや、むしろ会話ができない人こそ、とにかく笑顔を見せてコミュニケーションしたいという意思を伝えろ。ビデオチャットをしろ。人と会え。そして重要なのでもう一度言うが、笑顔を見せろ。
英会話レッスンや、言語交換の場所は、「安全な場所」だ。そこで「私シャイで・・・」なんて言ってたら、いつまで経っても新しい語学なんてできるようになるはずがない。
まずは自分の声を発するのが第一歩だ。サッカーなら、「ボールを蹴る」に該当する。文字のみでのやりとりは、「英会話」というフィールドでは、超初心者にとっては上達要素がどうしても少ない。
(「初心者」になると話は少し変わって来るが、それはまた別の機会に。)
それができたら、次に必要な要素はこれだ。
自分が発する表情、そして声のトーン等により、自分の人間性を信頼してもらう能力
さて、英会話を上達させるためには、自分が発している声色に注目する必要がある。
こういったことに注目する必要がある。
もちろん、場面によっては相手を冷たくあしらう必要も出てくるだろう。
自分をどのような人間であるか、という「与えたい印象」があり、その印象に適した声色を発する。この練習が大事だ。
「こんにちは、初めまして」「ありがとう」の段階で、この練習をするのが大事だ。
「コンニャチワ、ハジミマーシテ」という声色の人に対して、我々はどのような印象を抱くだろうか?悲しい話ではあるが、「真面目に話そう」という気が少しだけ失せてしまうかもしれない。声色というのは、それほどまでに、将来の関係性に影響を与えるのだ。
カタカナ英語は悪ではない。立派なコミュニケーションツールだ。だが、それは「英会話の上達」を阻害する大きな一つの要因でもあるのだ。
だから、まずは声を発しよう。そして、それがどんな印象を与えるのかに注意を払おう。
会話をリードする能力
これまた、多くの日本人が見落としているポイントだ。まぁ、これはある意味仕方がないとも言える。
特に「言語交換」のフィールドでは、20代の若い女性もたくさんいるが、彼女達は特に積極的に動かずとも、相手の方から話題提供をしてくれたりする。要は、ちやほやされるということだ。
そして、それは楽しい。しかも言語交換をしている状態だから、何か生産的な活動をしている風の自分に少し自信が持てるかもしれない。それ自体は、全く悪いことではない。その感覚は是非楽しむと良い。
だが、はっきり言っておこう。
そんな状況に甘んじているから、あなたはいつまで経っても英語を話すことができないのだ。
英語が話せるようになりたいなら、ナンパするぐらいの勢いで相手に話しかけなさい。相手を楽しませなさい。会話や話題を提供しなさい。
会話がリードできるようになることを目指しなさい。それができて、初めて「英会話の上達」を目指すことができるようになるのだ。
え??受け身でい続けたいけど、外国語でコミュニケーションを円滑に取れるようになりたい、だって?そんなことを考えているならば、もう一度自分が考えていることを客観的に見直した方が良い。
え??
そんな、会話をリードするレベルじゃないって??
単語を数個、疑問文を数個調べて覚えるだけで良い話だ。話題を提供するの、そんなに難しい話であないでしょう。。
ちなみに男性諸君、「あ、これはオレ関係ないね。男性だし、必死に話しかけてるもんね」とかって安心したそこのあなた。
残念ながら、私が見て来た多くの「英語が話したいけど話せない男子」は、「相手を楽しませようとする努力」が著しく欠落していることが多い。自分が話すことに精一杯。あるいは、自分が楽しむことに精一杯なのだ。「可愛い外国人と話せた」とか「話せなかった」とか、一喜一憂するのはくだらないし、そんなのでは英会話は決して上達しない。
大事なのは、相手を楽しませることができたかどうかだ。
そして、大抵の場合それは英語力の一歩手前にある。
・・・え?どうやったら相手を楽しませることができるのかって????
・・・いや、ワシが知りてぇわ。
まとめ
そんなわけで、全人類を敵に回してしまったユージ・ヒデムラです。宜しくお願いいたします。
まぁ真面目な話、相手を楽しませたりすることを中心に考えるのが、巡り巡って自分にとっても良い結果をもたらすと思うのです。
どうすれば相手を楽しませることができるのか?
これは、私にとっても永遠の課題であります。色々調べ、研究し、実践を通してやり続けるしかないかと思います。
というわけで、引き続き頑張ります!
よろしくです!!!
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