Re:ステージ!ワンマンLIVE!!~Chain of Dream~ オルタンシア回を終えて

1年半ぶりのリステのライブ、良かったですね。アーカイブを見直して感想が変わってしまう前に感想を書いてしまううと思います。

自分は、このオルタンシア回であった年齢調査でも高年齢の方だったので、ところどころネタが古いのはご容赦ください。

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ライブ前

開演30分前にこんなつぶやきしてるテンションでしたが、雨が降っていても会場にはギリギリまで入りませんでした。

ライブの1か月前、リステのベストアルバムが発売され、花守ゆみりさん時代の楽曲を嶺内ともみさんで歌唱した「2021」Ver.が収録されました。

私は『聞ける機会があるならば初試聴は生歌で』とCDを発売日に買ってもあえて聞かない微妙な趣味があるのですが、ライブイベントが非常に貴重なコロナ禍ではお金を出してもできない贅沢に変わりました。

2021ver.が入ったベストのDisc4は誘惑に負けて再生しないように別の場所に隔離封印し、会場の客入れBGMや物販コーナーで流されて聞いてしまうリスクも考え、開演5分前まで会場外にいました。

実際に中に入ると、ライブでは流れる事はないアニメのサントラが「これもリステ楽曲の一部」といわんばかりに使われていたのが良かったですね。

Re:Rays

新生オルタンシアの初めての曲。久しぶりのライブの喜びで1曲目がこれだった、という以外、正直あまり記憶がありません。

「アルバム出したら1曲目はだいたい新曲だよね」と思わせてしまうのが、後の公演のための見せ球である事を、後で思い知ることになります。

Dear マイフレンド

リステ3rdでの花守ゆみり陽花の最後の歌。下手に神格化してしまうと今後セトリに入れづらく、歌われない事になりかねない曲です。

なのに「途中で止めたゲームをチェックポイント(3rdの続き)から再開」した感覚で惜しげもなく使ってしまう。

もうキャスト交代劇も「吹き替えで重要人物の声優が急に変わるアレ」みたいになってしまいました。

これとか有名なやつですね

「Dearマイフレンドをどうしてこのタイミングで?」の答えは、こういう事だと受け取りました。

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Crave

2曲目の時点で今回のワンマンライブは「ああ、この2日間は終始こんな気持ちにさせられるんだ」と薄々感じはじめていました。

そして、次にそう思わされたのは次の3曲目のこの曲なのでした。

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このCraveがどういう曲か、まずは公式のこの3rdの告知ツイートをご覧いただきたい。3rdライブ未見の方は「ああ、この歌は3rdでも歌われたんだろうな」と思います。


3rdで歌われなかったどころか、3rdの半年前のツアーも花守ゆみりさん不在で歌われず、特にアニメから入った勢はおあずけされたまま干されに干された曲です。イントロだけで涙ぐんだ方もいるのではないでしょうか?

そして、この曲は2ndライブでどんなポジションだったかセットリストをご覧いただこう

<セットリスト>
1:宣誓センセーション/KiRaRe
2:Dream a gate/オルタンシア
3:Fearless Girl/テトラルキア
4:月影のトロイメライ/トロワアンジュ
5:Brilliant Wings/ステラマリス
6:WINTER JEWELS/KiRaRe
7:crave/オルタンシア

7曲目のCrave前のMCで「ライブ時間3時間で、この先まだ長いから座って休んどけ」ってなった歌がCraveです。

2ndがその後どうなったか見てみましょう。


8:恋はフュージョン/ステラマリス
9:エンゼルランプ/トロワアンジュ
10:Stay Together/テトラルキア
11:FlowerS~となりで咲く花のように~/オルタンシア
12:ク・ルリラビー/かえ&香澄(KiRaRe)
13:Secret Dream/ステラマリス
14:キライキライCЯY/瑞葉&みい(KiRaRe)
15:STORIA/トロワアンジュ
16:GROWING!!/舞菜&紗由(KiRaRe)
17:君に贈るAngel Yell(JAZZアレンジカバー)/ステラマリス&トロワアンジュ
18:境界線/テトラルキア
19:Stage of Star/ステラマリス
20:Do it!!PARTY!!/KiRaRe
21:Dear マイフレンド/オルタンシア
22:Realize/ステラマリス
23:Cresc.Heart/トロワアンジュ
24:夏の約束/KiRaRe
25:Shine on Me!!/テトラルキア
26:*Heart Confusion*/オルタンシア
27:君に贈るAngel Yell/KiRaRe
28:Time and Space/ステラマリス
29:Sinfonia/トロワアンジュ
30:カナリア/テトラルキア
31:Purple Rays/オルタンシア
32:リメンバーズ!/KiRaRe

はい、リメンバーズが終わって椿本Pが出てくるまで実におよそ2時間半、しっとりと休めるパートなんてありませんでした。

今回のワンマンで小澤さんが「もうCraveを歌ってしまいました…」って言ったのは、3曲目でもうこの先休ませない宣言という事。

Craveで涙したオタクは『お前を殺す(デテン!)』されてたんですね。


FlowerS ~となりで咲く花のように~

Craveは別れの歌で、ラストに陽花が紫から目をそむけてしっとり終わる振り付けが特徴的です。

間髪入れずに真逆の歌、もう感情のぶれが大きすぎて「何なの、このひと…」って表情になります。

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あのね

ここで印象的だったのは、曲ではなく嶺内さんが小澤さんの振り付けを「ギフ動画にしたい」と言っていた事です。

インターネット老人会は「GIF全盛期ってもう20年前じゃんか…」と、まだ23歳の嶺内ともみさんの若さにダメージを受けたと思います。

3rdより動き回らず、かわいい振り付けがじっくり見られるようになってたのはもちろん最高でしたよ。

アイノウ・アイノウ

ライブでは花守ゆみりさんも1番しか歌う事を許されなかった曲の初めてのフル尺。

間奏の間はもう、今まで見てきた『越えられなかった壁が破られる瞬間』の記憶がフラッシュバックします。「サッカーワールドカップ日本の初出場」「100m走で日本人初の10秒を切った時」、「甲子園の優勝旗が白河の関を越えた時」最近だと「ラグビーワールドカップの日本の一時リーグ突破」などと同じ脳内麻薬が分泌されています。

こんな感じのテンションで聞いていた、2番がはじまるまでの無限のような時間と、まだ見ぬ境地に突入した高揚感はアーカイブを見直してももうもう二度と体験できないでしょう。

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DJ TIME

冒頭に書いたようにオルタンシア既存曲の「2021」バージョンは聞いてなかったので自信がありませんが、初代オルタンシア曲が使われてましたよね?

アイノウ・アイノウで花守さんが到達できなかった領域に嶺内さんが突入した直後に、花守さんと嶺内さんをつなぐバトンになったDearマイフレンズを真っ先に流すワイパさんの選曲が見事です。

Dream a Gate

お着換えタイムからの終盤戦。声出し不可の辛さが際立つ曲がここから怒涛のごとく押し寄せます。

この曲に限った話ではないですが、3rdのオルタンシア曲が少な目だったのも相まって、『確定です!』などLineスタンプ第2弾の「良く見るフレーズ」がやっと聞けて嬉しいですよね。


*Heart Confusion*

リステで数少ない田中秀和曲です。自分はアニメ化した時にリメンバーズが愛を語った企画「#あいらぶリステージ」でこんな浅い事を書いてたくらいなので、アイノウ・アイノウの次に楽しみにしていた曲です。

発声不可のレギュでは声に出せず、スマホ片手にツイートもできず「秀和!!」できないのは辛いですね。

忌まわしく感じる事もあったコロナ禍の配信ライブにも、コメントで共有できる楽しさは捨てがたいと、これはこれで良かった事なのだなと考えを改めました。

この曲というと、1番2番をぶち壊して荒ぶるCメロがわかりやすい「秀和!」ポイントですが、ゆみりエミュレートではない嶺内さん独自の陽花が色濃く出ていたと思います。

花守さんは他にも田中秀和楽曲を歌っているので、この曲も「灼熱スイッチ」「PUNCH☆MIND☆HAPPINESS」などわちゃみがある一連のゆみり秀和曲として聞いていたのですが、紐づけが外れて純粋にリステ楽曲として聞けるようになりました。

気のせいかもしれないと、秀和曲でもゆみり純度100%にしたやつを改めて聞いてみたのですが、別物と感じるようになって何かの呪縛から解放された気分です。


Yes,We Are!!!

小澤さんのブログの練習動画を見た上で、日付を改めて見てみてください。

時間の重みと、MCで語っていた「すごく練習した」、そして本番では一瞬の振り付け。形容できる言葉が思い浮かびません。

Purple Rays

3rdの時は「オーライ!」でありゆみりのラストの寂しさを振り払っていましたが、今回は気兼ねなく飛び跳ねられました。あとは声が出せれば…

アニメ放送時にカラオケボックスで2ndが見られるサービスがあって、糞コールしても、リステップのCMみたいにタンバリン叩き狂って、お酒飲んでも迷惑にならないのはなかなか楽しかったんで、声出しできないレギュがまだまだ続くなら、またやってくれないですかねぇ。


Re:Rays

振り付け練習をして、リメンバーズも一緒になってのRe:Rays良かったですね…と、最後の曲なのに感情のこもってない感想になってしまいます。

本当はこの曲を歌う前、風船片づけ時のカメラマンと、それを切り替えてたエンジニアの方の仕事ぶりをスタンディングオベーションで称えたいのですが、どこがどう素晴らしかったか書くとBD化した時に3rdの伊藤翼さんのMCみたいになってしまうので具体的に書けません。

これだけは言いたい、あそこはカットしないでください!!!!!!!! 

おわり

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