Re:ステージ! 3rd Live昼の部を振り返って

Re:ステージ!(リステ)の3rdライブに昼夜参加してきました。正直言うと「昼夜とも体感5分」「ジャンプし過ぎでふくらはぎがパンパン」くらいしか言えないんですが、記憶があるうちに私も感想を書こうと想います。

リステのアニメについてはこちらで語っているので宜しかったら読んでください。高尾山や1話冒頭のBrilliant Wingsの意味について書いてて、本文中もその延長で書いた所があります。

私はリステは初期から追っていて、地下ドル現場に近い治安の悪い時代を知っているので、別コンテンツの延長で騒ぎに来る人(無関係のコンテンツで、終演後にオイモス最高と叫ぶ人とか)除き、同じ物好き同士の文化の違いは寛容な方です。自分でも他の現場では自粛するような行為を、リステ現場ではやっているので一部不快に感じる所業があったらご容赦願いたい。


ライブ前

ライブ前からいきなり自粛していた禁を破りました。ジャニーズや韓流など女性向けアイドルの文化で、アニメや女性声優の現場では三ツ星カラーズと富野由悠季監督でしか見た事が無い「応援うちわ」を人生で初めて作りました。リステDDで生徒会がみい先輩にうちわを使っていたので便乗です。肩から上には上げないよう、注意はしたつもりですが見づらかった、隣の席で邪魔だった等、迷惑だった方がいたら申し訳ない。

応援相手はもちろん、リステで一番かわいいこの人です(異論は認める)。

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ここからライブ

Don't think スマイル

1番の中盤、オタクたちのFuFuコールの後のfwfwfwfwと👏👏fwfwがバラバラ、文化の違うオタクが入り乱れてるのが良くわかる、アニメスタッフこいつら連れてきてくれてありがとう、来てくれたオタクよ、めちゃくちゃイベ被りしてる11/17にリステを選んでくれてありがとう! 

それに引き換え1F席前方からはほとんどコールが聞こえない。「あいつら棒振りマシーンだ、いや棒も振ってないからマシーンですらない」って思われたかもしれない。言い訳をさせてくれ、ドンスマ初披露はCD発売前のリリイベ、完全に初見で聞かされるラス前の歴代曲メドレーの所でKiRaReの6人に「どうよ、たまんないでしょ?」ってドヤ顔されたトラウマが刻まれている。初めて見るフルサイズは「あの振りはあの曲の…」って照合するのに必死だったんだ。

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やっぱりあったよキラメキFutureのかえちゃんハウスの振り付け!

※追記:これリメンバーズの振り付けでしたね。アニメの可愛さで記憶上書きされてました

何はともあれ、色んな文化のオタクが入り乱れたライブ後に「自分たちと文化が違うオタクを見下し排斥する発言」が、ほぼなかったのは本当に素敵だ。(まぁ、例の🏠🐅は総スカン食らうの仕方ない、自分も擁護はできない。)

Yes we are!!!

先に謝っておくと、オルタンシアの二人は小澤亜李さんのブログ話と同じく、ローリング★ガールズからの続く小澤亜李さんと花守ゆみりさんの関係で見てしまう。

オルタンシアはKiRaReの次に発表されたユニット。初イベントではKiRaReの6つの★に加わった2つの☆。こんな所からリステを支えた花守ゆみりさんの卒業。どうしても湿っぽい目で見てしまうのは許して欲しい。

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長き前置きはさておき、ゆみりさん卒業のいきさつを考えると、オルタンシアにアニメ再現より、振り付け無しで一曲でも多く歌ってほしかったのが本音…だが目の前ではアニメ画像とシンクロするありゆみり、ちょっと痛々しく見えてしまい心苦しいがゆみりさんを尊重するしかない。この人は、いま許されるギリギリのパフォーマンスで最後のステージをやり切るつもりだ。そしてステージのゆみりさんの眩しいエガオ。そのダイカがこのステージなのだ…目に焼き付けようソレイユ王国民として。

ダイカとかソレイユ王国とかよくわかんない人は、伊藤翼が劇伴で主役のゆみりさんのとびきり明るい声が印象的な、見ると元気が出るハッピーなアニメ、エガオノダイカを見るのも良いかもしれない。(見ろとは言ってない)

Lumiere

はい、リステDDで最初に流れたトロワアンジュ曲ですね。

10話で流れて無かったって? ちゃうちゃう。

ここやで、トントン(3話の5分半ごろ)

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店内BGMとして流れててEDには挿入歌としてクレジットされていない。「昼の部はアニメ楽曲中心(クレジット外の曲も含むとは言ってない)」。確かにそうだけどさ…そうだけどさ!

こういう豪速球のビーンボールが来た所はだいたい曲の感想が飛んでいる。

境界線 

確かこの曲でドンスマのコールと同じく、後ろの人たちだけ『水飲み鳥みたいに前後に激しく体揺らしてヴォイヴォイ叫ぶやつ(メタルでよくやるやつ、名前知らない)』やってたんですよ。前回のツアーがキャパ300の箱の超圧縮で身動き取れなかったんで、そういう事できる曲って意識無かったんですね。そうか、動いて良いんだ! それから滅茶苦茶多動して頭を振りすぎ、翌週首の付け根の普段肩こりしない所がコリッコリになりました。

Like the Sun,Like the Moon

悲しい事がありました。サビのレスポンスで「Like the 俊,Like the 龍」ってコールしてる人がいたんです。許せないのは、2番の「Like the Wind,Like the Rain」は歌詞忘れて「ふ〜んふふ〜ん」ってハミングしてるんです。

 \ ヽ | /  /
\         /

_ わ た し で す _
    / ̄\
―   |^o^ |   ―
    \_/
 ̄          ̄
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 /  / | ヽ \
/  /  |  ヽ  \

…反省してます。

ミライKeyノート 

とりあえず体が勝手に振りコピする曲。

KiRaReの曲はみんな主題歌にするつもりで作ってる伊藤翼が、この曲だけはちょっとセオリーを外してると思うんですよ。心もとなさと必死さみたいなのを感じるんですね。所々でビブラートのかかる牧野天音さんの声がさらに庇護欲を引き立てる。2話を見返しても、アイドルアニメの文脈じゃなくて例えるなら「プロトゲッター感」、主役メカ出てくる前の超弱いメカで戦う序盤を見返した時と同じ燃えを感じるんだ…頼むわかってくれ!

ク・ルリラビー/キライキライCЯY

これはサバゲシーンが迫真すぎて3話で流れなかった曲「メドレーは、アニメで本来やろうとしていた曲順再現」だな…と勝手に解釈した、次にみぃみぃ叫ぶため事前に用意していたウルトラグリーンのサイリウムをすぐ折れるように準備した…あれっ? For you! For みい!が来ない…これがリステのセトリだ! 

それはさておき、自分はアニメ前からのファンなのとショートサイズの物足りなさでメドレー既存曲は『見るたびに磨きがかかる定番』という視点になってしまいます。どうしても、普通のアニメだと使われる事の無い既存曲が本編で流れた時の「ああああああああ!」がライブの感動を上回ってしまう。初めて見られて感動で言葉になってない人たちが正直羨ましい。

惑わしラプソディー

この曲と言えば、リリース直後に諏訪彩花さんがやっていた「手をL字に動かす」ムーヴ。たぶん21世紀に産まれた若者は元ネタ知らない、もしかすると20台前半のキャストも知ってるか危うい。だが、諏訪ちゃんに恥をかかせてはいけない。昭和を知る者としてやるしかない、これを!(1分20秒あたり参照)

今、改めて聞くとそんなに似てない…でも良いんだ! ペンライトを振るわけでも無く、振りコピするでも無く、俺はキムタクの嫁のアイドル時代の物真似をする!

あのね

ソニックシティの広いステージだと、舞台の余白が大きすぎて「オルタンシアの二人が一人きりになった時の歌」っていう、ふとさみしくなる瞬間ってのが際立ちますね。よく言われる「オルタンシアのソロ曲は、キャラのイメージと曲調が真逆」ってギャップの魅力。花守ゆみりさんではもう望めませんが、後任キャストで陽花バージョンの『あのね』もいつか見たい。

あとは、昼の部で雑にアイノウ・アイノウを消化はしないでくれよ! …と祈り続け、無事に夜に持ち越されました。

Glory Star

リステは「キャラと中の人同一視する風潮に」一石投じる事件があったコンテンツだけど、田中あいみさんの小柄でちんまりしたあの感じ、キャラと重ねるなと言うと無理があると思うんですね。

特に、アニメから珊瑚ちゃん知った人は大体「嫌な奴→ネタキャラ→やだ…ソロ曲格好いい」ってルートたどると勝手に思ってるんですが、現実で中の人にもう一度やられるのはたまらんですよね。

優しい風

瑠夏→珊瑚のこの流れ、よし次は碧音のDESERT BLACK FLOWERだ。もしかしたらフルサイズ来る! たかみなが見たかった「砂漠に水」をやるぞとウルトラブルーのサイリウムを折る準備をした…あれ? 青いサイリウムだけどロイヤルブルー…これがリステのセトリだ!

「砂漠に水」というのは、高橋未奈美さんがリリイベで『大サビでライトを碧音の赤系から青にして砂漠に水を与えてね』ってリクエストしてた事。ワンマンの時は各自青系を点灯させて「碧紗由」「碧瑠夏」「碧珊瑚」「碧天葉様」「碧リーダー」とか勝手に好きな赤系と青系の組み合わせを見せてくれ、頼む!

それはさておき、天葉様ソロはリステのライブでは初。過去には、運営が色々あったキャラソンJAPAN名古屋の日岡なつみさんソロのSTORIAのみ、自分はもちろん回収できてなかったんでこれが初。だがリステ曲は「ライブでフルサイズ聞いた時の衝撃」が醍醐味と思ってるんで感想はワンマンにとっておきます。

Invisible Diamond/One Step Ahead 

これもフルサイズを聞けるまで感想はとっておく。テトラルキアの曲って、若さ剥き出しだが中学生にはちょっと早い、ギラギラした青臭さとそれにピッタリの4人の声が本当に良いですよね。

ひと夜ひと夜にひとりごと

田澤茉純さんが、キラメキFutureの振り付けのビデオの時期が2019年初頭だったと語っていて、ダンサーと振り付け師含めかなりの人数が長期に渡って関わっているが、KiRaReソロ曲の振りに関しては6人に任せているように思われる。確証はないが、ソロ曲にはアニメを経ての中の人によるキャラの再解釈が反映されている。瑞葉の踊りのベースは神楽舞、そうこれは武蔵国の一宮(一番格が高い社)のある大宮で行われる神事。客を煽る瑞葉、という珍しい光景も催事の一環なのだ。

まっ、神は死んだんだけどな!

あと、ラップパートが聞けないのは残念だったが、昼の部のどこかで絶対歌う『憧れFutureSign』で田澤さんの「とびきり大好きさ」で殺される事が確定していて、前半で破壊力高いパートはやらないようにしてるんだなと解釈した。予想通りライブ終盤、心の準備をしていてもガードできないますみんの「大好き」を喰らうことになる。

ガジェットはプリンセス

この曲だけはライブより、ヘッドホンで聞いてウィスパーボイスで溶かされるASMR感覚の方が勝ると思ってたんですよ。リリイベでも待機中にスピーカーから流れる音が左右に振れ、かえちゃん空間が発生して挙動不審になった。理想を言うとImaxシアターとかの立体音響で楽しみたい。そして、それを余裕で覆す立花芽恵夢さんのパフォーマンス。

リステ2ndのBDの秒間30フレーム(正確には何フレかは知らない)だと、立花芽恵夢さんのダンスって、キレッキレすぎて追いきれなくてコマ飛びしてるんですね。それに対し、ステージでは最新のグラボに変えてフレームレート最高&補完ありにしたかのようのなめらかに動くロボットダンス。これだけで最新のゲーミングPCと最高級グラボ数枚ぶんの価値がある。

ステレオライフ

アニメ9話のために作られた歌で、まなさゆver.は確かに見たかった。一応かえちゃん推しなので、ここではちょっと脱線させてほしい。

この曲はKiRaReで数少ないバラードであり、一人ひとりのソロパートが長く個々の魅力が深く味わえる曲で、そして何よりかえちゃんセンター曲でもある。前述のように秒間30フレームでは動きがおいつかないめえちゃんが、その表現力を声と表情に全振りする。ふだんのめえちゃんを動とすると「静の立花芽恵夢」という凶器、それがステレオライフなのだ。ラストで6人が矢継ぎ早に歌うパートで、メロディに乗って一体化していたリメンバーズが推し色で綺麗に分かれていくのも滅茶苦茶エモい。ツアーに行った人はこれを最大8回浴びている。これ以上は『一年間に摂取してよい立花芽恵夢』の許容量を確実に超え、一般的な成人男性であれば即死。3rdライブ昼の部はソニックシティの惨劇として歴史に刻まれただろう。今回のセトリのおかけで生き延びてしまったからには、ワンマンで6人のステレオライフを回収しないといけない。

せーので跳べって言ってんの!

2400人いたら2400人がここは同じ感想言うと思う。「ショートサイズだなんて椿本には人の血が流れてないのか! → フルサイズで手のひらク・ルリラビー」。

さて、この曲はリリイベで披露された後、リステ界隈が二つに割れ荒れた。「せーので跳べ(Jump)、全力で跳べ(Jump)」派に「サビはずっとマサイ」派がお気持ちを表明したのだ。ジャンプ禁止の現場も増える中、奇跡のような大馬鹿エピソードだ。3rdではどっち派もいてお気持ち表明はもう無い。こういうリステのオタクの寛容さは大好きだ。

InFiction/Silent Dystopia/Ambitious Pieces/ハッピータイフーン

各ユニットの夢や挫折、そしてそれを打ち破る対するスタンスの差がめちゃくちゃ出てる曲ばかり揃えた対バンパート。特に初披露のテトラルキアは「夢を持つだけではダメ」ってギラギラし若さがたまらない。考察すると実にキリがない、書いたら長くなりすぎたので省きます。

そしてラストがハッピータイフーン。困難すら楽しんでしまおうというドラッグ以上にキメすぎた曲。

ハッピーなタイフーンと言えば台風15号上陸のタイミングで放送された10話。

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この後の台風19号で聖地高尾山口駅は浸水して、11話に出てきた聖地もいくつか被害を受けました。

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EDの階段のふもとは八王子市のハザードマップで黄色くなってて、実は舞菜ちゃんの家がありそうなあたりも避難勧告出た地域なんですね。

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「はやく!(避難所へ)」 「まって~!(慌てないで)」

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50年に1度の台風すらハッピーに乗り越える…アニメを経て意味がまた変わっちゃったよ…

Dears

終盤『長座から足元を見ずに立ち上がる』という意外と難しい箇所で立ち上がるのが遅れた日岡さん。サッと戻って支える従者の長妻さんと阿部さん、トラブルなのか演出なのかはわからないが尊くて死にました。

あと、ライブ前の長妻樹里さんのブログでストレッチや前屈ばっかりやってたんですが、この曲のためだったというのがライブから一週間たって明かされたのも、何か那岐咲っぽいですね。

カナリア

これはオタクと聞いた時に最高に楽しくなる曲だ。リステのライブ未体験の人に一番知って欲しかったのは、これのキチガイ高速クラップだったりする。夜の部を他の曲でも、古参も新規も言葉は交わさずとも「テトラルキア曲はチンパン」と見解が一致し、それとなく現場が形成されていったのも3rdの印象深い所です。

Purple Rays

仕方ないけどオルタンシア曲は少ないらしい。本音を言えば*Heart Confusion*で「秀和!」とか叫びたかった。だがありゆみりに残されたのはあと3、4曲。お二人にも「最高なこの瞬間」になるよう湿っぽさは捨てよう。聞けなかった曲の分まで思いをのせて全力でオーライした。

Brilliant Wings

リステDDのはじまりの歌であり、恐らくアニメ設定で一番意味が変わった曲

ステラマリスと言うと「LINEをやらない👏俊龍」さんが広く知られていますが、この曲はステラマリスの作詞作曲を数多く手がけるキーパーソン久保正貴さんが手がけています。

※追記: 「LINEをやらない👏俊龍」さんを「Lineをやらない👏俊龍」さんと表記していました、深くお詫びします

久保さんの制作秘話によると、本来は「1st Liveの演者やファンからインスピレーションを受け、ライブでやるために作った」という激熱ソングで、まさにライブで花開きます。歌詞の「どこにもない景色 永遠に見させてそのまま」も、ソニックシティのああいう光景の事なんですよ。これだけで泣けませんか?

また、久保さんって「歌詞を縦読みしたらステラマリスになる」に代表されるように、おちゃめな遊び心のある詞を書く方なんですね

これにリステDDで加わった「ステラマリスの曲はプロが作ってる」という設定が加わり、恐ろしい化学反応が起こります。

中1の舞菜が4月の時点でPVまで完成しているこの曲、発注時期は舞菜がまだ小学生の時って事になりますよね。

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これに久保さんの歌詞の遊び心「ステラマリスの3人と舞菜の名前が入ってる」が加わります。碧音さん、舞菜が願書提出した頃にはもう一緒に歌う気マンマンで舞菜の名前を歌詞に入れさせてるんですよ。

珊瑚ちゃんのヘイトがまだ高かった頃「(舞菜の)スペアマリス」とかひどい言われようでしたが、メンバー選出基準が「本命の舞菜が急にいなくなったので、名前に珊か々か音か立か入ってれば良い」だったではないかという、元々あった疑念が深まりました。碧音が先に「美寿々さん」とかに声かけなくて良かったね珊瑚ちゃん…

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歌詞の「どこにもない景色 永遠に見させてそのまま」も、10年以上中学3年までずっと舞菜にぴったり後ろにつかれてアクセルベタ踏みで煽り運転され続けたら、アイドルの頂点まで行ってしまった碧音が「景色を舞菜とずっと見ていたい」という激重の現状維持ソングに変貌しているんですね。

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碧音はドンスマの歌詞のように「同じ空」を見上げず、Like the Sun,Like the Moonの歌詞「地上に降りた」と天の高みを目指す気は無く、舞菜には『お姉ちゃんよりKiRaReの方が遠くの景色が見られる』と見切られ、ベクトルが違うから最終回まで交わらずにすれ違うんですね。

楽曲スタッフがライブを見て「演者とファンのために作った曲」が、重度のリステ楽曲オタクのアニメスタッフ片貝監督の手を経て、作品の根幹テーマに昇華。そしてその曲が、アニメの後に改めてライブで歌われる意味、すごくないですか?

OvertuRe:

KiRaReの面々も「見て欲しい」と一番の見どころに挙げていたこの曲。

リステには黄色系のライトがハクちゃんのレモンシフォンしか無いので、この場面の再現かバンド紹介の伊藤翼の所で折ると決めていたウルトライエローを取り出し、今度こそ事前に用意して狙ったタイミングで折れた。だが、この曲で一番ヤバいのはこの後だった。

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ここでちょっと時間をさかのぼる。後ろで流れてたアニメ映像、本編との唯一最大の違いは『良い感じの泣けるモノローグ』が無い。あれが無いので、1番が終わる頃に碧音と瑠夏だけこの曲全く刺さってなくて、クッソつまんなそうな顔してるの際立つんですね。

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2番も終わって、前述の会場が黄色に染まるパートの後、やっと碧音の心が揺らぎだすんですよ…

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初見の時はモノローグ聞いてて泣いちゃって気付かなったんですが、碧音に刺さってるのが舞菜の歌声じゃなくて、眼中になかった「高尾校のその他大勢」でしかなかった瑞葉のソロなんですね。

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そこから「舞菜に救われた先輩3人」が碧音に畳み込みをかけた末、姉妹が『同じステージに立つ者同士』になるあのシーンにつながります。ラストバトルで主人公ではなく序盤からいる弱キャラが活路を見出す、男の子なら大好きな展開ですよね。

アニメを再現した現実のライブではどうだったかというと…まず田澤茉純さんの透き通るようなハイトーンボイスで仕掛けてきます…


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心の本棚 その奥のほう

見ないふりして隠していた

間髪入れずに空見ゆきさんのハスキーボイス…

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名前の無い物語

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駄目押しに、岩橋由佳さんのイケメンボイス!

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『ただいま』未来から迎えに来たんだよ My Dream!


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この「実質ジェットストリームアタック」。現実世界で背景のアニメ映像と中の人が完全にリンクして仕掛けてくるんですよ!


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そりゃあ碧音もミデアも墜ちるし、マチルダさんもリメンバーズも死ぬわ…アニメに沿ったライブで『ラストバトルで討たれる側』の追体験させられるとは思ってなかったよ。

367Days

OvertuRe:の冒頭で手もつなぎ「月が星になる」振付けに対して、6人が前に向かって動くと円になる367Days冒頭の振付け。アニメを経て改めて、節目となる大事な曲だと思いました。367Days(みんなで)の人数も、初披露の2ndので山野ホールの900人ちょっとからソニックシティの2400人くらい(機材スペースや招待席のぶんキャパの2500から減る)に増えたのも感慨深いですよね

憧れFuture Sign

ラス前のソロパート

2ndの「とびきり大好き~」は声優ユニットの方のKiRaReとしての田澤茉純さんの言葉。

3rdの「とびきり大好きやで~」はアニメキャラのKiRaReの市杵島瑞葉を演ずる田澤茉純さんの言葉。どちらもライブを代表する名シーンだと思います。

それはさておき、高橋未奈美さんと田中あいみさんが歌う番じゃない時、向かい合って何かいちゃいちゃしてるんですよ、こんな感じに。

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歌詞の「プラスとマイナスの矢印ばかり」の所で指で十字を作り『プラスも~らい!』みたいな事やってる高橋さんと、マイナス押し付けられて、何かしょげてる田中さん。あんたら小学生か〜い! 碧音と珊瑚みたいなリアルの身長差もあいまって、個人的に昼の部の最エモポイントでした。

おわり







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