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【2015年4月】幸福大学の入学試験 ――『ALWAYS 三町目の夕日』感想文

諸君、ようこそ幸福大学へ!名前の通り、ここは人を幸せになるために設立した大学です。だから、ここで勉強するつもりなら、まず自分は幸せな人でなければなりません。というわけで、その入学試験を受けてください。あなたにとっての幸福はどういうものなのか、どうやって感じられるのか、試験の問題に基いて、ちゃんと答えてください。いい成績を取るように、がんばってください。

受験日期:2015年4月17日   受験者:古行淳之介    

問題一、あなたに幸せを感じさせる方を紹介してください。(25点)

答え: 彼の名前は茶川です。彼は私のあこがれる人です。立派な大学から卒業して、有名な作家になるために、ずっとがんばっています。私は彼の作品が大好きです。彼の作品を読むために、毎月の雑誌を待っています。
 彼と初めて会ったのは、ある夜のことでした。その時、彼は酔っているから、ぼんやりと私を引き取って育ててしまいました。次の日、彼はすごく後悔して、私をつれて出てしまいました。私をもとに還るつもりです。でも結局、それはできないことでした。彼の怒っている顔を見て、私はびびっていました。でも、私は彼のファンと言うことを知ってから、彼はちょっと得意になりました。
 それから、私たち二人きりで暮らしていました。彼は実に優しい人ですけど、素直ではありません。私が本当の母親を探すために、急に行方不明になってから、彼はすごく心配で、私が戻ったとたん、彼は私を殴って、そして強く抱き締めてしまいました。その時、私は幸せを感じました。ずっと彼のそばにいると決めました。なぜなら、彼は私に幸せを感じさせる方です。

問題二、あなたに幸せを感じさせることを述べてください。(25点)

答え: それは去年年末のことでした。もうすぐクリスマスですから、茶川さんは私に「プレゼントは何がほしい」と問いました。私は知っています。私たちの家は貧乏です。彼は生活のために、一生懸命働いています。でも、有名な作家になるために、そんなに簡単ではありません。だから、「自分のペンがほしい。」と言う言葉は、口に出せない言葉でした。
 そしてクリスマスイブがやって来ました。茶川さんと私は暖かい家にいました。突然誰が扉を叩いていました。でも、開けて見ると、誰もいませんでした。ただ一つのプレゼントがありました。私はすごく嬉しくて、家に入ってからすぐ開きました。新しいペンでした!茶川さんもびっくりして、「よかったな。」と言いました。あの時、サンタクロースが本当にいると私は初めて信じました。
 実は、このサンタクロースは茶川さんに違いありません。彼は私のために借金して、このペンを買いました。生活が苦しいのに、こんなことをするなんて、私は感動しました。そのことから、私が幸せを感じました。

問題三、あなたから見れば、幸福を感じるために、一番必要なものはなんですか。その理由を述べてください。(50点、ヒント――お金、友達、家族、時間、そのほか)

答え: 別れることは一番必要だと思います。

理由:幸福を感じることは難しいと思います。自分の幸せはいつも見えないものです。人はよく「僕が不幸すぎる」といっているが、実にただ自分の幸福が見つけないだけです。だから、それをみつけるために、別れることは一つのいい方法です。だから、それを見つけるために、別れることは一つのいい方法です。一度大切な人と別れてから、相手の重要性や二人の思い出が浮かぶことができます。そうなると、相手を会いたい気持ちはどんどん強くなりました。そして、再会する度に、自分がどんなに幸せなのか、やっと感じてしまいました。その後きっと、相手のことを大切にしていると思います。
 つまり、幸福と言うことは、そんなに複雑ではありません。ただ心をこめて、自分の気持ちをちゃんと感じているなら、きっと幸せになることができます。

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