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QBのスローイング

こんにちは、東京で活動中のタッチフットボールBOOZERSのQB深澤ハルです。
今回はボールのスローイングについてご説明したく思います。

タッチフットで使用されるボールはアメリカンフットボールのものより小さく、適当な投げ方でもある程度は飛んでしまいますが、過度に横から投げたり「手投げ」でのスローイングを繰り返していると肘や手首に多大な負荷がかかり、怪我につながってしまいます。
また、適正なフォームを身につけることによってボールのコントロールは飛躍的に向上します。
タッチフットにおいて「同じタイミングで同じ場所に同じボールが投げられる」ことが非常に重要であることは言うまでもありません。

きちんとしたフォームを身につけ、より良いスローイングを目指しましょう!

まず、こちらが基本的なフォームです。

正面から

前から

スローモーションはこちら

https://twitter.com/hal_fukasawa/status/1086860604348878848?s=09

それではスローイングのポイントをご紹介していきます。

ポイント①
投げたい方向に対して半身の姿勢を取る

スローイングにおいて腰、体幹の回転は非常に重要なものです。
体の回転を最大限活かすために投げる方向に対して横向きに構えます。

ポイント②
投げる方向に対して、軸足は90°の角度を取り、きちんと踏ん張る

野球のピッチャーがプレートに足をかけるのと同じように軸足を出します。
この時、軸足が正面を向いてしまうと体の回転が上手くボールに伝わらず、またバランスも悪くなってしまいます。

ポイント③
脇、肘、肩でそれぞれ直角を作る。

この時にボールが後ろ側を向いていること、胸を張ることを意識しましょう。

ポイント④
前の足は投げる方向にまっすぐ向ける

「前の足が向いている方向にボールは飛んでいく」とは、アメリカンフットボールの指導者によく言われる言葉です。
つま先が変な方向に向いてしまうとコントロールが定まりません。

ポイント⑤
ボールより先に肘が前に出る

肘がボールより先に頭を通過するのは体の回転、腕のしなりが上手く使えている証拠です。

ポイント⑥
リリースは頭の上から

頭より下でリリースしてしまうと肘や手首を痛めてしまいますし、ラインに弾かれやすくなってしまいます。

ポイント⑦
リリースの際に肘から先は脱力させるイメージを持つ

手首で変にスパイラルをかけようとすると、かえって綺麗なスパイラルはかかってくれません。

ポイント⑧
テイクバックからフォロースルーまで体軸をぶらさない

投げる時、投げた後に体軸がぶれてはいけません。腰が曲がっていたりしてはコントロールの良いボールを継続して投げ続けることはできません。
頭から1本の棒が刺さっている感覚で投げましょう。
私は軸足を最後蹴って投げていますが、これはどちらでも構いません。

これらのポイントを意識して身につけることが出来れば、スローの精度は飛躍的に向上します。
参考になれば幸いです!

次回は練習方法についてご紹介します。