サブポジに関するあれこれ

パワプロの能力データの項目の一つ、サブポジ。メインの守備位置以外のポジションを守れる能力を表したものである。今回はサブポジの種類や、色々な取り方。ちょっと変わったサブポジを持った選手の作成方法などを書いていく。

サブポジのレベル

サブポジには7段階のレベル(見落としあったらごめんなさい)とそれに対応した係数が設定されており、メインのポジションの守備力にその係数をかけたもの(小数点以下切り捨て)がサブポジの守備力として設定される。選手の中には複数のサブポジを持つ選手、複数のサブポジを持つうえにポジションによって守備力が異なる選手もいる。

レベル7 100%
最高レベルのサブポジ。メインのポジションと同等の守備力でサブポジを守ることができる。

パワフェスでは非常に重宝する

レベル6 80%
通常のサブポジよりもやや高いレベルで守れる。パワプロアプリ出身のキャラのサブポジは、こっちのレベルが設定されていることも多い。

ポジションによってサブポジのレベルが違う例

レベル5 70%
サブポジの基本レベルはこれ。サクセスやパワフェスで経験点を使って取れるサブポジはこの70%に始まり、80%、100%と上昇していく。普通に選手作成をしていると取れるサブポジのレベルはこの3つだけ。

元々一塁専任だったのに清本の出現で三塁併任になった彼

レベル4 50%
ここからは普通の方法では再現できないレベル。千将高校編で選手を作成する時に、50%以下のサブポジを持った転生選手が登場することがあるが、育成選手に指名すると50%以下のレベルのサブポジは全部消滅するので注意が必要。育成選手にせずチームメイトのままにしておく場合はそのままサブポジが残る。

どうせならファスティングバージョンもパワターごと欲しい

レベル3 40%
マイライフでサブポジ練習を2回やるとこのレベルに。このあたりからだんだん、メインのポジションの守備力が高い選手ほど悲惨な見た目になってくる。

この年の今江は一度もファースト守ったことないし通算でもほとんどないのだが

レベル2 20%
メインのポジションと比べると遥かに守備範囲が狭い状態。パワフェスの嵐山マネージャーがご機嫌レベル2の時に付与できるサブポジのレベルがこれ。

サードはこの再現年度の3年前にちょっとやっただけ。

レベル1 10%
守備適性がないよりはマシ程度レベルで動けるようになる。前述の嵐山マネージャーがご機嫌レベル1の時はこれ。

元キャッチャーの選手の一部はこのレベル設定なイメージ

レベルごとの習得方法

レベル7(100%)~5(70%)
この範囲は話が簡単。サクセスやパワフェスなどではただ経験点を使えば良い。1回で70%、2回で80%、3回で100%になる。これは栄冠ナインでも同様で、コンバート指示を出しておけばこの通りにレベルが上昇していくが、2024からは通常の育成方法では全部のポジションのサブポジを取得することができなくなった模様。サクサクセスではサブポジを取る手段がない。マイライフでは長所を「◯◯も守れる」にしておくと、選択したサブポジのレベルが最初から100%になっている。

レベル4(50%)
ここから下はサクセスやパワフェス、栄冠ナインでは取得不可能。ただし栄冠ナインクロスロードはサブポジの仕様が若干変わっており、サブポジの練習をさせると50%→70%→80%と上がっていき、100%に到達する前に打ち止めになる。コンバートすると元のポジションのレベルが80%に下がるため、100%のポジションを複数つけるのが不可能になっている。

最初からサブポジを持っている場合も一律50%
2段階目で70%まで上がる
80%で打ち止め。オリジナルの栄冠ナインは100%まで上がる。

クロスロードでドラフト指名された選手は2024に引っ張ってこれるので参考までに。

レベル3(40%)~1(10%)
この範囲のサブポジは基本的にはマイライフでしか取得できない。マイライフで長所を「◯◯も守れる」短所を「サブポジションが苦手」にすると、サブポジの初期レベルが40%に設定される。キャンプでサブポジションの練習をすると10%→40%→100%の順に上がっていく。コーチから打診されるコンバートを受諾した場合、オリジナルのポジションが一気に10%まで落ちるが、またキャンプの練習で上げていくことは可能。

メインよりサブポジの方がレベルが高い選手の作り方

ここからは変則的な選手の作り方。メインポジションのレベルが100%未満で、サブポジの方がレベルが高い選手を作る方法が一応ある。

一つは千将高校編。パワプロに収録されている実在選手の中には前述のポジションレベル設定をされている選手がいるので、彼らが転生として出現するのを待つ。ひたすら待つ。

メインよりサブの方が高い実在選手の一例
育成例(※2022)
メインはSSだがレベルが一番高いのは1Bと3B

目当ての能力の転生選手を狙って引くのは相当に確率が低いので、普通に千将高校編を回して遊んでいくうちに引けたらラッキー、くらいがちょうどいいかもしれない。

もう一つの手段はSwitch限定かつとんでもなく面倒な方法だが、『パワプロR』を利用する方法。まず前提として、第2回以降のアップデートパッチを当てていないソフトを用意するのが条件になる。今回利用する仕様が第2回のアップデートで修正されてしまっているからだ。遊ぶのは『1』『2』どちらでもよいが、ランダムで発生するコンバートイベントを受諾すると、コンバート先がレベル10%のメインポジションになり、コンバート元がレベル100%のサブポジションになるという謎の現象が発生する。

外野手を一塁手にコンバートした例

無事プロ入りを果たし選手登録が出来ても、そこからもうひと工夫必要になる。Rの選手を直接2024に引っ張ってくることは出来ないからだ。なので、まず2022を起動してRの選手をコピーする(これは仕様上普通にできる)。次にコピーした選手で2022のマイライフをプレイし、年度末に新しく選手データとして書き出す。これでこの選手は2022で育成した扱いとなるので、2024に引っ張ってくることが可能になる。なお冒頭でSwitch限定と書いたが、この方法で持ってきた選手をアレンジチームに入れてLIVEチームにアップロードすれば、一応PS4/PS5でも使うことはできる。SwitchでアップロードしたチームをPS4/PS5でダウンロードすれば、そのアレンジチームから選手を取り出すことは不可能だが、そのチームに選手を足し引きすることは可能なので、対戦やペナントなどで遊ぶことはできる。また、マイライフで書き出した選手は誕生日や年齢がいじれないので、そこをこだわりたい人はマイライフ開始前に数字を逆算して設定しておくこと。

実行例。まずはRで選手を作成。
メインのCが10%、サブのOFが100%になっている。
これを2022上でRから2022にコピー。
マイライフを1年遊び、選手として書き出す。
そうすると2024にコピーが可能になり、使えるようになる。

この方法は千将高校と違い、ひたすら長い時間リセマラを繰り返すことこそ必要ないものの(コンバートイベントはランダムだが発生確率は高い)、最低でもソフトがR、2022、2024と3本必要な上に、Rはアップデートパッチをあてないのが条件なので、パッケージ版ソフトを新しく用意してネットワークをオフにした状態で進めないといけない(アップデートパッチあてない状態で起動、選手作成できるか未確認なので自己責任で)。ここまで書いておいてなんだが、この環境を一から構築しないといけない人にはおすすめできない方法。

まとめ

普通に選手を作るだけなら適当にポイントを払えばいいだけのサブポジ。特殊な仕様のサブポジを持った選手を作りたいなら、50%未満のサブポジ持ちを作りたいならマイライフ、メインとサブが逆転した選手を作りたいなら千将でリセマラになるだろうか。後者は時間がかかる以外にもう一つ致命的な問題点があり、それはポジションを自分の意志で決めることが出来ない点だ。転生でたまたま引けた選手を、その選手のポジションのまま育成する以外ないのである。それでも作りたい、再現したい選手がいるという人、幸運を祈る。

注意点

過去の作品から引っ張ってきた選手は、どうやってもLIVE選手としてアップデートすることは出来ない。今回記してきた方法で再現選手などを作って選手単位で配布を考えている人はここで思いとどまってほしい。マイライフをプロ野球人生編でスタートさせて書き出した選手であれば可能(なはず)なので、作った選手を何に使いたいかよく考えてから試してほしい。

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