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騎手の成績 2021年2月

毎月恒例の騎手の成績のお時間ですが、異常事態が起こりました。競馬関係のデータが全て入っているHDDが飛びまして、まったく使用できなくなってしまったのです。もちろんバックアップは取っていますが、時期的に昨年末までしか取っておらず、今年の分は全部飛んでしまいました。

というかですね、そもそもHDDにアクセスできないので、かなりヤバイ状況だったんです。競馬関係はもちろん、個人的なデータも、仕事関係のデータも、家族のデータも預ったりしていたので、ガクブル状態でベッドに倒れこみました。ここまで力が抜けたのは全財産の半分をぶっ込んだハイライズがインディジェナスを捉えられず3着に敗れたジャパンC以来です。

しかし、そこは年の功。5分ほどで立ち直り、ネットを駆使して復旧を試みます。そして数時間の格闘の末、奇跡的にデータの吸出しに成功したのです!!

たぁだぁしぃ~・・・肝心の競馬関係のデータが一部破損しており、現3歳馬と500万条件、騎手関係のデータは全滅でした。バックアップで戻したとしても今年2開催分のデータ更新を行わなければならず、しかも今年になってやっと勝負になりそうなくらいまで昇華できた未勝利戦関連は記憶を頼りにやり直しと、週末まで時間との勝負となりました。

しかも東京開催が終了して騎手の成績も見なきゃいけないでしょ?推しである野中君、坂井瑠星、松若風馬、武藤雅の2か月分のデータと、1月期のリーディング順位は一からやり直しですからねぇ。火曜が祝日で良かったですよまったく。

という事で、2月期はサラッと行きます。持続化給付金の続報とサウジ遠征についても、今週中になんとか別記事にしたいと思いますのでよろしくお願いします。

川田と岩田Jrの逆襲!!横山兄弟も立場逆転?

1位は指定席のルメールです。2月期は19勝ですよ?もう頭痛いですよね。日別では1勝、5勝、4勝、0勝、0勝、3勝、2勝、4勝と、お得意の固め打ちで挙げており、どんだけ東京好きなんだって感じです。

ただ、重賞では用無しが続いています。勝利は最終日のフェブラリーSまで待たなければならず、あとは2着も無しという惨状。まぁ惨状という言葉が適切かは分かりませんが、ルメールらしくない印象を受けました。なお、5割を切っていた3着内率は0.523と例年並みに戻しています。

2位は前月2位を維持した松山でした。二桁には1つ足りない9勝でしたが、ルメールとは逆に重賞での活躍が少し目立ちましたね。勝利こそなかったものの、クイーンCと共同通信杯ではそれぞれ5番人気、7番人気を2着にもってくるなど大変ありがたい存在でした。リリーバレロ?【私は】気にしません。

3位はいつもの福永。2月期も11勝と安定しすぎており面白くありません。
1~3番人気で4着6回という職人芸も見せていますが、驚きは昨年キャリアハイだった3着内率が今年はさらに0.484まで伸びている点です。これ以上、暴れられるとガチで面白くないので、福永以外の騎手の方、頑張って下さい。

4位は前月から維持した田辺。1開催9勝とか、どこの田辺だ?と思います。関東2番手に5勝差をつけていますし、短期免許組がいなければ関東騎手でもこれくらいできるところを見せ付けたのは愉快で仕方ありません。某大手馬主グループの方たちは良く見て頂きたいです。

5位は1が月にまさかの34位に沈んだ川田が大躍進を遂げました。重賞2勝を含む14勝を挙げ、リステッドも2勝していますし、さらにテン乗りで6勝を挙げる活躍はまさに大躍進です。元々代打職人でしたし、ラウズオンリーユーやクリンチャーなどを復活させた点も見逃せず、やればできるじゃん!という失礼な印象がありますね。

8位の岩田Jrも先週6勝の固め打ちで、1月期3勝から大ジャンプです。ローカルに回らずこの成績なら及第点ではないでしょうか。ただ、特別戦はわずかに2勝と寂しい結果となっていますので、クラシック戦線に参加できるかは微妙なところです。まずは重賞を獲りたいところですね。

10位には、なんとびっくりナンバショット!!とばかりに横山和が入りました。現在は吉田隼人と同様に拠点を関西に移し、小倉開催は栗東から駆けつけているそうです。安田隆行、翔伍の両先生に可愛がられた小倉では8勝を挙げ、3着内率はキャリアハイとなる0.271を記録し、やっと一人前になれたかなぁという感じがします。弟に負けずに頑張ってほしいですね。

若手の台頭が目立つ10位台

11位の鮫島克は先月13位から2ランク上げた鮫島克が入りました。横山和と同じく3着内率がキャリアハイを更新し、小倉で6勝を挙げていますが、2着が9回と惜しいケースが多いです。フェブラリーSのエアスピネルなどは評価に繋がると思いますので、この調子を維持できるか見ものです。

12位の団野大成は小倉、中京、東京、阪神とあっち行ったり、こっち行ったりでしたが、前月の初重賞の勢いそのままに6勝を挙げ、京都牝馬S、小倉大賞典でそれぞれ9番人気、12番人気を3着に持ってくる活躍は見事です。先週の勝利で減量が取れましたし、ここからが勝負です。

14位の横山武は5勝に留まりましたが、共同通信杯をエフフォーリアで勝利し、クラシックに大きく前進しました。毎週のように重賞に乗り、そこそこの有名馬の騎乗依頼も来ているようですし、コツコツと勝ち星を積み重ねるスタイルは昨年と同様なので心配はしていません。

15位の武さんは5勝を挙げましたが、それ以上に2着が8回と多く、昨年から指摘している取りこぼしが改善されません。しかも1,2番人気が6回と非常に悔しい面は否めませんし、重賞でも終わったワグネリアンを押し付けられるなど苦しい状況ですが、なんとか上昇気流に乗せたいところです。

18位の菅原も5勝を挙げ、さらに東京新聞杯で初重賞を奪取するなど関東期待の若手の地位を確保しました。まだ減量がありますし、しっかりローカルで修行しているので化ける可能性は十分にあると期待しています。

20位のバシシューは1月期2勝と出遅れましたが、2月期は6勝を挙げてここまで上がって来ました。未だに堀先生の寵愛を受けていますが、若手の活躍に押されている印象が強くなってきました。中央四場ではまだまだ若手に負けないとは思うものの、このまま徐々に沈んでいく可能性も無きにしも非ずだと思いますね。


見限るのは早計?要注意の面々

21位のミルコはビックリする程の凋落ですが、相変わらず3着内率は0.415と一流レベルを維持していますし、連対率も昨年より回復して0.277と、障害騎手を除けば7番手で、2,3着付けなら美味しい騎手に変貌しましたね。

22位の浜中は中央四場では乗鞍が無くなってローカルへ下野する事になりました。昨年の藤岡兄同様に、ローカルで勝ち星を重ねてリーディング上位に顔を出せたら良かったのですが、4勝と微妙な数字に終わり、後2週の小倉でどこまで勝ち星を積み重ねられるか注目です。

25位の北村友は重賞含む6勝を挙げて、40位だった1月期から躍進したものの、なかなか良い所が見つけられません。クロノジェネシスが復帰してくるまでにもう少し復調していてほしいところです。

その他にも前月71位から39位に躍進した勝浦、2月期から復帰して5勝を挙げた菱田、3勝を挙げて復調気配からサウジに向かった坂井瑠星などは条件次第では面白い存在です。


あと野中君ですが、93位まで落ちましたね。馬券に絡めたのも1/11から1ヶ月ぶりとなる3着に1回入ったものの、その後は二桁人気ばかりで掲示板も難しい状況が続いています。ただ、先週は珍しく阪神に遠征していましたし、変化を付けようとしているのかもしれません。できればローカルで腕を磨くのが良いと思いますし、春は福島ローカルを狙ってくれたら面白いと思います。



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