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ダノンファラオ&坂井瑠星 JpnⅠ初制覇!!

7/8に行われたジャパンダートダービーで坂井瑠星騎乗のダノンファラオが勝利し、人馬共にJpnⅠ初制覇を果しました。いやぁ嬉しい。我らが野中君と同様に海外武者修行組として応援してきた坂井瑠星ですが、デビュー5年目にしてJpnⅠを制するなんて、涙がちょちょ切れそうです。

レース自体は一騎打ちでした。逃げたダイメイコリーダの後を追いかけるように2番手に付けたダノンファラオは、断然の1番人気だったカフェファラオを警戒しながら少し速いペースでレースを進め、3角から仕掛けて行きダイメイコリーダを射程に捉えると、直線で交わして抜け出します。しかし、残り100mちょっとのところでダイメイコリーダが盛り返してきて、一瞬危ういか?と思いきや、再び突き放して1馬身3/4の差を付けてゴール。2着のダイメイコリーダと3着のキタノオクトパスが5馬身差も付いた1,2着馬のマッチレースという競馬になりました。

ダノンファラオは5月の兵庫チャンピオンシップ2着はあったものの、勝利は2月の3歳500万下以来で、重賞勝利はもちろんJpnⅠの勝利も初となります。ダノンファラオの父アメリカンファラオは2015年の米国3冠馬で、この世代がファーストクロップです。今回、断然の1番人気でユニコーンSを5馬身差で圧勝したカフェファラオの父も同馬ですね。やはり、半年で米国GⅠ6勝を挙げた父の能力を色濃く継いでいるのでしょうか。まだ3歳で、これからもっと成長していくと思いますし、今後も注目です。

また、オーナーのダノックスのJpnⅠ以上の勝利は、2018年阪神JFのダノンファンタジー以来ですね。ダノンプレミアムをはじめGⅠで散々期待され、散々な成績となっていましたから、この勝利で少しでも上向いてくる事を期待したいです。まぁセリ価格が1億9000万の期待馬なのでコレくらいはやってもらわないと困るといったところでしょうね。というか○田騎手がお荷物なんじゃ・・と思わずにはいられませんが、何なら川○に代わる主戦に坂井瑠星なんて如何でしょう?きっと色んな意味で面白い事になりますよ。

その坂井瑠星は、昨年初重賞を含む重賞3勝を挙げ、今年4月には東京スプリントで地方重賞を初制覇しています。函館に参戦している6月以降は4週間で1勝のみと苦戦していましたが、ここでチャンスをしっかりとモノにしましたね。若手騎手の中では松若風馬に続く優秀な成績でしょう。個人的には、勝ち星だけ稼いでいる騎手とは違うところをしっかり見せてくれたところが嬉しくてしょうがないです。この勢いに乗って夏競馬で大活躍してほしいですね。

ちなみに断然人気だったカフェファラオはマル外なんですが、海外のセリで$475,000らしく、高くもないが安くもないという金額だそうです。そのため、期待という意味ではダノンファラオの方が大きく、このレースでその期待に応えたという事になるでしょう。ユニコーンSの勝ちっぷりを見て『これはかなりの銀行レースだぁ!!』と思った方からすれば期待を大きく裏切ったカフェファラオですが、鞍上が不調のレーンでしたし、堀先生も地方GⅠ、JpnⅠは勝った事ありませんし、その呪いが重かったのかなぁ。今後の巻き返しに期待したいですね。


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