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新人騎手が大挙参上

2/9、JRAは2021年度の騎手免許試験の合格者を発表しました。新規調教師は既に発表、免許を交付されていますが、新規騎手についてはこれから免許交付、3月にデビューという形になります。今年は2/27,28に開催がありますので、新人騎手は春競馬3日目以降のデビューですね。

今年の合格者は以下の8名です。

2021年度 新規騎手試験合格者

JRAのHPから引っ張ってきましたが、全員凛々しくキリッとした印象を受けます。やっぱ丸坊主だとおじさんには野球部に見えますね。

この内の5名には競馬サークルに身内がいるそうです。角田大和は、フジキセキ、ヒシミラクルでおなじみの角田晃一元騎手、現調教師の息子ですし、西谷凜は障害の西谷誠騎手の息子ですね。松本大輝は元騎手で現調教助手の松本達也が父ですし、横山琉人は元騎手で現JRAファシリティーズ社員の横山義行が、永島まなみは兵庫競馬(園田、姫路)の元騎手で現調教師の永島太郎が父です。

一昨年の35期生も大塚、小林、菅原、岩田、斎藤と5名もいましたが、今年も揃いましたね。35期生はクセ者揃いで、先週の菅原を含めて既に3名が重賞を獲っており、近い内に獲れるであろう岩田Jrも含めれば豊作の年と言えますが、37期生で親のフォローを受けれそうなのは角田だけであり、ここまで期待するのは酷かもしれません。いずれにしろみんな頑張って欲しいと思います。

私個人の注目は永野猛蔵、古川奈穂であり、いずれも競馬サークル外の人間です。いずれもオヤッ?と思う騎乗を見て気になった程度ですが、猛蔵は関東所属ですし、古川は矢作先生の弟子ですし、面白そうだなと思いますね。


一方で、来月の新人のデビューにあたり、苦しくなってくるのが低迷している若手騎手です。今月で若手騎手から外れるのは30期生の石川、井上、木幡初、小崎、松若ですが、この中でやっていけそうなのは昨年初GⅠを獲った松若のみで、それ以外は厳しそうです。松若に続く勝利数を挙げている石川はデビュー3年目でダービーに騎乗してそのまま勢いに乗るかと思いましたが、それ以降、年間30勝を超える事はなく、関東期待の若手となれませんでした。その次に続く小崎は海外武者修行中にはやり病で帰国したものの、昨年はわずか5勝とふるわず、今年は正念場になりそうです。

また、その下の31期生は野中君、加藤、鮫島克、三津谷の4名ですが、その内、生き残れそうなのが昨年初重賞を獲った鮫島克ぐらいでしょうか。加藤は通算100勝を超えていますが、デビュー1,2年で75勝、それ以降の4年間で48勝と関西若手のジンクスにガッツリ引っ掛かっていますし、三津谷は障害で生き残れるかどうかというところ。我らが野中君は海外帰りのデビュー5年目でキャリアハイを更新した珍しいタイプでしたが、昨年は減量が取れた事もあり成績が急落してしまいました。今年も二桁人気ばかりで騎乗数も最盛期の半分ほどと正念場を迎えています。

あとは・・32期生は坂井瑠星、藤田はなんとかなりそうですが、荻野、菊沢、木幡巧あたりは踏ん張りどころでしょう。荻野なんかとっくに重賞勝ってても良さそうなもんですがねぇ。藤田と坂井と3人でハピプラのインタビュー受けてましたけど、ジャニーズとかに居そうな顔立ちの2人なんで成績が伴えば川田某より人気出ると思いますが、いかんせん関西若手の3年目のジンクスに引っ掛かり、4年目、5年目ではさらに下げてしまいましたからねぇ・・・奮起を期待します。

菊沢と木幡はどちらも関東の中堅というポジションですが、そろそろ上を目指してほしいところです。田辺、戸崎、三浦、吉田隼人、横山武に挑戦できるポジションにはまだ遠いですが、バシシュー、大野、丹内、内田、北村、菅原などは視界に入るでしょう。

33期生以降はまだ減量もありますし、慌てるところではありませんが、覚悟が必要なタイミングでもありますので、しっかりと力を蓄えてほしいところです。



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