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簡単にパーソナルクラウドが作れるSynology BeeStation

パーソナルクラウドは便利なんです

スマホとかで撮った写真データとか、自分で作成した文書とか、音楽ファイルとか、必要なデータに、あらゆる場所からアクセスできるクラウドサービス。GoogleDriveとかDropBoxとかEvernoteとか、いろんなサービスがあるのですが、一定の容量を超えると有料になってしまい、しかもけっこうな料金がかかります。
そういうデータクラウドを自分で所有してしまおう、というのがパーソナルクラウドという発想で、最近のNAS(Network Access Storage)製品を使うと、それを実現できます。

僕は以前からSynology社のNASを使ってデータを管理しており、それをパーソナルクラウドとして使うことで、外出先や旅行先でも、必要なデータを取り出せる環境を作りました。自宅のデスクトップPCでも、持ち歩くモバイルPCでも、スマホでも、ネット環境さえあれば、NASにあるすべてのデータにアクセスできるのです。

便利なので多くの人にお勧めしたいのですが、NASはそれなりに高価だし、導入とか設定とか、ちょっとマニアックなところがあって、人によっては、まだ少しハードルが高く感じるかもしれません。

パーソナルクラウドに特化したSynologyのBeeStation

そんな中で、簡単にパーソナルクラウドを構築できるNASとして発売されたのが、SynologyのBeeStationという製品です。
BeeStationは4TBのHDDを内蔵したNASなのですが、とにかくセットアップが楽ちんそうです。電源とLANケーブルを接続し、QRコードをスキャンすればOKらしいのです。

Synology BeeStation

メーカーの仕様情報を見ると、HDD容量4TBのうち実際に利用可能な容量は約3.45TBらしいですが、普通にクラウドとして使用するには十分だと思います。
製品発表のとき、お値段は約4万円くらいとのことでしたが、Amazonで見たら36,359円でした。(2月7日時点)

PCがなくても使えるっぽい

NASのような製品は、PCを持っていることが前提になっているのが普通だと思いますが、このBeeStationは、設置場所(自宅)にLAN(Ethernet)コネクタを持つWiFiルーターがあれば、あとはスマホのモバイルアプリで設定などもできるようです。

僕はデスクトップPC、モバイルPC、スマホでデータを共有・同期するためにNASをプライベートクラウドに使っていますが、このBeeStationなら、スマホやタブレットしか使わない人でも、気軽にプライベートクラウドを構築できるようです。

モバイルアプリで設定しておけば、スマホで撮った写真や動画も、WiFi接続のある時に自動的にBeeStationに送られ、他の端末からも共有できます。自宅のPCで作成していた書類も、外出先からモバイルPCで、続きを作成したりできます。
Google Driveなどのクラウドサービスにお金を払わなくても、3TBの容量を自通に使えるようになるのは魅力です。
プライベートクラウドに関心がある人には、そこそこの投資で便利な環境が手に入るBeeStationは、お勧めできる製品のように思います。

ただし、BeeStationのHDDがクラッシュしてしまったら、データを全部失ってしまう恐れもあるので、定期的にバックアップは必要かもしれません。データの堅牢性を求めるなら、やっぱりRAIDに対応したNASを使うか、商用クラウドサービスがいいのかもしれません。

よろしければご支援をいただけると助かります。