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週刊青井 #231225

週刊青井は、booost technologiesの代表青井がネットゼロ、ESG、サステナビリティの分野において、気になるニュースをPickし、皆さんにお届けするコーナーです。


今号のPICK UP 

コンクリートによる空気中のCO2固定を証明する方法を開発

東京大学大学院工学系研究科の丸山一平教授と名古屋大学宇宙地球環境研究所の南雅代教授の研究チームは、コンクリートなどのセメントを用いた材料が空気中からCO2を固定した場合の固定量の特定と空気から固定したことの証明を、14Cを用いて同時に行う手法を開発しました。

CCUS / DACへの注目もますます高まっています。

「CCUS」は、「Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage」の略で、分離・貯留したCO2を利用しようというものです。たとえば米国では、CO2を古い油田に注入することで、油田に残った原油を圧力で押し出しつつ、CO2を地中に貯留するというCCUSがおこなわれており、全体ではCO2削減が実現できるほか、石油の増産にもつながるとして、ビジネスになっています。

資源エネルギー庁:知っておきたいエネルギーの基礎用語 ~CO2を集めて埋めて役立てる「CCUS」

DAC(Direct Air Capture、直接空気回収技術)は、大気から直接、二酸化炭素(CO2)を分離・回収する技術のことをいいます。大気中の約0.04 %という希薄なCO2を取り出すため、固体や液体にCO2を吸着・吸収させる、特殊な膜でCO2を分離して回収する、冷却して固体(ドライアイス)にして回収するなどさまざまな技術が研究されています。

産総研マガジン:DAC(直接空気回収技術)とは?

年内の週刊青井の投稿は、本号で最後となりました。
今年も大変お世話になりました。
皆様良いお年をお迎えください🎍

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