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そもそも偏差値ってなに?

長男が高校受験の架橋に入っています。今日も彼の希望する学校の説明会に同席してきました。
中学、高校、大学と受験に関わる子にとっても親にとっても切り離せないワードが「偏差値」。


偏差値偏重主義からゆとり教育に舵を切って、やっぱりそれでは学力低下が激しいからか、また元に戻りつつある昨今ですが、そもそも偏差値って何なんでしょうか?
それを理解しないまま「ウチの子供は頭がいい、悪い」「あと少し頑張れば5~10は上がる」「私の偏差値はもっと上だった」と言っているご家庭も多いのでは。

まずはChat GPTで偏差値についてたずねてみた結果がこちら。(ほんま便利や・・・)
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偏差値(へんさち)は、特定の統計データが平均値からどれだけずれているかを示す指標の一つです。主に学力や試験の成績などの比較に使用されます。以下に、偏差値の基本的な概念と計算方法を説明します。

  1. 平均値(平均点): 対象となるデータの平均値を求めます。

  2. 個々のデータの偏差: 各データが平均値からどれだけ離れているかを計算します。これは単に各データから平均値を引くことで求められます。

  3. 偏差値の計算: 偏差値は、個々のデータの偏差を標準偏差(標準的なばらつきを示す指標)で割り、50を足しています。これにより、平均が50で標準偏差が10の場合、偏差値が平均からの偏差を標準偏差の何倍として捉えることができます。

    1. 偏差値(i) = 10 * (個々のデータの偏差 / 標準偏差) + 50

偏差値の特徴として、平均が50で標準偏差が10の場合、偏差値が60であれば平均よりも1標準偏差上に位置し、40であれば平均よりも1標準偏差下に位置することになります。このように偏差値は平均を基準にして相対的な位置を示すため、異なる試験やデータセット間での比較が容易になります。例えば、ある学校の試験の偏差値が他の学校の試験の偏差値と比較されることがあります。
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そうなんです。まず平均値が出ないと計算できないです。しかも同じ試験を受けてなければ、受験者の正確な偏差値は出ないのです。当たり前ですが、受けた試験が異なる上、他の生徒のレベルも異なる、親と子の偏差値を単純比較することは出来ません。

また平均との偏差を数値化したものなので、受験学年になれば一生懸命勉強するから偏差値が上がるというのも幻で、他の子も一生懸命勉強するので、平均点が上がりやすくなり(または、それを見越して難易度を上げられる)、偏差値を上げるのは簡単ではありません。

長男の中学2年生までの偏差値は50程度でした。私は勝手に、いつもゴロゴロとベッドでYou Tubeばかり見ている長男も勉強すれば、私と同程度の偏差値(30年以上前)はもちろん、偏差値60程度を目指せるのではと期待を胸に学校選びをしていましたが、徒労に終わっています。全く上記のことを理解していない親でした。

それでもいくつか見学に行った学校の中で、彼が自ら行きたいと思える学校が見つかったのは何よりも収穫でした。また、彼なりに頑張っている姿を見て、なんの論理性が無いのも分かりながらも、1点でも上がればと、デパ地下で好物のモンブランを買ってくると、同じように思ってくれていた私の両親のありがたみに今になって気づくものです。

結果は分かりませんが、彼が自ら選ぶ進路を後押ししたいと思っています。


仕事に偏差値は関係ないと言いつつ、少しは子供の偏差値を気にしてしまう、偏差値55の中年男です。
よかったらまた遊びに来てください。


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