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企業内診断士交流会「これからの副業について」 参加記録

企業内診断士交流会に参加し、登壇された先生の講演内容が印象に残ったので、忘れないうちに備忘も兼ねてnote更新します。

企業内診断士とは、ざっくり、独立していない中小企業診断士を指します。ほとんどの方はそう、ということになろうかと思います。
そして、中小企業診断士の東京協会では、企業内診断士交流会が定期的に開催されています。
中小企業診断士の入会する協会はというと、独立していれば協会活動をする時間がとれない。企業内診断士は参加しても、ふだんはサラリーマンであるが故に研究会などに参加してもなかなか仕事に結びつかない、というようなジレンマがありますが、このような企業内診断士向けに特化した交流会はそのあたりをある程度吸収した会合になるように思います。

最近は、日本でも副業解禁な流れになりつつあり、企業内診断士交流会の内容も副業メインになってきているようです。

テーマ「企業内診断士の副業とDX活用」

今回のテーマです。
登壇された先生は税理士兼その他IT系を中心に保有資格多数で資産家でもあります。という経歴だけ拝見すると、「企業内診断士」とは一線を画す立場の先生です。しかしプレゼンは対象も考慮されていた内容で、聞き入ってしまいました。
これはしっかり頭に入れておこう、と思ったのでnoteに残します。
以下から、内容です。

副業の留意点
・マルチでの仕事が苦手な人のは向かない
・時間を作るのが下手だと無理
・アンケートでは必ず良い評価を得る(研修など)
・家族の理解(ほぼ土日はつぶれる一方で家族サービスの時間も確保)

いずれも当たり前なのでしょうが、特に土日はなくなる、という点は覚悟を持って始めなければいけないのだろうな、と思いました。それと、本業との兼ね合いについては、影響を出さないのは大前提として、要領よく立ち回る能力も必要なのだろうとも思いました。

②プロ診断士と年金診断士
・プロ診断士
年収:1000万超
独立:40~50代前半
顧問料:月10万以上
講師(研修):一日10万
対象:民間中心
指導内容:特化型
稼働:フル稼働
・年金診断士
年収:300万~500万
独立:50代~
顧問料:月5万~
研修(講師):一日5万
対象:公的機関
指導内容:一般的な内容
稼働:余暇とバランス型

副業とはちょっと脱線した内容でしたが、プロ診断士(独立)と年金診断士(サラリーマン引退して、年金もらいながら活動している)の違いを表しています。年金診断士を企業内と読み替えても良さそうです。ただ、年金診断士の対象は「公的機関」となっていますが、実際はサラリーマン生活が長いと人間関係ができていてお手伝いできる民間企業も多いはずだと思うんですよね。少し士業としてバリバリ独立している方の視点が強いように感じた点です。

③戦略の違い
・プロ診断士
 特化した売りを作る
  協会活動はそこそこ
 ⇒むしろ自分で研究会を主宰
・年金診断士(企業内)
 人脈作り
 ⇒協会、研究会に積極的に参加

人間関係ができていれば公的中心というわけでもないのでは、と思っていたら、次でやっぱり人脈作りの大切さをおっしゃっていました。さらに、ここでもアンケートでの高評価が大事と重ねて言っておられました。
Youtubeでもなんでも「イイネ」は大事なんだなァなど思いました。
研究会については、独立した方はむしろ自分で主催すべきだ、というのは印象深かったですね。企業内診断士の立場からすると、立ち上がったばかりの研究会に積極的に参加するのが効率良いように思いました。

④副業分野
・講師
・ユーチューバー
・出版
・ネット販売
・ネットコンサル
・社内でのコンサル(子会社など)

意外にもユーチューバーなどが挙げれらていました。ここでの紹介は、自分のウリが通用するかを試すことを念頭に置いています。出版はあまりお勧めではなく(本は簡単には出してくれないから)、これからは「ネットコンサル」が流行るのではないか、という示唆もありました。

⑤講師事業の戦略
・日本で最初に手掛ける
・レガシーの定番ネタは効率が良い(法律・販売・生産管理)
・複数分野をかけあわせたニッチ戦略
・ブーム後の残存需要
・アンケートの高評価

日本で最初、と、定番ネタは相反するようにも思いましたが、どちらも成り立つものだとは思います。それと掛け合わせはやはり誰もが言うのですね。一つの分野では一番にはなれないが、組み合わせればオンリーワンを目指せる、というものです。ブーム後の残存需要なんかはおもしろいですね。

⑥戦略のまとめ
・差別化・・・能力の掛け算
・チャネルの増加・・・何かあったときに思い出してもらえるように
・ポートフォリオ・・・時代の変化で特定分野の仕事はなくなる。複数、新しいことに常にチャレンジ
・不労所得を作る

実際は税理士の戦略や中小企業診断士の戦略、不動産賃貸業の戦略などの紹介もありましたが、企業内診断士の副業とはややずれた内容だったので、ここでは記録に残していません。
チャネルの増加やポートフォリオについては、とにかく飛び込んでなんでもやるのが大事なんだろうな、など思いました。不労所得は資産運用に近いものです。

⑦プロになることについて
・今は3年でプロになれる。
 実務3年くらいしかみんなもうやっていない。でもそれで大丈夫。
 今は変化ばかりですぐに変わるのでむしろ3年でいい。
・ライバルのいない領域
 人より先にやる。
・教えて学ぶ
 5回話すとプロになる。
・実際に自分でやってみる
 自分で事業をやれば、指導できる。

最後はとにかく、飛び込んで、行動して!という内容でした。

交流会

最後は交流会でした。4名の方とお話しすることができました。
みなさま企業にお勤めですが、中には補助金申請の事務局で副業されている方もいらっしゃいましたね。
この企業内診断士交流会では比較的取得して間もない方同士も多く、何から手を付けていいのか、という部分を意見交換できるのも特徴ですね。

以上です!




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