見出し画像

一度手放した本を再購入する

実は昨日、ちょっとした失敗をしでかしました。そこで今日は早朝より古本屋に出勤し、自分の課題を解決すべく営業開始前に読書に勤しみました。おかげで朝から自分の至らなさを学ぶことができました。反省、反省の毎日です。

で、今日読み始めた本は「自分の小さな『箱』から脱出する方法」という本です。現在、まだ前半の3分の1を読んだ程度ですが、本当に学びがある本だと実感しています。

ただ、この本を店主はもう既に2回読んでいます。そして読み終えるたびに古本屋で販売してしまいました。店主は自分専用の本のストックを持っていますが、そこにこの本は入れていません。

その理由は、比較的古本屋で入手しやすい本だから。そして、なんとなく手放したいと思う本だからです。だから読みたくなったらすぐに探して購入します。ただ、今回に限っては、自分の店にある本を読みました。悲しいことに売れ残っていたので在庫を抱えていたのです。

少し話を進めると、普通は自分が気に入った本があれば、その本は本棚に保管するのが普通です。しかし、店主は手放した本を再購入するという行為にメリットを感じています。

そのメリットとは、『ありがたみがわかる』という人間らしい気持ちです。

例えば、自分が「もう一度読むかもしれない」と思って棚に保管している本は、すでに本を手に入れている状態です。そしてその本を読んでいれば、記憶に残っているという状態です。男性であれば、いわばもう既に付き合っている彼女や結婚した奥さんのような存在かもしれません。

それに対して、再購入した本は、一度別れた彼女のような存在です。そのありがたみが身に染みているでしょう。だからもう一度同じ本を読んだとしても、手元に残していた本と再購入した本では受ける印象が少々変わるのではないかと思います。

もちろん再購入にはお金がかかります。たとえ300円程度で購入できる本だとしても、余計な出費となることは間違いありません。しかし、300円で緊張感があるよりよい学びができるなら、そういった読み方があってもいいはずです。もちろん半分は古本屋のポジショントーク的な意見となりますが、あながち見当違いの意見ではないと思います。皆さんも機会があれば、ぜひ挑戦してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?