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好きな日に出勤・欠勤OKな会社にしました。古本屋経営日記。

ある休日の朝、リビングにあるテレビを何となく見ていました。
たまたま、その時間に放映していたのが「がっちりマンデー」でした。

特集していたのは、大阪にあるパプアニューギニア海産という会社で、出勤日・出社&退社時間が自由(フリースケジュール制)、嫌いな仕事はしなくてよい、休む時は連絡してはいけない…という内容でした。

テレビを見て、「フリースケジュール、うちの会社でもできるわ。やろう。」と直感的に思いました。

テレビを見ただけで実行するには、少し不安だったので早速アマゾンのkindleでパプアニューギニア海産代表の武藤北斗さんの本『生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方』を読みました。

読んですぐに「やっぱりうちの会社でもできるわ。」と思ったので、スタッフさん達に話して「フリースケジュール制」を導入しました。

それまでは営業日であれば好きな日に働いて良い事にはしていましたが、基本的にはシフト制で出社・退社時間が決まっていて、休んだり、遅刻したりする時は社員に連絡する事になっていました。

本を読むまでは「休む時は理由を会社に連絡をする」のが当たり前だと思い込んでいました。

本を読んで「理由の報告」いるかな?と考えました。意味が無い事に気づきました。理由が何であれ、休む時は休むし、遅刻する時は遅刻するし。

私は学生時代、体育会系の柔道部に所属していたので、遅刻や欠席などに対してとても厳しい環境にいました。遅刻したら男子は坊主にする、とかそんな世界でしたので、従業員の方から送ってこられる遅刻や欠勤の理由にモヤモヤする事がありました。私の価値観も遅刻癖がある人も、根本的に変えるのは難しいです。フリースケジュールを導入しなかったら、私はずっとモヤモヤしたままだったと思います。

事業内容が古書のネット売買で営業時間にお客さんが来ることがなく、決まった日や時間に出勤する必要がなかったので、フリースケジュールにしても何も問題がありませんでした。

社員(私)、常勤スタッフに用事があって出勤できないとお店を営業できず作業できないので、スタッフさんが来る日は前もって登録してもらっています。先日から休む場合は共有アプリのカレンダーを変更するだけで良い事にしました。フリースケジュールにする前から社員(私)、常勤スタッフも休みたい時は休むなどして、ゆるく働いています。

フリースケジュール制を導入して半年以上になりますが、今のところデメリットはありません。良かった事しかないです。スタッフさんにアンケートをとりましたが、「急用がある時は助かります」など好意的な意見が殆どでした。遅刻に関しては、時間に合わせて急いで来なくてよいので出勤時の事故なども防げるのではないかと思います。

好きな時にきてOK!ですが、お仕事は一生懸命やって頂いています。
日々、頑張ってくれているスタッフさん達には大変、感謝しています。

先日、noteの創作大賞を偶然、パプアニューギニア海産の代表の武藤北斗さんのTwitterをみて知って、母が起業した時の話を応募する事にしました。

フリースケジュールの事についての投稿に「うちの会社もフリースケジュール制導入しています」と返信したところ、武藤さんより連絡があり、zoomでお話しさせて頂きました。写真はzoomの時に撮ったパプアニューギニアの人形と武藤さんです。

今後も働きやすい職場を実現できるよう考えて行動していきます!


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