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連作創作ショートショートのあとづけのような何か

『不穏な人びと』、『漁港』、『湖』

これらの拙いショートショートを伏線になぞらえて、幽霊のでない2000字のホラーを4作品一気に思いつくまま書いた。

不穏な世の中、他人はもしかしたら全員不穏な人であり、他人にとって自分は不穏な人かもしれない。

テーマは愛、不条理、追放と脱出、バッハ

誰かのルーザーストーリーを小馬鹿にしている横でそこに片足を突っ込んでいるかもしれない。
あるいは、そんなことを考える暇もなく、毎日を日々、大事にしているかもしれない。

最初の三作品を書いた去年と僕とで明らかに色々な価値観が変わったりもした。

いずれにせよ、物語を書くのは楽しい。
色々なひとたちが笑えたらいいけれど、皮肉屋の僕はなかなか価値観が変わっても、どの人にも優しいショートショートというのは書けない。

それは裏を返すと、僕が優しくないシニカルでエゴにまみれた人間性を本質として、未だに持っているからだろう。

文才もなければ、優しい文章でもない。
物語を書く資格が僕にあるんだろうか?

色々と悩みは果てない。

勧善懲悪の愛と勇気と希望の冒険物語をいつか書きたい。

言葉はその人を表す。

今の僕は1年前と大差ない嫌な奴かもしれない。

妄想が広がり始めると、音楽が鳴り響き、一気に物語の人物たちが喋りまくる。

独りよがりな気狂いの僕が書く馬鹿げたショートショートはこうして無駄に放出された。

誰も楽しくない物語をどうして書くの?

誰かが僕にそう言った。

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