2019/03/24

本のフェス2日目。あるいは総まとめ。

天気がとてもよかった。神楽坂の街歩きをしているひとも多く、ふらっと入ってきたひとも比例して多かったように思える。
とはいえだからといって本を買うひとも増えるかというとそうでもなく、1日目とあまり差のない売上数だった。ともに30くらいずつ、計60ちょっと。やはり本は「ついで買い」するものではないのだろう、もはや。ついで、に買うようなものは本の世界においてはもうネットに存在しているもの、すなわち情報なのだろう。日用品としての本ではなく、嗜好品としてのそれ。という傾向はどんどん強まるはず。薄利多売ではやっていけない。

lighthouseに限ってかもしれないが、コミックや小説系の読み物はあまり売れなかった。見せ方が悪い、品揃えが悪い、という可能性ももちろんあるのだけど。お祭り系の出店ではあまり手が伸びないジャンルなのかもしれない。次回は点数を減らす。

かわりに増やすのは児童書、絵本。子供連れの割合はやはり多かったし、こどもの「あっ!○○だー!」という声からの駆け寄りは単純にこちらも見ていてたのしいし、それについてきた親がそのままほかの本も見てくれて、あわよくば購入、ということもあるような気がする。今回もたぶんあったと思う。
とにかくおしりたんていへの反応は親子ともに凄まじかった。おしりたんていがあるだけでひとの入りがちがう、気もする。もう店舗の壁はおしりたんていにしようかしら。

どの本を面にするか、目に付きやすい場所に置くか、というのが、イベント販売だとより重要なのかもしれない。チラ見、で「この店には自分の読みそうな本があるかどうか」を判断することが多いらしく、まあよく考えたら自分も客のときはそうしてるんだけど、いまさらそういうことに気づく。気づけたのでよかった、ということにしておく。
なんだこれ?となる見た目的に奇抜な本。誰もが知ってるような本(おしりたんていとか)。おそらくこの2つあたりをバランスよく目につくとこに置く必要がある。本好きにも大きく分けて2つ種類があり、ようはコアなほう深いほうに向かっていくタイプと、とにかく読むのが好きなタイプで、そのどちらも惹きつけるためには「あまり知られてない本」と「みなが読みたいと思うようなベストセラー的な本」の2つが必要になる、という感じか。当たり前か、この話。

2日目はこだまさんファン率が高かった。SNS効果はやはり強い。が、これが効くのは都内だからなのだろう。たとえば志津なんかになるとどれだけSNSで宣伝しようがバズろうがあまり普段と変わらない。まあ、「わざわざ」とまでなるほどの強い魅力がない、と言われればそれまでなのだけど。でもやっぱり差はあるよね。距離的な差と、情報浸透力的なそれ。なんだかんだいって情報が行き届くのは都会だよね。志津なんて話題になってるコミックが売れ出すの数ヶ月から半年後だもの。これは僕より長く店にいるひとも言ってるから確かだと思う。

こだまさんの話に戻してしまうと、ZINEを買ってくれたひとがベルク郎さんの知り合いで、わーわーすごいですねわーわー、とやってそのあとツイッターを見たらどこかで見覚えのあるタッチの絵を描いてるイラストレーターさんで、やばい、たぶんこれけっこうなやり手イラストレーターさんにしょうもないZINEを売りつけてしまったぜ、ぐへへ、などと思っていたのだが、こだまさんから『主婦病』の表紙絵を描いてるひとですよ、と教えてもらい、合点がいくと同時に目が点になった。んまっ!!
志津で『主婦病』はちょっとしたコーナーを設けて置きつづけていて、たしか30冊は売れてるはずで、なのでこのつながりにはマジヤバイウケる、とギャルにならざるを得なかった。星野ちいこさん。みんなツイッターなりなんなりで検索してほしい。そして『主婦病』も読んでほしい。なぜ『主婦病』を本のフェスに持っていかなかったのか、いまさらながら後悔している、がしかしあたしはもうギャルなのでマジヤバイウケる、ですべてが落ち着く。ギャルは何事にも動じない。

何の話をしていたか忘れたがギャルだから気にせず終える。ウケる。

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