2020年1月の営業報告
新年1発目の営業報告です。めでてぇ...。
まずは寄付と「ちょきん」の結果報告です。
小屋90点ウェブストア37点の計127点の売り上げでしたので、127×10円で1270円ずつの寄付&「ちょきん」となります。
寄付先はビッグイシューさんにしました。寄付ページはこちらから。
都内ではよく見る『ビッグイシュー』の販売風景ですが、大学で東京に出てくるまでその存在を知りませんでした。350円と安価ですが、中身は充実してます。路上で買うのは勇気がいる、というひとは定期購読や通信販売もあるようなのでそちらをご利用ください。
どうやら千葉県、少なくとも幕張にはまだ販売者がいないようなので、いずれ当店でも仕入れて販売所になろうかと思います。まだ小屋で物理的な制約がありすぎるため難しいですが、インフラの整った本屋になったらはじめましょう。
そしてこの『ビッグイシュー』ですが、近々450円に値上げをするそうです。そのことに不安を覚える販売者も多いようです。
でもこの取り組みを続けるためには、つまりビッグイシューという会社を存続させるためには、仕方のないことのようです。そもそもこのビッグイシューという会社自体がジレンマ(=路上生活者を自立させるのが目的→それが達成されると販売者がいなくなる→ビッグイシューは潰れる)を抱えているのですが......とにかく応援せねば、というやつです。
それでは気になる収支報告です。
・収支報告(すべて税込)
支出
本や雑貨の仕入れ:243,240円
備品とか:25,239円
寄付+「ちょきん」:2540円
収入(小屋+ウェブストア+卸売)
小屋:105,877円(90点)
ウェブストア:60,192円(37点)
卸売:4150円
計:-100,800円
どーん!赤や!!愛でてぇ!!(懇願)
理由は明らかに「仕入れ過多」なのですが、これにはいろいろなワケがありましてゴニョゴニョ......
・新規仕入れ先の使い方を検証していた
→「子どもの文化普及協会」さんとの取引をはじめました。こちらは条件が「買切/基本7掛け/送料1箱720円」で、神田村の取次さんより掛け率がいい(けど店売持ち帰りではないから送料がかかる)というのがlighthouseにとっての特徴です。
で、やはり問題が送料で。いくら掛け率が平均8〜10%低いといっても送料が720円かかるとなると、ある程度の金額分を発注しないとその720円分が逆に仇になってしまうわけです。仮に10%掛け率が低いという設定にして計算すると、定価(税込)1万円分の本を発注した場合、
①神田村(80%)→1万円×0.8=8000円 送料なし(持ち帰り)
②子どもの文化→1万円×0.7+送料720円=7720円
という計算になり、子どもの文化さんで発注したほうが安く上がるということになります。とはいえ1万円以上の発注というのは現状の売り上げ規模では結構なアレです。ということで今後はどのような形で使っていこうか、使い分けていこうか、みたいなことを実験していこうかと思います。
・大口発注(フェアとか)が重なった
『ブードゥーラウンジ』『校正者の日記』『異人と同人』『せいいっぱいの悪口』などなどを10〜30冊ずつ仕入れたりしています。さらには3ヶ月ごとの実売精算で取引をしてくれている書肆侃侃房さんへの支払いサイクルが1月に来たこともあります。フェア用のはこれから売れていって黒に転換されていくわけですから(本にそれだけの力があるので)、問題ありません。書肆侃侃房さんもいつもありがとうございます。助かってます。
ほかにも爪切男さん1日店長イベントのときの鍋準備とか、ストーブ用のガスカセット(燃費悪い)など、細々とした出費が重なっているのもあります。まあこのへんは、というかぜんぶ必要経費なので、今後の回収に期待!!
先月の営業報告でチラッと書いた元日営業ですが、見てのとおり客数/売上ともに過去最高レベルとなっております。
やはり元日は凄かった。常に小屋の前をひとが通り、「なにこれ?」「本屋だって」「へー」みたいな声がずっと聞こえてきているような感じでした(神社、最長で1時間待ちだったらしい)。とはいえ小屋に足を踏み入れるひとは割合的には多くないわけですが、それでも「ここに本屋がある」ということを認識してもらえたことに大きな意味があると思います。特に地域向けの広告などを出せているわけではないので、なおさら。初詣のおかげで広告費がかからなかった、という感じでしょうか。ありがたや〜。
11日は爪さんのイベント日なので、これもまた好調です。鍋、ほんとうに楽しかった。散歩中の(なんもわかってない)爺婆夫妻もいっしょに鍋を食べたりしました。おじいちゃんが昔の武勇伝(ちょいエロ)を3回くらいリピートしていて、介護職の僕の母(爪さんに会いにきた)が車椅子のおばあちゃんの相手をしながら「おかあさんいるのに何いってんの〜」などとおばあちゃんに話しかけ、おばあちゃんは「こまったひとねぇ」という感じで楽しげに笑っていたりなどしているのを見て、なんだこの平和な会は、となりました。
爪さんはいい感じに小屋(のレジ)におさまっていました。でこ彦さんが来てくれたり、小林エリコさんや梶本時代さんなどもワイワイガヤガヤと集まり、皆で鍋をつついていました。冬の鍋会は定期的にやっていこうと思います。次回は2/15(土)の仲西森奈1日店長イベントで開催予定です。晴れてたら鍋やります。
イベント関連はほかにもいくつか決まっているのでお知らせしておきます。tsugubooksさんとのイベントは申込は必要です。
そういえば「こども読書ちょきん」ですが、いまだ利用者は0です。このまえこどもたちが複数来店したので仕組みだけ説明しておきましたが、そのときは小屋には待ち合わせで来てただけだったので利用はなしでした。あとこれまた気づいたのですが、「遠慮して使わない」という可能性が大です。たしかに自分が小さい頃のことを想像すると、「うひゃー!タダやー!」とどちゃくそ買えるようなメンタリティは持ち合わせていなかったな、と。まあでもいいんです。大事なのは「読みたいと思ったときに気兼ねなく読める」環境を整えておくことなので、この取り組みは長いスパンでやっていきます。種まき。収穫は10〜15年後の予定。
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